神秘的な千本鳥居で知られる伏見稲荷大社。「外国人に人気の日本の観光スポット」2年連続第1位にも選ばれ、いま世界中から注目される人気スポットです。商売繁盛、五穀豊穣、家内安全、芸能上達の神様として知られ、初詣に訪れる参拝者の数も西日本でNo.1。奈良時代から1300年の歴史を持つ、全国に三万以上といわれる稲荷神社の総本宮です。伏見稲荷大社の境内は、稲荷山全体。パワースポットだらけの稲荷山めぐりは、ワクワクの連続です。
千本鳥居を歩いてみよう
奥社に向かう、左右二列に分かれた参道のあたり、千本鳥居は壮観です。魔力に対抗する色といわれる朱色の鳥居のトンネルの中は、なんともいえない空気に包まれています。たくさんの人が訪れる人気スポットなので、人の少ない千本鳥居の写真が撮りたい人は、朝早くに訪れるのがおすすめです。
奥社からが出発
千本鳥居を越えても、山の至るところにある祠や塚をつなぐ参道に、ずっと鳥居が続きます。奥社からが、本格的なお山巡りのスタート。ゆっくり見て回ると所要時間は3時間程。まずは、下社、中社、山頂の上社をめざしましょう。平安時代の随筆家、清少納言も稲荷山の上まで辛い思いをして登ったようです。着物姿では大変だったことでしょう。お山巡りは、歩きやすい服装と靴で出かけましょう。
キツネに注目
お稲荷さんといえばキツネ。キツネは稲荷大神の使いです。通常の神社で見られる狛犬も、伏見稲荷大社ではキツネです。境内の至る所にいるキツネは、稲や鍵、巻物や宝珠などいろいろなものをくわえています。空を飛んでいるような姿のキツネもいます。注意して見てみると、表情も少しずつ違っていて、おもしろいですよ。