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観光観光

2017.10.06

大阪歴史博物館は驚きの空間
時空を超えた撮影スポット

writer : 塚本隆司

大阪城に通天閣やあべのハルカス。今や世界中から観光客が訪れる大阪。その大阪の歴史を1350年前の飛鳥時代までさかのぼり、今に伝えてくれるのが大阪歴史博物館だ。
大阪歴史博物館外観
お堅い名前から想像しがちな難しい博物館ではない。ビジュアル的にも工夫を凝らした展示は、見れば圧倒されるおもしろさ。しかも、常設展示は一部の資料を除き基本的に撮影OK。歴史の1ページに紛れ込んで撮影すれば思い出深い写真が撮れる。
地下に眠る遺構をめぐる遺構見学ガイドとあわせて紹介したい。

大阪の中心地に現れた古墳時代の高床式倉庫

NHK大阪放送局と隣接して建つ特徴ある外観
大阪歴史博物館は、大阪城のすぐ近く。最寄り駅は、地下鉄谷町線・中央線の谷町四丁目駅。駅のすぐ近くにNHK大阪放送局と隣接して建つ特徴ある外観で、すぐにわかる。
石のベンチのようにならぶ石柱や丸い印は倉庫の柱の跡
敷地内に現代の大阪には不似合いな高床式倉庫。古墳時代(5世紀頃)のものを復元している。ここには同様の建物が複数、しかも規則正しくならんでいた。石のベンチのようにならぶ石柱や丸い印は倉庫の柱の跡を示す。同時代で最大規模の法円坂倉庫群だ。
昔ながらの技術を物語っている柱に残る工具の跡
内部は毎日12時半から13時まで無料で観覧できる(雨天中止の場合あり)。ガランとしているが、実はすごい。家形埴輪や古墳時代の建築部材を元に、同時代と同じ建築方法を用いて復元した。柱に残る工具の跡が昔ながらの技術を物語っている。
現代のような加工技術がない時代、木材を板状にするだけでも困難だったことを想像しながら見学すると楽しさ倍増だ。

幻の都、難波宮が眠る地下遺構

大阪が難波(なにわ)と呼ばれていた頃、大化の改新(646年)で都が飛鳥からこの地へ移ってきたのが難波宮。以来150年間、日本の首都や副都が置かれた。
難波宮の遺構が発見されたのは昭和29(1954)年からの発掘調査。それまでは、幻の都といわれていた。遺構は大阪歴史博物館の地下で見られる。
一部がガラス張りになっている1階ロビーの床
大阪歴史博物館1階ロビーの床の一部がガラス張りになっている。のぞくと柱の跡。ここに当時の建物があった。
NHK大阪放送局の地下遺構
ボランティアガイドによる遺跡探訪ツアーに参加するとNHK大阪放送局の地下遺構が見られる(無料)。時間など詳しくは公式ページを参照。
館内にあるARスポット
「AR難波宮」の再現画像
AR技術を使ったスマホアプリ「AR難波宮」では再現画像が見られる。アプリは無料でダウンロードできるので、個人でも利用可能だ。館内にもARスポットがある。(一部、利用できない機種あり)

見応え抜群の大阪歴史博物館、いにしえの都にタイムスリップ

古代の大阪の雰囲気を感じたなら、大阪歴史博物館内もより楽しめる。
館内は、大きく4つのテーマがフロアごとに分かれている。10階は古代、9階は中世・近世、8階は歴史発掘、7階が近代・現代。エレベーターで古代の10階まで上がり、順に大阪の歴史をたどっていくことになる。
原寸大で再現された奈良時代の難波宮大極殿
朱塗りの円柱、官人たちの出迎え
まず古代のフロア(10階)に踏み込めば、きっと驚くはず。奈良時代の難波宮大極殿が原寸大で再現されている。朱塗りの円柱、官人たちの出迎え。宮廷儀式の最中のようだ。まさにタイムスリップ。写真を撮りたくなる風景ばかりだ。
難波宮の模型
難波宮の模型もあり、当時の姿をよりイメージできる。
中世・近世のフロア
映像とジオラマで再現
中世・近世のフロア(9階)は、織田信長が本願寺勢力と戦った頃や安土桃山文化が花開いた時代の大阪、天下の台所といわれた大阪を、映像とジオラマで再現している。

「心ブラ」ってナニ?大阪心斎橋筋をぶらり体験

発掘現場を原寸大に再現したコーナー
遺跡の発掘現場
8階フロアは、遺跡の発掘現場にまつわる展示。本物の土器に触れられるなど、子どもたちの自由研究にもなる資料がいっぱい。なかでも、発掘現場を原寸大に再現したコーナーでは、普段目にすることがない体験だ。
大正末期から昭和初期の心斎橋筋
どこか懐かしさを感じる風景
近代・現代のフロア(7階)は、大正末期から昭和初期の心斎橋筋をリアルに再現。東京銀座をぶらぶらする「銀ブラ」に対抗して、心斎橋をブラブラ散策する「心ブラ」という言葉が生まれた風景だ。この時代を知らない世代でも、どこか懐かしさを感じる。活気ある大阪を全身で感じられるだろう。

各フロアを見て回るだけでも楽しいが、当時の記録映像や資料をじっくり見て回ると、時間がたつのも忘れてしまう。訪日観光客も多いが、若い人の姿が多いのも大阪歴史博物館の特徴。ここ数年、来館者が増え続けている。館内撮影は基本的にOKなので、印象的な写真が撮りやすいのも理由に違いない。

館内を見た後、欲しくなるのがアノ商品

ミュージアムショップ
1階ロビーには、ミュージアムショップがある。ここでも大阪土産が大人気。しかも自分用の土産に人気が集まっているようだ。
ミニチュア模型のドールハウスキット
懐かしい大阪の風景を見たせいかミニチュア模型のドールハウスキットが人気だ。特に訪日外国人に人気がある。
鞘を抜くと鉛筆が出てくる刀鉛筆
大阪限定というわけではないが、鞘を抜くと鉛筆が出てくる刀鉛筆は子どもたちに人気。歴史に触れた後でもあり、記念のお土産によさそうだ。

スマートポイント

  • 館内に一歩入ると原寸大の別世界が待っている。まるでタイムスリップしたかのよう。常設展示は一部の資料を除き、基本的に館内撮影OKなので、思い出づくりにピッタリな写真が撮れる。
  • もちろん展示内容は歴史好きなら満足。より詳しく知りたい人は音声ガイドを。子ども連れならスタンプラリーや奈良時代の官人の服が着られる体験など(ハンズオン)がいっぱい。詳しくは公式サイトを参照。
  • 大阪城天守閣とセットで訪れるなら共通券がお得だ。この2つだけで丸1日歴史ある大阪を満喫。エスカレーターの踊り場は、大阪城の背後に大阪ビジネスパークのビル群が屏風のように見える。

ライターのおすすめ

歴史博物館と聞くだけで難しく考えていませんか?とにかく館内が別世界で、直感的に楽しめる施設。来館者の4割ほどが訪日観光客というのもうなずけます。歴史に興味がない人にもオススメの歴史博物館です。

塚本隆司

ご覧頂きありがとうございます。
「行きたい」気持ちが「行こう」に変わった瞬間が今ならうれしいです。

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