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観光観光

2016.12.27

正倉院展は秋の奈良の風物詩に
仏像マニア必見のミュージアム

writer : 磯本歌見

「奈良国立博物館」は、興福寺・東大寺・春日大社に隣接した奈良公園内にある博物館。創立当初から建つ「なら仏像館」と東西の新館、青銅器館があります。10月下旬から11月上旬に開催される正倉院展は、古都・奈良の風物詩にもなり、毎年多くの観光客が訪れます。

なら仏像館の仏像がすごい

なら仏像館
「なら仏像館」の建物は、明治27(18944)年に竣工した重要文化財「旧帝国奈良博物館本館」です。展示面積は1261㎡で、お預かり品も含む収蔵品のなかから、名品展「珠玉の仏たち」と題して常時約100点を展示し、約3ヵ月に1回程度、一部の仏像が展示替えされます。飛鳥時代から鎌倉時代にいたる日本の彫刻史を代表する優れた仏像の数々が見られるのも、この博物館ならでは。仏像マニアが泣いて喜ぶお宝が満載なのです。

どの部屋にもお宝がいっぱい

館内
展示物
阿弥陀如来立像や釈迦如来立像など
破損仏像残欠コレクション
壁に沿って小部屋が10、メインの第6室とその脇に1部屋ずつ、合計13室あります。檀像(白檀やそれに似た材で作った仏像)ばかりが並ぶ部屋、十二神将が並ぶ部屋など、テーマに沿って展示されている部屋もあります。破損仏像残欠コレクションもなかなかほかでは見られませんよね。
一番広い第6室は、見どころたっぷり。浄土寺の阿弥陀如来立像や法明寺の釈迦如来立像などすべての像が、ガラスケースではなく露出展示されているのも圧巻です。(2016年11月現在)

東西新館は企画展や特別展を開催

新館
「なら仏像館」の東側にあるのが東西の新館です。どちらの建物も正倉院宝庫のイメージが取り入れられています。東新館は特別展や正倉院展、特別陳列などの展覧会の会場に利用し、西新館は絵画・書跡・工芸品・考古遺品といった仏像以外の分野の名品展を開催するほか、正倉院展をはじめとする特別展の会場として利用することもあります。1階には図書コーナーがあり、窓の外には庭園と茶室「八窓庵」が望めます。東西新館は、中央エントランスホールで連結してます。
年間の定番になっている展覧会は、「正倉院展」、12月中旬から1月中旬の「おん祭と春日信仰の美術」、2月上旬~3月中旬の「お水取り」です。

正倉院展は外せない

いまや古都奈良の秋の風物詩ともいえるのが「正倉院展」。10月下旬から11月上旬に開催される特別展です。聖武天皇ゆかりのものなど正倉院の宝物を展示しており、2016年で68回目を迎えました。今回は合わせて64件の宝物が出陳され、奈良時代の貨幣、和同開珎など初公開の展示品もありました。毎年20万人以上の集客があり、この博物館の年間入場者の約半分が訪れる超人気の特別展なのです。

地下回廊の展示にも注目

連絡通路
なら仏像館と東新館・西新館を結ぶ全長150mの連絡通路は観覧者以外でも自由に入ることができる無料ゾーンとなっています。地下回廊にはミュージアムショップやレストランがあり、ミュージアムショップには、オリジナルのミュージアムグッズや歴史・美術関連の書籍を多数揃えています。
なら仏像館に近い部分は、仏像模型やパネルなどで、仏教美術をやさしく解説ししている学習スペースとなっています。ここを一読してから仏像館にいくとより興味深く仏像を見れるでしょう。
また、解説ボランティアを頼むのもこちらの専用コーナーで。知識の豊富なメンバーが登録しておりその場で依頼することもできますが、予約をしていれば確実です。

スマートポイント

  • すごい人出の「正倉院展」だが、夕方4時以降は比較的すいている。特に土日は夕方がおすすめ。また閉館の1時間半前以降に入館するとオータムレイトで入館料が300円offになる(一般料金の場合)。
  • 夏休み(7・8月)、冬休み(12・1月)中、開館時間延長日の午後5時以降の入館はレイト割引がある(特別展を除く)。
  • こどもの日(5月5日)、国際博物館の日(5月18日)、敬老の日(9月第3月曜)、関西文化の日(11月の指定日)、おん祭お渡り式の日(12月17日)、節分(2月3日)は無料観覧日(特別展は別料金)。

ライターのおすすめ

とにかく仏像好きにはたまらないミュージアムです。まずは地下回廊でお勉強をして、解説ボランティアの方と一緒にめぐると、より知識が深まり楽しい観覧になるでしょう。

磯本歌見

関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。

スポット詳細

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