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観光観光

2015.12.27

京都で伝統芸能にふれるなら
歌舞伎発祥の地にある南座で

writer : 山田涼子

京都四條河原で出雲の阿国がかぶき踊りをしてから410年以上。京都所司代が四條河原に官許した7つの櫓の伝統を伝える唯一の劇場として残ったのが京都四條南座です。昔の面影を残す外観は印象的で、劇場前で記念撮影をする観光客も多く、毎年11月下旬には「吉例顔見世興行」のまねき上げが師走の訪れを告げてくれます。桜や紅葉だけではない、京都ならではの観光スポットを旅の目的にしてみるのもオツなものです。

芝居だけじゃない!歌舞伎劇場の魅力


祇園のランドマーク的存在でもある京都四條南座は日本最古の劇場。桃山風破風造の外観が景観になじみ、待ち合わせ場所としても人気です。  

京都をイメージした上品で華やかな緞帳をはじめ、客席の飾り照明や提灯、ロビーに飾られた絵画、カッシーナ社のチェアなど、館内のあちらこちらに隠れた見どころがあります。目当ての演目はもちろんですが、歌舞伎劇場ならではの空間を体感するのも楽しみのひとつ。余すところなく満喫したいものです。                  

歳末恒例!京の冬の風物詩「まねき上げ」

毎年11月25日前後の吉日には、顔見世興行に出演する役者たちの名前が書かれた「まねき」看板が正面に掲げられます。まねきは、厚さ1寸×長さ1間×幅1尺の檜板に勘亭流という独特な書体で、「大入りになるように」との縁起を担いで役者名を書いたもの。この文字はジャンルや劇場によっても異なるため、南座のまねきは原則として南座でしか使われないのだとか。ずらりとまねきが上がった外観は壮観です。また、興行が始まる前まで正面玄関に設置される「口上まねき」もお見逃しなく。ちなみに「吉例顔見世興行」は、戦中にあっても一度も絶えることなく続けられてきたというから驚きです。
        

(平成27年吉例顔見世興行より)

ユニークな劇場体験プログラムも実施予定!


春と秋に行われる特別舞台体験は、「花道」「迫り」「廻り舞台」といった、歌舞伎劇場特有の舞台機構を実際に体験できる期間限定企画。
歌舞伎役者たちと同じ目線に立って劇場を眺めるのは、なんとも愉快なひとときです。

また、併設の「南座と歌舞伎体験」では、京都四條南座の魅力たっぷりに、「吉例顔見世興行」のまねき看板や芝居錦絵といった過去に掲げられた実物が展示され、舞台で実際に使われている道具に触れたり、駕籠に乗って記念撮影ができるなど、ワクワクが盛りだくさん! イベント開催については公式サイトをチェックして。

スマートポイント

  • 幕間の食事や弁当は、事前に予約しておくとスムーズ! 南座2階の「南座花萬」では、幕間弁当1,100円~、南座ちらし2,100円~とお手頃に食事が楽しめます。
  • 2階ロビーでは、観劇記念に相応しい歌舞伎関連グッズや京都の伝統的な和装小物や雑貨の販売も。広げると手拭いになる「豆はっぴ」各種630円~が人気。
  • 最新の情報は、南座公式フェイスブックで! 公演情報はもちろん、まねき上げの裏側や記念行事の様子などがリアルタイムで発信されています。

ライターのおすすめ

京都の文化発信拠点であるのはもちろん、体験イベントを企画したり、2015年春には謎解きゲームを開催したりと、ただ歌舞伎を観るだけではなくなりつつある劇場です。歌舞伎未体験者にこそ訪れてほしいスポット。

山田涼子

本に埋もれて暮らす本の虫。好物は、美酒&美食ならジャンル問わず。睡眠より、映画・ドラマ・アニメの消化を優先。

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