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観光観光

2016.12.23

広大な敷地に国宝・重文ばかり
東大寺は規模も内容も日本一

writer : 磯本歌見

奈良時代、聖武天皇が仏教の力で国を守ろうと、大仏(盧舎那仏・るしゃなぶつ)を作り始めたことが東大寺建立のきっかけです。752(天平勝宝4)年の大仏開眼を機に広大な伽藍が整備され、平城京の東の大寺というところから「東大寺」と呼ばれるようになりました。大仏が余りにも有名ですが実は他のお堂も見どころがいっぱい。東大寺をぐるっと一周めぐってみましょう。

大仏殿へのアプローチ「南大門」

東大寺の正門
金剛力士像
仏師・運慶、快慶ら慶派による「金剛力士像」
国宝の南大門は、東大寺の正門で高さ25m。太い柱が一直線に伸び、水平に組まれた横木(貫)が柱を貫通する工法で鎌倉時代に再建されました。南大門では、カリスマ仏師・運慶、快慶ら慶派による「金剛力士像」にご挨拶を忘れずに。筋骨隆々で迫力満点。挨拶なしには通れませんよね。通常、仁王は正面を向き、向かって右に口を開けた阿形。左に口を閉じた吽形が配置されますが、南大門の像は向かい合い、左右も逆という珍しいスタイルなんですよ。

天平の美仏・四天王に会いに行こう

戒壇堂
南大門から入り、大仏殿の入堂口脇を抜けて西側の参道を通って「戒壇堂」へ。奈良の仏教美術に造詣が深い歌人・会津八一氏の歌「びるばくしや まゆねよせたる まなざしをまなこにみつつ あきの のをゆく」は戒壇堂の広目天を詠んだもの。人気の高い四天王は、塑像で天平文化の最高傑作といわれています。豊かな表情や筋肉、服のひだなど、微に入り細にわたる造りは、木造では表現しがたいものです。また、戒壇堂は鑑真和上によって建立されました。

どうしてもはずせない王道の大仏様

大仏殿
大仏様
戒壇堂から元の道を戻り大仏殿へ。奈良に来て絶対外せないのが大仏さんです。大仏殿に入ると、すごい迫力でドーンと座ってらっしゃる大仏様に会うことができます。「盧舎那仏」は、華厳経の教主とされ、世界を照らす仏・光り輝く仏の意味があります。大仏様は像高約15m、顔の長さ約5m。堂内は右回りでどの角度からも大仏さんを拝むことができます。私は右斜め下からの角度が好きです。大仏さんの鼻の穴と同じ大きさと言われる穴も健在。
大仏さんの鼻の穴と同じ大きさと言われる穴
特に外国からの参拝客にはアクティビティとして人気です。穴を通り抜けるシーンを撮りたい人たちであふれています。東大寺の金堂である大仏殿は間口約57m、奥行約50m、高さ約48mというスケールを誇り、世界最大級の木造建築として名高い建物です。現在の建物は江戸時代に建て直された三度目のものです。

二月堂・法華堂も見どころいっぱい

二月堂
大仏殿で大仏様にお参りしたら、東側の出口から出て、手向山八幡宮の鳥居をくぐって、二月堂、法華堂方面へ。
まずは二月堂に上ってみましょう。境内東奥の高台に建つ舞台造りのお堂からは奈良盆地が一望でき眺望抜群。夕方は特にオススメです。3月1~14日に行われる「お水取り」の行法では、夜ごと松明がお堂に上がり、参拝者の頭上に火の粉が舞います。
法華堂
二月堂から降りてきたら、法華堂(三月堂)へ。法華堂は、奈良時代に建てられた東大寺現存最古の建物で、東大寺の前身であった金鐘寺の遺構とも伝わります。本尊の不空羂索観音像や金剛力士、四天王など10体の国宝・重文の仏像が祀られています。像高約3m~4mの10体の仏像が並ぶ姿はまさに圧巻。これは絶対見逃せません。

東大寺ミュージアムは仏像ファンイチオシ

石畳の小道
裏参道
二月堂から大仏殿裏手に続く石畳の小道は風情たっぷり。こんな裏参道も通り、鏡池の脇を抜けて東大寺ミュージアムへ。
東大寺ミュージアム
東大寺ミュージアムは、国宝の仏像をはじめ、寺宝を展示するミュージアムです。仏堂を模した展示室には、木造千手観音立像や塑造日光・月光菩薩立像など、これまた、仏像ファンが泣いて喜びそうな仏像が勢ぞろい。一年を通してさまざまな宝物が展示されています。ミュージアムショップも併設し、こちらならではのオリジナルグッズも販売しているので要チェック!お土産をゲットしてもいいですね。

スマートポイント

  • 東大寺ミュージアムの入館料は500円だが、大仏殿との共通券だと800円。ぜひセットで購入しよう。
  • 東大寺では、大仏殿をはじめ、二月堂や法華堂、戒壇堂など全部で15種類のご朱印をいただける。各300円

ライターのおすすめ

東大寺といえば大仏さんですが、眺望抜群の二月堂、圧巻の仏像が並ぶ法華堂(三月堂)など見どころいっぱい。ぜひぐるっと一周してほしいですね!

磯本歌見

関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。

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