* menu
閉じる

グルメグルメ

2016.05.07

インテリアも味も本物を追求
3世代が通う道頓堀の名喫茶

writer : 田口真由美

ホットケーキ
道頓堀から難波へと続く商店街の中でも、いつも多くの人でにぎわっている千日前商店街。ここに70年前から店を構える「純喫茶アメリカン」は、親・子・孫と3世代で通う常連客もいるという老舗喫茶店です。オーダーメイドの装飾品や深い味わいのコーヒーなど古き良き昭和の香りが漂い、街中に居ながらタイムスリップした気分が味わえますよ。

道頓堀の変遷を見守り続けてきた喫茶店

大阪随一のにぎわいを見せる道頓堀で、ほっと一息できる落ち着いた空間が広がっている「純喫茶アメリカン」。焙煎から行う本格的なブレンドコーヒーからスタートした1946年創業の喫茶店です。
純喫茶アメリカン外観
店内を一歩入ると目に入るのが豪華なシャンデリア。ほかにもレトロなデザインの照明や上質なビロード張りのソファがあり、すべて店のために特注したものばかり。現在の建物は1963年に建てられたもので、以来本物を追求し、先代が作り上げた貴重な建築遺産を守り続けています。
店内

創業者の思いを守る、超一流のインテリア

お店は2フロアあり、1Fはアメリカンドリーム、2Fはヨーロピアンエレガンスというテーマがあるとか。専属のデザイナーに監修してもらいながら修理・修繕し、先代からの思いを引き継いでいるそうです。
1F
例えば1Fの右手に飾ってある3枚の絵はこの空間のために描かれたという連作。左手の壁面はマホガニーなど高級木材を寄木した特注品で、この壁を作るのに当時で家一軒分が買えるほどの費用がかかったとか…。本物へのこだわりに驚かされます。
飾ってある3枚の絵

深い味わいのオリジナルブレンドコーヒー

「純喫茶アメリカン」のブレンドコーヒーは、深煎りでしっかりとした苦味が楽しめるのが特徴。ミルクと砂糖を入れるとちょうどいいコクと風味が楽しめるように仕上げている、昔ながらのコーヒーです。この味を求めて通う人も多く、味が変わらないよう先代が考案した焙煎方法やブレンドの配合を受け継ぎ、今もお店で自家焙煎しています。
ブレンドコーヒー

コーヒーに良く合うデザートも本物志向

コーヒーとともに人気なのが、プリンファッションやサンデーなど、喫茶店でお馴染みのデザート。なかでもお店の名物となっているのが、特注の銅板で焼き上げる、シンプルなホットケーキ(コーヒーとセットで980円)です。
シンプルなホットケーキ
オリジナルで配合した粉で生地を作り、分厚い銅版でじっくり焼き上げることでふっくら軽い食感に。シロップも店のオリジナルのものです。さらっとしたシロップは、繊細な生地のおいしさを引き立ててくれます。
ふっくらとしたホットケーキの断面

昔懐かしい味わいのプリンを手土産に

入口横にはテイクアウト専用のショーケースがあり、季節のケーキや焼き菓子を手土産にすることもできます。人気はシンプルで食べ飽きないと評判の焼きプリン。玉子や牛乳など食材を厳選しオーブンで丁寧に焼き上げた、老若男女に愛される味です。
焼きプリン
定番人気のホットケーキも専用の箱で持ち帰りができます。冷凍して全国発送もしているそうで、全国各地から注文があるほど。パッケージもレトロでかわいいですよね。
レトロなパッケージ

愛され続けて70余年、地元の人々と共に

難波からほど近い便利な場所にあり、華やかなインテリアで彩られていることから、昔はお見合いに使われることも多かったそうです。「うちでお見合いされて結婚し、お孫さんを連れて来店するお客様もいますよ。お客様はもちろん、仕入先の業者も3世代に渡ってお付き合いしているところもあるんです」と店主で3代目の山野さんも、歴史を実感しています。
テーブルとコーヒー
昔からのスタイルを守り続ける「純喫茶アメリカン」。難波に通っていた頃を懐かしんで訪れる人はもちろん、本物の味と空間は今も人々を魅了し、街の風景として欠かせない存在となっています。

スマートポイント

  • 店内には季節の生花が飾ってあり、席横に生花のある席も。店主の山野さんが自ら生けています。このお花を楽しみに通っていらっしゃる方もいるそうです。
  • ナプキンやストロー、メニューなどにあしらわれているお店のロゴは、店名にちなんでレトロでかわいい星マークです。
  • 当初はコーヒーと甘味だけでしたが、お客様の要望に合わせてメニューが増えていき、今では飲み物だけでも30種類以上。オムライスやサンドイッチなどの軽食もあり、モーニングやランチサービスも行っています。

ライターのおすすめ

店ではイタリアンスパゲティと呼ばれている、特製ケチャップで炒めたナポリタン。なんだか懐かしくなる味でこちらもおすすめです。

田口真由美

愛知県出身。美味しい食べ物、歴史ある土地や建物、熟成したものが大好きなフリーライター。

スポット詳細

関西観光モデルコース

記事検索

ツアー検索

2+