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観光観光

2017.01.04

伝統的町家の粋を楽しみ
格子の意味を知る施設

writer : 磯本歌見

「奈良市ならまち格子の家」は、明治時代の町家を再現した建物。木造2階建てで、土間や中庭、箱階段など、ならまちの伝統的な町家を再現し、昔の奈良の町家の生活様式に直接触れることができます。また散策の休憩所としても立ち寄ることができます。

ならまちの伝統的町家を再現

ならまち格子の家外観ならまちの伝統的な町家一番の見どころは、ならまちの伝統的な町家を再現したということ。町家とは町人の住居として作られた民家で、間口は狭く奥行が深いという特徴があります。ならまち格子の家もこの特徴をうまく再現しており、主屋(三室一列型・通り庭・つし二階)、中庭、離れ、蔵を有するもの。かつて税金が間口の広さによってかけられたことのほか、町民らの「表通りに面したい」という願いをなるたけかなえたいという知恵だったとされています。

昔の人の工夫や生活の知恵を垣間見る

格子箱階段明かりとり施設の名前にもなっている「格子」。どの時代から始まったのかはわかりませんが、室町末期の屛風画によれば、ほとんどの家に格子が描かれているそうです。昼間は外から家の中を見えなくする目隠しの役目と同時に中からは外がよく見え、風や音もよく通るような造りになっています。またかまどの煙を抜く「煙抜き」や、採光と通風をはかれる「明りとり」、空間を無駄なく使う先人の知恵である「箱階段」などが設けられていて、当時の町民の暮らしを知ることができます。

離れの部屋で町家について学ぼう

勉強部屋中庭の横を抜けて「離れ」にいくと、そこはお勉強部屋になっています。「【ならまち】とは」、「格子とむしこ窓」、「細長い敷地の建物」、「部屋の並びについて」など、小学生でも理解できるようわかりやすくまとめられています。この部屋で町家のことを学んで、他の町家を見学するのもおすすめです。

土間になぜかお水取りのおたいまつが

龍松明土間の部分にはなぜか、東大寺二月堂、お水取りの名で親しまれている「東大寺二月堂修二会」に使う「おたいまつ」が飾られています。これは実際に使われたもので「籠松明」と呼ばれ、長さ8m、重さ約80kgもあり、3月12日に練行衆が上堂するときのものだそう。縁起物ですし、なかなか近くで見ることもないものなので、ぜひ見学して帰ってください。

2階ではイベントを開催

休憩スペース復元町家の2階1階の南側は休憩スペースとなっていて、ならまち散策の小休止に使いたいところ。もとはミシン屋さんだったそうですよ。復元町家の方は。薬・化粧品・タバコ屋さんでした。2階はもともとは屋根が低く物置だったそうですが、現在は上方舞やデッサン能の舞台などイベントにも活用されています。

スマートポイント

  • 休憩スペースにはベンチとトイレがあり、小休止スペースとして最適。
  • 要所に職人の技術が見られるので、ポイントを見逃さないようにしよう。

ライターのおすすめ

箱階段も中庭も懐かしくおばあちゃんの家に来たみたいな感覚に。格子は中から見ると意外に外がよく見えるのにびっくり。町家の暮らしを思いながらゆっくりしてみては。

磯本歌見

関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。

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