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グルメグルメ

2016.11.05

東京のお寺でいただく精進料理
武蔵野の三光院でリフレッシュ

writer : ハタレイコ

精進料理
世界的なベジタリアンブームの影響や世界遺産に認定された「和食」を改めて見直す動きもあることから精進料理に注目が集まっています。精進料理はベジタリアンフードと同様、動物性食品を使わず、四季折々の野菜を用いたヘルシーな料理。胃腸にあまり負担がかからないと人気です。ストレスフルな日常からしばし離れ、静かなお寺で精進料理をいただきながら心身ともにリラックスしてみてはいかがでしょう?

精進料理って、どんな料理!?

主に禅宗のお寺で発達した精進料理は、仏教の教えに基づき「殺生しない=動物性食品を使わない」のが決まりごと。お肉やお魚の代わりに、豆腐や麩などの植物性タンパク質を使うのはベジタリアンメニューと同様ですが、五葷(ごくん)と呼ばれる5つの食材(ネギ、玉ねぎ、にんにく、ニラ、らっきょう)を使わないのが精進料理ならではの特徴です。五葷は、人の気を害するといわれ、修行の妨げになると考えられているからです。
豆腐

武蔵小金井の住宅街の中にある尼寺、三光院

東京の西部、武蔵野にある三光院は、昭和9年に京都嵯峨野の曇華院から招かれた尼僧により開祖された臨済宗の尼寺です。武蔵小金井駅から歩くこと10分、閑静な住宅街の中に山門が見えてきます。
三光院

室町時代から伝わる「竹之御所流精進料理」

京都の曇華院は、皇室や公家の女性が入寺した尼門跡寺院で「竹之御所」と呼ばれています。いうなればお姫様のお寺。その流れを汲む武蔵野の三光院では、お姫さまのお寺に伝わる上品な精進料理を楽しむことができるのです。
石仏

お食事は3つのコースから

三光院のお食事は予約制で、予約の際にコースを指定します。一汁五菜の「花の餐」(3,500円)、一汁六菜の「月の餐」(4,600円)、一汁七菜の「雪の餐」(5,800円)の3つのコースは、定番の品と季節のお料理で構成され、月ごとに変わります。お野菜の旬や歳時にちなんだお食事をいただくと日々見落としがちな季節のうつろいが感じられます。
秋の三光院

お食事はお抹茶から

三光院のお料理は、懐石料理のように、一皿ずつ供されます。どのコースでも最初にいただくのは、お抹茶と最中。三光院のササリンドウの紋の最中種の中には、こし餡と大徳寺納豆。大徳寺納豆の塩気が最中の味わいに深みを与えます。
ササリンドウの紋の最中

身体がほっとする優しい味わいのお料理ばかり

定番のお料理「お煮しめ」は、それぞれ異なる味付け。芳ばしい胡麻の香りのごぼうの胡麻和え、かぼちゃの煮物、ふっくら炊かれた高野豆腐、海苔巻きはなめらかな大和芋にほんのりわさびが効いています。「一口吸物」は、昆布のおだしがきいた優しい味ですーっと肩の力が抜けるようです。
一口吸物

名前の由来が興味深いお料理も

こちらも毎月の定番の「木枯らし」は茄子の田楽。茄子の半身が楽器の琵琶に似ていることから、建礼門院愛用の琵琶の名器「木枯らし」にちなんで名付けられたそう。とても風情がありますね。
茄子の田楽

ご住職、香栄禅尼が考案した「香栄とう富」

香栄とう富は豆腐の燻製。お豆腐とは思えないコクと滑らかな舌触りがたまらない逸品です。コース内でも楽しめますが、事前予約をして購入することも可能です。1箱1,200円(税別)。
香栄とう富

スマートポイント

  • 武蔵小金井駅北口にはタクシー乗り場も。1メーターです。
  • お庭には春の桜、秋の紅葉以外にもたくさんの草木が植わっていて季節ごとのお花が楽しめます。山門からしばしの散策を楽しんで。
  • お食事に合わせて京都の日本酒が用意されています。すっきりとした味わいの日本酒とシンプルなお料理と組み合わせは抜群です。

ライターのおすすめ

三光院のお料理が他の精進料理と違うところは、繊細な焼き物の器でお食事をいただけること。それは、門跡寺院の流れを汲むからとのこと。一皿一皿ゆっくりと楽しむ精進料理。時間には余裕を持って訪れたいものです。

ハタレイコ

九州出身、食いしん坊部屋。美味しい食べ物とお酒が欠かせない性分のPRコーディネーター。日本の伝統文化に興味があり、少しずつ歴史ある街の散策を始めている。

スポット詳細

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