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観光観光

2017.03.30

東京の真ん中で自然を満喫!
小石川後楽園でプチトリップ

writer : Naomi

後楽園の門
後楽園と聞くとみなさんは何をイメージしますか?多くの人はアミューズメントパーク後楽園遊園地や東京ドームを思い浮かべるのではないでしょうか。でも、実は正式名称、小石川後楽園は江戸時代初期からこの一体にお屋敷があった水戸徳川家の庭園なのです。規模こそ当時より小さいけれど、都会の真ん中にあるとは思えない、緑豊かで趣深い庭園を今でも楽しむことが出来るのですよ。

まずは小石川後楽園の歴史からひも解いてみましょう

小石川後楽園は江戸時代初期、水戸徳川家の祖である頼房が上屋敷の庭園として作ったもので、二代目藩主の光圀の代に完成させた回遊式庭園です。戦時中、今の東京ドームの場所に軍事工場が作られるまで、今の5倍の広さがあったと言うのだからその広大さに驚かされます。
庭園 内庭

今もなお美しい、こだわりの日本庭園

後楽園は池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」です。あちらこちらに中国の名勝を名付けた景勝を配した中国趣味豊かな作りになっています。湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されています。また、豊かな水は神田川の分流を引き入れて築庭されました。
庭園 池

水戸黄門が愛した梅の花を愛でましょう

小石川後楽園で有名な「梅まつり」。庭園を愛した光圀は号を梅里と称する程、梅を好んだと言われ、現在でも小石川後楽園には30種類、約90本の紅梅・白梅を楽しむことが出来ます。2月上旬から3月の上旬に毎年行われる梅まつりを楽しみに遠くから足を運ぶ方も多いそうですよ。
梅

昼間でも見られる満月があります

水面に映る形が満月のように見えるため、「円月橋」と名付けられたその橋は、光圀公があつくもてなした明の儒教者、朱舜水の設計によるものと言われています。修復工事もされていますが、現在は渡る事は出来ません。どの角度から見ても美しく、魅入ってしまいます。
円月橋
横から見た円月橋

東京でショートトリップが楽しめます!

庭園は京都の御所への遍路が再現され、中心は琵琶湖を模し、随所に琵琶湖から京都への道を辿るように様々な景勝が作られています。歩いているだけで、気分は旅人!朱塗りが目に鮮やかな京都東福寺の通天橋を見立てた橋を渡り、清水の舞台を模した清水観音堂跡を抜け、京都嵐山の下を流れる大堰川を眺めるような景色は東京にいることを忘れてしまいそう。
京都の御所への遍路が再現された庭園

一年を通して楽しめる、魅力的な花暦。

小石川後楽園では、梅まつりに代表されるように季節を通してたくさんの植物を楽しむことができます。梅が終わると椿の花、樹齢60年の枝垂れ桜は圧巻の美しさだそう。続いて藤の花や、初夏には菖蒲、夏の蓮の葉が美しく庭園を彩ります。庭園に珍しい稲田では文京区の小学生が毎年田植えをし、秋には収穫もするそう。紅葉のシーズンも楽しみですね。
紅葉

クレジット © (公財)東京観光財団

スマートポイント

  • 小石川後楽園は文化財保護法によって特別史跡・特別名勝に指定されています。この二つの指定を受けているのは全国でも小石川後楽園と浜離宮、金閣寺など、ごく限られた貴重なものだそう!
  • 東京都公園協会の「公園へ行こう!」内の小石川後楽園のページ(https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html)では、四季折々の季節のお花の速報がチェックできます。梅まつりや桜まつり、後楽園の四季をチェックしてお散歩へGO!
  • 土日祝日と月曜日にはボランティアによる無料ガイドが行われています。歴史のこと、お庭の植物のこと、ここでしか聞けないような話が聞けてとても面白くてオススメです!

ライターのおすすめ

高低差のある庭園内はまるで森のよう!ふと見上げると、東京ドームや文京区の区役所が見え、大都会なのに、目の前には森が広がっていて、不思議な心地よさについ長居をしてしまいます。スニーカーで行くのが断然オススメです!

Naomi

東京都出身
天真爛漫自由奔放をモットーに、10代の頃よりモデルや俳優として活動。
パーフォーマーとして以外にもエステティシャンやネイリストの技も学びつつ、30代、今だから、これからだから出来るアレコレをもっと楽しめるオトナを目指して毎日好奇心旺盛に謳歌中。旅と食がともかく大好物!

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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