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観光観光

2016.04.14

桜の名所は見所いっぱい!
自然を満喫、名護城公園

writer : Misa Alta

沖縄県営名護城公園(なんぐすくこうえん)は、名護市街地の東側に位置する名護岳麓近くにある史跡「名護城」周辺に、広域公園として昭和38(1963)年より整備が進められてきました。「桜の名所100選」にも選ばれた、71.1haの園内には、AからKに分かれた計11のテーマ別のゾーンがあり、桜の季節の観光だけではなく、それぞれの季節に沖縄の自然を楽しむことができます。

水の音に癒される「せせらぎ広場」

名護城公園
「名護さくら祭り」メイン会場となる、公園南口わきを流れる「幸地川」沿いに、Iゾーン「せせらぎ広場」があります。名護市のモデル下水道事業、幸地川河川整備事業の一環として整備されたこの広場には、人工の滝が流れています。人工とはいえ、、東屋に設けられたベンチに座り、涼しげな水の音を聞くと癒されます。周囲には、ヒカンザクラ、イスノキ、ヤマモモ、サガリバナ、ハイビスカスなど、約170本の木が植えられています。5年後、10年後にはもっと枝を伸ばして、お花見にピッタリの場所や気持ちのいい木陰を作ってくれるでしょう。また、天然河川の幸地川の周辺には広場から降りられるので、容易に水辺のようすを観察できます。広場内には小さな田んぼもあって、近所の保育園や学童の子ども達による米の二期作が行われています。
天然河川の幸地川の周辺

「ノッポ椰子の広場」、「ウーマク広場」と「名護城跡」周辺

名護城公園の南口から北口へ走る道路は、マイナスイオンがたっぷり降り注ぐ気持ちのいい場所です。 足腰に自信のある人はこの道をたどって、ビジターセンターのある場所まで歩いて行くこともできますが、園内には、いたる所に駐車場が設けられているので、車で回ることもできます。この道を南口から坂を登って行くと、Aゾーンの「ノッポ椰子の広場」があります。
ノッポ椰子の広場
この広場は、公園として整備される前に植物園があった場所だそうで、その名残の見事なヤシの木のある広場です。この広場を散策路に沿って進んで行くと、全長98mのつり橋、「さくら橋」があります。欄干には美しい桜の模様がほどこされています。
さくら橋
周囲に広がる緑鮮やかな、やんばるの森と城川(グスクガ-)を眼下に橋を渡ると、Bゾーンの「ウーマク広場」へと続きます。ここには観光の途中に子ども達が思いっきり体を動かして遊べる遊具が設置されています。また、ノッポ椰子の広場駐車場の東側には、14世紀頃の名護按司(あじ)の居城であったといわれている、石垣を持たない名護城跡があり、その周辺には神社や聖域が点在しています。 集落跡地というこの場所には気持ちのいい空気が流れています。
ノッポ椰子の広場駐車場の東側
集落跡地

沖縄の冬を彩る、鮮やかなヒカンザクラの園

太陽の丘園路沿いの桜

太陽の丘園路沿いの桜(写真提供:名護城公園)

平成2年3月3日、「日本さくらの会」によって、桜の名所100選に選ばれ、現在では2万本以上の桜のある「万本桜の名所」になった名護城公園ですが、もとは昭和3(1928)年に名護城神社の神殿と拝殿の改築を記念して、城青年団が約50本の桜を参道に植えたのが始まりだそうです。園内のいたる所で桜を楽しむ事ができますが、Dゾーン「さくらの園」は斜面を覆う桜の林です。
さくらの園
ヒカンザクラの咲く1月から2月上旬を過ぎると、黄緑色の若葉が目を出します。そして3月には、青々と茂る桜の若葉の下に咲く色鮮やかなツツジを楽しむことができます。
色鮮やかなツツジ
名護城公園のさくらの園では、鮮やかなピンクの桜に熱帯のヒカゲヘゴ、という南国ならではの景色も観賞できます。

ビジターセンターは心地良い「Subaco」の中

「さくらの園」の散策路を登り切ると、車道を挟んで上の方に建物が見えます。もともとは展望台のあった場所で、2015年7月1日にグランドオープンした、「名護城公園ビジターセンター Subaco(すばこ)」です。
一見、おしゃれなカフェに見えますが、来園者がお弁当や飲み物を自由に持ち込むことができる公共施設です。
名護城公園ビジターセンター Subaco(すばこ)
施設内
もちろん、併設されている、カフェでドリンクやコーヒーも注文できます。
オリジナルソーダは名護湾へ沈む夕日をイメージした、ハイビスカスがベースの「ILLY」(イリ:方言で「西」の意)と、ヤンバルを吹き抜ける風をイメージした、シークヮ―サー果汁に生姜風味の「KAJI」(カジ:方言で「風」の意)の二種類です。そして、自家焙煎のコーヒー豆は、有機栽培されたタンザニア産のキリマンジャロで、フェアトレード(開発途上国の生産者をサポートするシステム)製品です。また、名護市内で栽培された野菜や、スタッフが手作りしたかわいい小物などの販売も行っています。
手作りしたかわいい小物
Subacoからの眺めは、真下には、さくらの園が広がり、その向こうに名護市街地、そして本部半島から読谷村の残波岬まで広がる青い海と大きな空、という絶景です!
Subacoからの眺め

スマートポイント

  • 毎年4月と8月に「せせらぎ広場」で行われている田植えには、空きがあれば当日に飛び入り参加することも可能です。また、7月と11月には稲刈りも行われます。
  • 毎年春に一回、「名護城公園ナゴラン着生体験」を行っています。着生した株ごとに参加者のラベルを付けるので、沖縄観光の記念にもってこいです!
  • 日時計のある「太陽の丘広場」やビジターセンター横にある琉球松が美しい「なかゆくい広場」、園内一広い芝生広場がある「ガンジュ―広場」から見る夕日もおすすめです!

ライターのおすすめ

天気がいい日にお弁当を持って行くのがおすすめです。公園内にはピクニックテーブルや東屋、トイレも整備されているので、各ゾーンを回りながら一日ゆっくりと過ごせます。

Misa Alta

沖縄には、ここにしかない興味深いモノや場所がたくさんあります。多くの人に沖縄の持ついろいろな顔を知ってもらえたらいいなと思います。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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