Go To キャンペーン(トラベル事業)の期間について

Go To キャンペーンのトラベル事業において、明らかになっている期間と、そうでない未定の期間の情報があるので、まずはこちらを把握ください。
①事業開始日:確定/7月22日宿泊より(または出発)
②割引販売実施日:確定/7月27日準備ができた業者から開始
③地域共通クーポン開始日:未定/9月以降
④終了日:未定
上記のようにGo To キャンペーンには4つのキーとなる期間があり、2つが確定、2つが未定となっています(7月14日17時時点)。
7月22日(事業開始日)=割引される最初の日

事業開始日の7月22日はどういった日になるのかというと、この日からの宿泊、及び出発に関して、割引の対象となる最初の日にあたります。
対象者は7月22日から宿泊の方(7月22日から出発の方)が対象になります。
この割引に関しては、どうやったら行われるのかはこちらでは詳しくは語りませんが、割引販売実施前の予約に関しては、旅行者自身が旅行終了後に、各自で申請手続きを行う必要があります。そして、割引額については最高35%(旅行代金1/2の70%)になります。また、上限は1泊14,000円(20,000円の70%)となります。
7月27日(割引販売開始日)=割引後の旅行が買える日

7月27日から旅行業者、予約サイト、宿の直販予約システム等、準備が整った業者から割引価格での旅行販売を開始する日になります。ここで重要なのは「準備が整った業者から」と書かれている通り、準備ができたところから販売となるため、準備が遅れてしまった業者に関しては、7月27日以降になってしまうというところ。
割引価格のものを買うことで、支払う段階で割引されているので、購入者としても申請する手間が省けます。割引額は最大35%。各自で申請するときと割引率は同じになります。
地域共通クーポンは9月以降

旅行代金に対して35%の割引となるGo To キャンペーン(トラベル事業)ですが、旅行代金の15%分に相当する地域共通クーポンがもらえるようになるのは9月以降とされています。こちらについては、旅行先のお土産や観光施設などいろいろなものに利用できるとされていますが、現時点ではまだどこで利用できるかなどは決まっておりません。ただ、旅行代金の15%ということは、家族旅行(仮に10万円として)で言うと1万5,000円もお得になります。
まだ、旅行の日取りが決まっていないのであれば、9月以降の方が断然お得ですね。
終了日が決まっていないことで必要な注意

Go To キャンペーン(トラベル事業)の終了日はまだ決まっていません。ここで注意すべきなのは、必ず終わりの日は設定されるという事。そして、それはキャンペーン開始前に予約された方にも同じ終了日が適応されるという事。現在、開始前の予約も7月22日以降なら対象とされていますが、終了日以降の旅行は対象外になります。
当初開始から6ヵ月などいろいろ情報は出ていますが、先の旅行を予約している場合は、対象にならない可能性があるということは理解しておいた方が良いと思います。
割引販売開始日に予約した方がいいのはこんな人

すでに予約済みの人も対象になったGo To キャンペーン(トラベル事業)ですが、いつ予約しようか迷っている方も多いのではないでしょうか?
ここで、割引開始前に予約した方がいい人と、その理由をお伝えします。
割引販売開始前(7月26日迄)に予約をした方がよい人
=出発日が決まっていて既に休みを取っている人(特に8月)
です。
(理由1)飛行機の座席
2020年4月以降、コロナの影響で各航空会社は減便を余儀なくされています。それは今でも変わりません。飛行機の座席供給が少なくなっているので、当然、乗れる人数は昨年と比べると減っています。現在はコロナ影響で旅行する人自体が減っているのでバランスは保てていると思いますが、当然、旅行需要の多くなる8月については、座席の供給は足らず、満席になる日程も多くなると思います。
割引開始前でも、最大35%対象になると確定しているので、すでに休みを取っているのであれば、急いで予約しておいた方が良い理由の1つがこれです。
(理由2)ホテルの空室
理由1と似ていますが、ホテルについても同じく人気の日程は埋まってしまう可能性があります。それは、飛行機とは少し違う理由です。
新型コロナウイルス感染症の影響で、大きな経済的被害を出している宿泊施設に対し、各都道府県はGo To キャンペーン開始前に、県民需要を喚起させるキャンペーンを開始しています。
Go To トラベルキャンペーンだけじゃない!47都道府県・全国旅行割引まとめ
これにより、人気の日程に予約が重なり満室になってしまうことも考えられるのが2つ目の理由です。実際に、ホテルによっては、この県民需要により満室の日が増えているところも出てきています。
(理由3)割引販売開始以降は制限がかかる
7月27日以降、準備が整った旅行会社・予約サイト・ホテルから最大35%安くなった旅行が販売されますが、注意をしたいのは「上限がある」ということ。Go To キャンペーンの予算は今までのふっこう割などで使用された予算に比べると桁が違いますが、それでも予算の上限は決まっており、各旅行会社・予約サイト・ホテルに振り分けられる予算の額は決められたものになるため、そうなると当然予約数も制限されることになります。
旅行者自身が申請し還付を受ける7月26日までの予約については、現在上限は設けられていません。なのでそれまでの期間は予算がないから割引されない、という心配をせず予約をすることができるのです。
以上、3つの理由から、すでに旅行の計画をして、旅行に行く日が決まり、休みもとっている方については、7月26日までに予約する方が良いというわけです。
予約を待った方が良い人は、どういう人なの?という疑問を持たれる方もいると思いますので、簡単に言うと「まだ予定が決まっていない人」と回答できます。
まだ何にも予定が決まっていないなら、地域共通クーポンが決まってから、それを利用できる日程で予約をされる方が価格的にも最大50%得することになりますし、無駄に旅行先を混雑させることもないので、まだ旅行が決まっていない人は焦って予約をする必要はないと思います。
大事なことは旅行先に感染を広げない行動

Go To キャンペーンは移動が伴いますので、感染拡大させない対策が必要になります。5月以降に業界別ガイドラインができ、ホテルや観光業界、バス団体などそれぞれに感染拡大をしない取り組みが敷かれています。それぞれ各企業は、そのガイドラインを基にし、多くの対策を取り、新型コロナウイルス感染症に対する対策を遵守しています。
ここで一番注意しなければならないのは、ホテルや施設は対策済みでも、旅行に行く旅行者自身にも必要な対策をとり旅に出てもらう必要があることです。いくら旅行先が対策がとられていたとしても、旅行者自身が何もしていなければ、リスクは高まり、その数が多ければ感染拡大につながってしまいます。
6月19日に旅行者視点での感染防止に関する留意点をまとめた「新しい旅のエチケット」が公表されました。現在生活の一部になっている”新しい生活様式”のように、この「新しい旅のエチケット」も旅行に行く場合、知っておかなければならない情報です。旅行に行く前に熟読して、安心安全な旅を楽しみましょう。
新しい旅のエチケット(国土交通省・観光庁資料)