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観光観光

2016.12.12

行く前にチェックしておこう
見どころいっぱい姫路城

writer : 塚本隆司

2015年3月に平成の保存修理を終えた世界文化遺産・国宝姫路城。
美しい白亜の大天守を求めて、多くの人が訪れている。2015年度は過去最多の286万人を超える人気ぶりだ。
せっかく行くなら、余すことなく見どころを押さえておきたいところ。とはいえ、広い城内には国宝・重要文化財の建造物だけでも82件もあり、とても見尽くせるものではない。
どこに注目して見ればいいのか分からない人のために、事前に知っていればより楽しめる、姫路城の見どころやビュースポット、お得な情報をお届けしよう。
姫路城

事前に準備、スマホが解説「姫路城大発見アプリ」

解説があれば、より分かりやすく楽しめるというもの。
姫路城シルバー観光ガイドを頼めば、城内の見どころはもちろん、姫路城にまつわる伝説や謎を教えてくれる。ガイド1人につき2,000円で事前予約も可能だ。
外国人向けには、ボランティアガイドがいる。無料だが予約はできない。対応できる時は、改札口に表示がある。

タブレットやスマートフォンを持っている人にオススメなのが「姫路城大発見アプリ」。ARポイントと呼ばれるスポットが15カ所あり、CG動画での解説が見られるのだ。
姫路城大発見アプリ
CG動画での解説
天守最上階では、城下にカメラを向けると昔の城下町の画像が映し出される。
城下にカメラを向ける様子
一度取得した動画は、いつでもどこでも見ることができるので、旅の思い出になるだろう。
アプリケーションは無料。事前にダウンロードしておこう。ARポイントの位置や城内の古写真、オススメスポットを記したマップが付いているので、観光ガイドとしても使える。

天守もいいけど石垣にも注目

美しい天守へと向かう前の見どころが石垣だ。安土桃山時代から江戸時代にかけての石垣があり、注意深く見ていると積み方の違いが分かるだろう。
入城口を進むと、最初で最大の門「菱の門」がある。
菱の門
ここから天守閣入り口までは、直線距離で約130メートル。この間に、曲がりくねって上ったり下ったりと、石垣の迷路が続く。その距離は、約2.5倍にもなるという。大量の石が使われており、内曲輪内だけでも10万3千トンを超えるそうだ。播磨地方は、竜山石などの産地で、そのほとんどが近隣の山塊から供給されている。
転用石も多く見られる。転用石とは、別の目的で作られた石を石垣に用いたもので、石棺や灯籠などが使われた。
石灯篭の基礎
半分に割れた石臼「姥が石(うばがいし)」は、豊臣秀吉(当時は羽柴)が石集めに困っているのを見て、焼き餅売りの老婆が差し出したという逸話が残っている。
転用石

城内での生活が垣間見える西の丸

姫路城は、姫山と鷺山の2つの丘の上に建てられている。別名「白鷺城」の名は、白壁の美しさからシラサギを連想させることの他に、地名に由来するという説もあるのだ。姫山には天守、鷺山には西の丸がある。

西の丸が造営されたのは、天守完成からおよそ10年後、本多家が入城してからのことだ。西の丸は、豊臣家滅亡後に本多家嫡男・忠刻の妻となった徳川家康の孫娘・千姫のために造られた。
見どころは、百間廊下と化粧櫓(やぐら)。百間廊下は、西の丸長局(ながつぼね)といい、千姫に仕えた侍女らが暮らしていた場所。千姫は、化粧櫓へとつながる廊下から見える男山天満宮への遥拝(ようはい)を、朝夕の日課にしていたという。化粧櫓は、その際の休憩所として使われていた。
千姫色彩乾漆座像
化粧櫓には、乾漆といわれる麻の布に漆を塗り重ねる技法で制作された「千姫色彩乾漆座像」がある。千姫と本多忠刻の成婚400年を記念し寄贈されたものだ。

ビュースポットだらけの姫路城

姫路城最大の魅力は、連立式天守群の威容に違いない。城内には、人気の撮影スポットが多く存在する。
連立式天守群の威容
パンフレットなどによく使われている、西の丸からの眺め
西の丸からの眺め
テレビドラマ「暴れん坊将軍」のエンディングで使われたことから「将軍坂」と呼ばれる「はの門下坂」
はの門下坂
天守閣の隣、備前丸の広場から見る姿は迫力満点
備前丸の広場から見る姿
五層の大天守は、実は地下一階、地上六階建て。四層目の屋根部分に五階が隠されている。意識しながら登城してみるのもいいだろう。最上階に神社があるのも珍しい。
最上階にある神社
天守閣の内部は、展示物を控えて400年前から残る木造建築を存分に見られる。2本の心柱に支えられている様子は必見。通常は、武器庫として使われていたが、いざ籠城となった時のために、炊事用の流し台やトイレが完備されているのは姫路城の特徴だ。
炊事用の流し台

気になるお得な入場券

姫路城の入城料は、大人1,000円。団体などの割引以外にも、お得な入場券があるのだ。ゆっくり観光ができる人にオススメなのが「城周辺観光ループバス一日乗車券」。姫路駅から姫路城の周囲をぐるりと回るレトロなボンネット型の周遊バスだ。周辺には、天守を望むビュースポットや県立歴史博物館、市立の美術館・文学館などの施設があり、これらの割引券がセットになっている。価格は大人300円。姫路城入城料は200円引きになる。

西隣にある「好古園」との共通券もある。映画やドラマの撮影でもよく利用される日本庭園で、別々ならば1,300円のところ1,040円になる。

あまり知られていない情報をもうひとつ。岡山市と鳥取市在住の65歳以上の人は無料になるのだ。今の姫路城を築城した池田家と関わり深い三都市ならではの施策だ。身分証明になるものを忘れずに。

スマートポイント

  • 城内出口前にある売店には、姫路城関連グッズがいっぱい。ココでしか買えない商品もあるのでチェックしておこう。
  • 混雑具合が気になるならホームページ「姫路城大入実況」をチェックしておこう。混雑予想や現在の来城状況、入口前のライブ映像などが見られる。旅の行程を考える際にも役立つだろう。
  • 姫路城周辺はイベントが豊富。城の南側にある大手前公園や城周辺がイベント会場になることが多いのだ。GWなどの観光シーズンは渋滞も多く、交通規制が入ることもあるので、注意しよう。

ライターのおすすめ

「一生に一度は行きたい城」と聞く姫路城。天守はもちろん、周辺散策も楽しい。季節の美しさ、晴れの日・雨の日の良さがあります。一度だけでは楽しみきれませんよ。

塚本隆司

ご覧頂きありがとうございます。
「行きたい」気持ちが「行こう」に変わった瞬間が今ならうれしいです。

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