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東大寺

大仏さんは奈良のシンボル
天平文化を伝える迫力の大寺院

writer:編集部(2020.01.29)

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東大寺は、広大な境内に国宝や重要文化財の諸堂が建ち並ぶ日本有数の大寺院で華厳宗の大本山。超世界級の大仏さんはもちろん、奈良の早春の風物詩・二月堂お水取りの舞台としても有名です。

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聖武天皇の発願により創建

奈良時代、聖武天皇が仏教の力で国を守ろうと、大仏(盧舎那仏・るしゃなぶつ)を作り始めたことが東大寺建立のきっかけです。国立の官大寺として大規模な伽藍が営まれました。天下泰平・万民豊楽などを祈願する道場と教理研究所を兼ねる寺で、多くの学僧を輩出しました。752(天平勝宝4)年の大仏開眼を機に広大な伽藍が整備され、平城京の東の大寺というところから「東大寺」と呼ばれるようになりました。開山は良弁(ろうべん)僧正。

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半端ないスケールの大仏様

大仏殿に入ると、すごい迫力でドーンと座ってらっしゃる大仏様に会うことができます。「盧舎那仏」は、華厳経の教主とされ、世界を照らす仏・光り輝く仏の意味があります。大仏様は像高約15m、顔の長さ約5m。当時の日本の人口の2人に1人にあたる約260万人が造営に携わったというから、スケールの大きさは半端ではありません。何度も被災と復興を繰り返しましたが、蓮弁やお腹など、奈良時代のままの部分もあります。東大寺の金堂である大仏殿も間口約57m、奥行約50m、高さ約48mというスケールを誇り、世界最大級の木造建築として名高い建物です。現在の建物は江戸時代に建て直された三度目のものです。

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他のお堂も外せない

東大寺といえば、まずは大仏様ですが、他のお堂もそれぞれ国宝や重要文化財の建物、仏像などを有し、見どころもいっぱいです。戒壇堂には天平文化の最高傑作といわれる塑像の四天王像(国宝)が安置されています。舞台造りの二月堂(国宝)からは境内はもちろん、奈良市街地が一望できます。法華堂(三月堂)は奈良時代に建てられた東大寺現存最古の建物(国宝)で、本尊の不空羂索観音像(国宝)や金剛力士など10体の国宝・重文の仏像が祀られています。さらに、東大寺ミュージアムには木造千手観音立像(重文)や塑造日光・月光菩薩立像(国宝)などがおられ、圧巻です。

※こちらは、公開日が2017年3月21日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

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