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グルメグルメ

2016.01.15

6種類の野菜で作る秘伝ダネ
パリパリ一口餃子の店「天華」

writer : 松田きこ


観光客で賑わう難波の大通りから少しそれると、幅3mほどの石畳の路地がある。「法善寺横丁」と呼ばれる高級割烹からカジュアルなお好み焼き屋、バーなど約60店もの飲食店が軒を連ねるグルメスポットだ。この横丁内のビル3階にある「天華(てんか)」では、国産材料のみを使ったヘルシーな一口餃子とママお手製の一品料理が味わえる。餃子は6種類の野菜と赤身の豚ミンチでタネを作り、小ぶりの皮に包んでパリっと焼く。ニンニクを使わず、あっさり食べられるとあって女性にもファンが多い。国産もち豚を使ったトロトロの角煮をはじめとした一品料理も合わせて楽しみたい。

賑やかな法善寺横丁にあって、家のようにくつろげる気軽な店


法善寺を中心に栄えた横丁は、多くの落語家や文化人などに愛されてきた。風情ある石畳の両側に小さな飲食店が軒を連ね、夜の帳がおりる頃から勤め帰りのOLやビジネスマンが多く足を運ぶ様子は、今も昔も変わらない。すれ違えば肩が触れ合うような狭い路地は、なんともいえず趣がある。天華の入るビルの入り口を見過ごさないように注意しよう。

エレベーターで3階まで上がると目の前がお店だ。カウンターとテーブルが2つの、こじんまりした店をママが一人で切り盛りする。テーブル席は最大15名座れて、ちょっとした集まりに利用されることも多い。細長い丸テーブルを仲間と囲み、ビールジョッキを片手に餃子を食べていると、いつしか横丁の喧騒が遠ざかる。

6種類の野菜をたっぷり使ったヘルシーな餃子


看板メニューの餃子(1人前8個450円)は、豚ミンチとキャベツ、ニラ、シイタケ、人参と、野菜がたっぷり入ったタネを毎日店で手包みする。実はもう1つ秘密の具材があるそうだがそれはママのみぞ知る…何が入っているか気になるところだが、一度箸をつければ食べるのに夢中でそんなことは忘れてしまう。醤油とお酢のシンプルなタレに、自家製のちょっと辛めのラー油をつけていただく。ヘルシーで野菜の旨味がたっぷりの優しい味は、女性でもどんどん箸が進む。

絶品キムチと餃子の掛けあわせでオリジナルメニューが誕生


キムチとマヨネーズをトッピングしたキム・マヨ餃子(1人前5個580円)もおすすめだ。日本屈指のコリアタウン、鶴橋のキムチ店から仕入れるキムチは、もとはアテとしての単品メニューだった。その味が餃子と合うことから、餃子にのせるメニューが生まれたそう。
パリパリの餃子に、シャキシャキしたキムチの食感と辛みがよく合い、そこにマヨネーズのマイルドさが加わる、オリジナリティ溢れる一品だ。餃子は他に水餃子鍋(850円)もある。

まる2日かけて仕込む、トロトロ角煮


国産もち豚トロトロ角煮(780円)はまる1日煮た後、冷まして脂をしっかり取り除き、もう1度煮てヘルシーかつトロトロになるように仕上げる。2日かけて丁寧に仕込まれる角煮は絶品。「素材が良ければ、大げさな味付けはいらない」と最低限の調味料で煮られ、豚の甘みを存分に楽しめる。

愛情のこもった手作り料理を楽しみに訪ねよう


ママは店を構えて20年、法善寺横丁に移ってからは11年になる。地元の常連や出張の度に来るリピーターで賑わう人気店だ。店で使う材料はすべて国産のもので、安全にも気を配っている。味と素材、その両方に気を配り、毎日その日の分だけ一人で餃子を包む。ママが作る一品一品から愛情が伝わる。その温かさを楽しみに出かけよう。

スマートポイント

  • 野菜がたっぷり入った餃子はあっさりして脂っこくないのがポイント。こんがり焼かれてパリッとした皮がミンチや野菜の旨みを閉じ込めている。
  • 口の中でほどけるようにとろける角煮。じっくりしみこんだ味が口いっぱいに広がって、ビールが進む。
  • 餃子はテイクアウトや地方発送可。ただし手作りなので、数がない場合もあり、注文はお早めに。

ライターのおすすめ

わざわざ餃子を食べに行くことが少ない女性でも、「天華の餃子なら」と店にやってくる。味はもちろんだが、ママが一人で切り盛りしているので、女性グループや一人でも気軽に入りやすい。

松田きこ

おいしいものを食べるのも作るのも大好き、お酒はもっと好き。取材の旅先で酒蔵や温泉を訪ねるのが趣味です。

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