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2019.09.09

北海道旅行の「雪道対策」
転びにくい歩き方のコツ

writer : 編集部

北海道はご存じのとおり雪国です。車道にも歩道にもたくさん雪が積もります。 観光ルートになっている市街地の雪道は、除雪が行き届いているところが大半ですが、それでも多くの人がすべって転んでしまうことも珍しくありません。しっかり備え、転んでケガをしないコツを覚えてから出かけましょう。

転ばないためのコツ5

北海道道民でもよく転倒します。しかし、大けがになることはあまり多くありません。長い間、雪国で生活していると、歩き方のコツをつかんでくるからです。
さて、そのコツですが、一番大事なことは、まず雪道を歩くときに気をつける場所を把握しておくことです。

雪道で転ばない5つのコツ

脇見せず、前方と足下の一歩先を見て歩く

旅行中は話に夢中になったり、店や建物を探してキョロキョロすることも多いと思いますが、車の運転中、頻繁に前後左右を確認するように、雪国を歩くときは常に前方だけでなく、足を運ぶべき一歩先を確認しながら歩くのが、安全への第一歩です。
歩きスマホは雪がなくても危険ですが、雪道では命取りになります。インターネットを使って地図などを見る際には必ず止まって、歩行者の邪魔にならない場所で確認しましょう。

重い荷物は背負いましょう

手をポケットに入れたり、両手で荷物を持つという行為は、転んだ際に大けがにつながるのでやってはいけません。片手に大きな荷物、重い荷物を持っていると、左右のバランスが悪くなり、転倒の原因となります。荷物が多い場合は、リュックサックのような両手があくバックがもっとも安全!キャスター付きのスーツケースは、雪道では使えないこともあるので注意が必要です。

歩幅を狭く、足裏全体を使って歩く

大股で歩くと、片手に体重がのります。体重移動が大きくなり、その分、片足にかかる負荷が増え転倒しやすくなります。
歩くとき、通常なら片足をカカトからあげ、つま先で蹴り、足をつくときにはカカトから地面につきます。しかし、雪道では「足全体を平行にあげ、足全体を平行のまま下ろす」くらいのイメージで歩いたほうが、地面につく足の面積が広くなり、摩擦係数が大きくなるので、すべりにくいのです。
よちよち歩きのようですが、それが一番安定しているといえるでしょう。ペンギンをイメージしてください。
体は若干前かがみにして、膝を曲げ、重心を前にしたほうがより安全です。

靴底に、すべり止めをつける

「ハイヒールは論外」なのは周知の通り。雪が靴に入り込まない防寒靴やブーツを履くことはいうまでもありませんが、一番いいのはすべり止めがついたタイプ。
北海道の靴屋には、凍結路面仕様のスパイクやすべり止めがついたブーツや防寒靴(冬靴)が数多く並んでいますが、いまでは通販でも手に入りますで、あらかじめ買っておくと便利です。
とはいえ、靴を新調するのは……という方もいるでしょう。そんな人には便利な方法がいくつかあります。ひとつは、ピンやすべり止めを靴底につける方法です。自分で貼るものも売っていますが、靴屋さんに頼めば、靴にピッタリなものをつけてくれます。
また、アタッチメントと呼ばれる着脱式の滑り止めを、靴に付ける方法もオススメです。アタッチメントは、ツマ先やカカトだけにつけるタイプと、靴全体につけるタイプがあり、これも靴屋さんで手に入ります。(北海道のコンビニや通販でも売っています)

砂が撒かれている場所を歩く

札幌など、都市部では、歩道のあちこちに「砂袋」が置かれていて、凍結しやすい場所に、砂が撒かれています。これがスパイクの代わりになってすべり防止になっているので、そこを歩くようにしましょう。 ただし、砂の上に雪が降り、それが溶けてから凍り、砂が見えるけれど、表面はただの氷!ということもあるので、注意が必要です。
道に置かれている滑り止め

雪道を歩くときの注意点5

すべりそうな場所を把握して、すべらない靴を履けば万全というわけではないのが、北海道。もう少し、注意が必要です。

手袋を履く

北海道では手袋をすることを「履く」というのですが、雪道では手袋は重要です。
ポケットに手を突っ込まないとか冷えないとか、そういう意味だけではなく、転倒した際に大きなケガにならないために必要なのです。指を骨折する人は、11月や3月など比較的暖かい時期に多いのですが、その原因は路面が滑る時期というだけでなく、手袋をしていないからだといわれています。

タイトなスカートは避ける

片足がすべったとき、人は無意識になんとか転ばないようにしようとします。しかし、タイトスカートや極端に下ろしたローライズジーンズなどを履いていると、体の自由がききません。できるだけ、スポーティーな装いが理想です。

急発進、スピード違反は厳禁

歩行者でも、急に歩き出したり、走ったりすると、転倒の危険度がアップします。あせらず、ゆっくり、時間に余裕をもって行動しましょう。

フード付きは視界に注意

北海道では吹雪でなくても、真冬にはあまり傘をさしません。パウダースノーなので、はらえば落ちるからです。
風が強く雪が降っている日は、フードをかぶっていることが多いので、みな左右の視野が狭くなっています。「あっ! 車!」と思ってあわてて動くと、交通事故になる前に、転ぶという「自損事故」になりかねません。 首を左右に振って、ちゃんと安全確認して歩きましょう。

雪道に見えるアイスバーン

アイスバーン
一見、降ったばかりの雪道に見える道路。しかし、その実態は、アイスバーン……というのは、北海道ではよくあります。
薄く積もった雪が、アイスバーンを隠している状態なのですが、これが実にやっかいです。雪が靴底の凹みを埋めてしまい、その平らになった靴底で、アイスバーンを歩くことになるからです。充分注意して歩きましょう。

以上が、冬の北海道の歩き方のコツです。
「わかった!これで大丈夫!」と、思っていただけたでしょうか。
しかし、ちょっと慣れてきたころが危ないものです。帰るまで、気を抜かずに歩きましょう。とくに、お酒を飲んだときは慎重に!

※こちらは、公開日が2017年12月29日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

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