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観光観光

2016.03.02

幸村ゆかりの真田丸跡をめぐる
激戦の舞台で縁結びに開運祈願

writer : 塚本隆司

真田幸村(信繁)の銅像
大阪城公園の南に「大阪冬の陣」で激戦が繰り広げられた真田丸があった。2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台として注目を集めている。

真田丸は残ってはいないが、ゆかりのスポットが点在しているからだ。真田幸村(信繁)らが、戦国時代末期に命を賭けて戦った場所は、伝承や信仰となり私たちに語りかけてくれている。
縁結びや必勝・開運祈願。当時に思いを馳せながら歩いてみよう。

大阪城三ノ丸跡にある「玉造稲荷神社」

JR森ノ宮駅と玉造駅から西へ行くと「玉造稲荷神社」がある。
どちらの駅からも500メートルくらいの距離だ。
玉造稲荷神社
創祀(そうし)は紀元前12(垂仁天皇18)年。「お稲荷さん」の総本宮といわれる京都の伏見稲荷大社よりも古い歴史を持つ。
豊臣秀吉が築いた大阪城は、現在と比べ4倍の広さがあったという。玉造稲荷神社は神域がそのまま三ノ丸内に取り込まれ、大阪城の鎮守神として祀られた。
周辺には、細川家や前田家・宇喜多家などの有力な大名、千利休など名だたる町人の屋敷が集められていたという。
鎮守神への参詣は欠かさなかっただろう。境内で大名同士が立ち話をしたり、嫌いな相手には皮肉のひとつくらい言っていたかもしれない。
もちろん真田幸村も参詣したことだろう。

全国でここだけ、豊臣秀頼に会える神社

豊臣秀頼と母親である淀の信仰が篤く、社殿の再興や鳥居が寄進されて
いる。鳥居は阪神淡路大震災で壊れてしまったが境内に今も残る。
鳥居
ひときわ目を引くのが豊臣秀頼の像である。秀頼といえば、白い顔のか弱く小柄な人物を想像するのではないだろうか。生前に描かれた肖像画には、大柄でたくましい青年の姿が残されている。
豊臣秀頼の像
境内に建つ秀頼像は、生前の肖像画を元に衣装など時代考証を忠実に行い制作されたもの。
ここ以外にはない、唯一無二の像なのだ。見逃してはいけない。

真田紐が結ぶ「縁のひも」

胞衣塚大明神
境内に秀頼と淀の結びつきを祀る胞衣塚(よなづか)大明神がある。胞衣(よな・えな)とは、出産時に胎児と共に出てくる卵膜や胎盤などのこと。秀頼と淀とをつないでいた胞衣が収められた社だ。
縁のひも
「縁を結ぶ」ということで、縁結びを願う人が訪れている。真田幸村ゆかりの真田紐で作られた「縁のひも」に願い書き入れ「縁のひも掛け」に掛ければ縁を結んでくれるという。

三光神社に残る「真田の抜け穴」

玉造稲荷神社から南へ進むと「長堀通り」や「空堀町」と呼ばれている場所がある。名前が示す通り当時の大阪城外堀(空掘)があったところだ。玉造交差点付近には「玉造門」があったとされる。
三光神社
宰相山や真田山とも呼ばれる丘の上に三光神社がある。
真田の抜け穴
境内には、真田幸村が掘ったと伝わる「真田の抜け穴」があり、訪れる人が絶えない。
勇ましい幸村像
その傍らには、勇ましい幸村像が建っている。
勇ましく戦い敵を退けた幸村にあやかろうと必勝祈願に訪れ、「勝守」などのお守りを買い求める人が多く見られる。
お守り
最寄駅はJR玉造駅で、西南方向に300メートルほどのところにある。

2016年、真田丸顕彰碑を建立

三光神社から西へ行くと小高い丘の上に大阪明星学園がある。同学園の東側に建つ心眼寺は、真田幸村父子の冥福を願い創建された寺だ。寺の定紋には真田の六文銭が使われている。
墓碑
江戸期は幕府の直轄地であったため墓は建立されなかったが、400回忌に墓碑が建立された。
まんなおし地蔵尊のあるお堂
まんなおし地蔵尊
境内に「まんなおし地蔵尊」が建つ。真田幸村が「まん悪きとき」に開運祈願し願いが叶ったことから「不運を幸運に変える」といわれ、今でも参詣する人が絶えない。

心眼寺は、大阪市顕彰史跡に指定されている。近年の調査で「真田丸出城跡」こと真田丸(真田山)の跡地であることがわかった。心眼寺の向かいに2016年2月1日「真田丸顕彰碑」が建立され、新たな名所となっている。
真田丸顕彰碑

(写真提供:大阪市天王寺区役所)

歩いているだけでも興味深いところが多い街なのだが、民家が立ち並ぶ住宅地。節度を持って街歩きを楽しんで欲しい。

スマートポイント

  • JR森ノ宮駅や玉造駅の西側は、かつての大阪城三ノ丸や惣構(そうがまえ)があった場所。紹介した以外にも幸村が戦勝祈願に鎌を打ち込んだ神木がある円珠庵(撮影禁止)など、みどころがたくさんある。
  • まさに街歩きの観光スポット。空堀や真田丸の名残のためかアップダウンが多い。民家が建ち並ぶ入り組んだ道もあるので、迷惑にならないように観光しよう。
  • 今回紹介したスポットは全て無料。神社仏閣では、まず参拝して縁結びや必勝・開運祈願をしよう。観光や写真撮影だけに夢中にならないように。

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真田丸についての新たな事実が発表されたり、戦国時代ゆかりのスポットが他にもある興味深い場所です。平日でも街歩きを楽しんでいる人を多く見かけます。激戦の地をあれこれ想像しながら楽しんでください。

塚本隆司

ご覧頂きありがとうございます。
「行きたい」気持ちが「行こう」に変わった瞬間が今ならうれしいです。

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