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観光観光

2017.01.07

日本最古で最大の十二神将
躍動感にあふれた勇姿が圧巻

writer : 磯本歌見

聖武天皇の病気平癒を願い、光明皇后が天平19(747)年に建立した寺。奈良時代には大伽藍を構えていたそうです。本堂で薬師如来を護る十二神将立像は余りにも有名。その迫力に圧倒されます。

お薬師さまを護るガードマンの威風堂々

本堂薬師如来と十二神将の立像薬師如来新薬師寺に入ってすぐの本堂、その本堂に入ると円形の土壇があり、中央に鎮座する薬師如来とその周りを囲む十二神将の立像。江戸時代の地震で砕け、昭和の補作である波夷羅以外の11体は国宝で、天平文化が残した最高傑作の一つです。一人ずつ表情も違えば、ポーズも衣装も武器も違う。おのおのに「お薬師様を護るぞ」というガードマンとしての気合があふれています。自分好みの神将を見つけるのも楽しいですね。

自分の干支の神将を拝む

十二神将因達羅大将わが国最古にして最大の十二神将、十二の方角を守ることから、十二支の守護神としても信仰されています。自分の干支の神将のところでお参りしましょう。「子丑寅・・・」という干支の順番には並んでないので注意。まずは自分の干支を探して、その干支の十二神将を拝んでください。日本最古の祈願絵馬もありますので、自分の願い事を書いて自分の干支の大将の前にかけるとご利益があるそうです。私は巳年生まれなので「因達羅(いんだら)大将」に願い事をしてきました。

個性豊かな大将たち

伐折羅大将大将と珊底羅摩虎羅大将ポーズ十二神将のなかで一番人気の「伐折羅(ばざら)大将」。なるほど身体のポーズも怒りに満ち、逆立った髪が戦闘時の勇ましさを示し、迫力満点です。500円切手の図案にもなった伐折羅大将は、親衛隊の切り込み隊長のようです。また「摩虎羅(まこら)大将」は、首にスカーフを巻いてオシャレないでたち、「珊底羅(さんてら)大将」は、戦う人なのに赤ちゃんのようなかわいい手です。こんな風に神将たちを見比べるのも楽しいですね。

お薬師さまで森林浴

新薬師寺の本尊、薬師如来中央に鎮座する新薬師寺の本尊、薬師如来様。頭と胴体は一本のカヤの木から彫り出され、手足は同じカヤの木から寄せ木し、全体の木目を合わせているので、まるで一本の木から丸彫りしたように造られているのが特徴です。樹齢1000年以上のカヤの木を使って作った仏像は、作られてから約1100年を経ているので、2000年以上昔の木が、仏さまとなってそこにあることになります。ご住職いわく「樹齢2000年の木で森林浴するつもりで来てください」。なるほど、いい気を持って帰れる気がします。真正面から見るとやさしい顔、横から見ると少し険しい顔、いろいろな角度から見るのがオススメです。また薬師如来の光背は、火炎光背ではなく、ギリシャの植物・アカンサスの葉の模様になっています。

おすすめのめぐり方

コンプリートフィギュアお守りポストカードご住職が「本堂を含め、13の国宝が一挙に見られるのはここだけ」と胸を張るように、ひとつのお堂の中にいろんなストーリーがあって楽しめるのが新薬師寺の醍醐味。おすすめの見方としては、まずは本尊の薬師如来にお参りし、自分の干支の十二神将をお参り、それからゆっくり一体ずつ拝みながら一周し、最後に全体を拝む。ご朱印をもらうのもお忘れなく。お土産には十二神将のお守りやポストカード、コンプリートフィギュアもありますよ。

スマートポイント

  • 本堂西側の庫裏で、約20分間のDVD上映がされている。まずはこれを見て予習してから本堂に行こう。
  • 薬師如来の光背のアカンサス模様のオリジナルのご朱印帳がある(2色・各1,500円)。

ライターのおすすめ

本堂にすべてが集結している新薬師寺。この薬師如来と十二神将の迫力を感じるだけでも行く価値の高いお寺です。二度目、三度目でまた見方が変わりますよ。

磯本歌見

関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。

スポット詳細

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