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季節特集季節特集

2017.12.05

秋の紅葉さんぽ、向島百花園
下町の歴史ある言問団子に舌鼓

writer : 高橋美穂

百花園入口
東京の下町・向島にある、四季を通して美しい花々が咲き乱れる「向島百花園」。やはりおすすめは紅葉の見頃である秋ということで、秋の見どころを写真とともにご紹介します。近辺では由緒正しい「言問団子」を味わうこともできますよ。ぜひ、紅葉狩りに出かけてみてはいかがでしょうか?

溢れる紅葉にハギのトンネル古き良き日本の秋に酔いしれて

もともとは、江戸の町人文化が盛んになった文化・文政期(1804~1830年)に造られた庭園として、歴史を重ねてきた向島百花園。こじんまりした広さの中に、梅や藤棚などといった四季折々を美しく彩る花々が、ところ狭しとちりばめられています。秋は池に映る真っ赤な紅葉を眺めるもよし、9月が見頃の30mにわたるハギのトンネルを潜り抜けるもよし。穏やかな下町の秋を楽しむには絶好のスポットです。
素晴らしい紅葉
ハギのトンネル

古と現代とのコラボレーション園内からスカイツリーを望む

2012年に東京スカイツリーが開業してから、向島百花園でも新たな景色が楽しめるようになりました。園内の池越しに、スカイツリーをまるごと望むことができるのです。それはまるで、昔ながらの日本庭園と、現代日本の技術の結晶との、異色にして美しいコラボレーション。季節によっても違う表情を見せてくれますよ。
スカイツリーを望む

文人墨客の句碑や「福禄寿」美しき日本庭園を味わう

重厚な門を潜ったとたんに、タイムスリップしたような気分になれるほど、美しく保存されている向島百花園。花々のみならず、庭造りに力を合わせた文人墨客の29もの句碑、園創設者の佐原鞠塢が大切に信仰していた「福禄寿」なども見どころです。風情ある四阿(あずまや)や縁台もあちこちに点在しているので、ひと休みして、ゆったりとした時の流れに身を任せてみてくださいね。
東屋

創業は江戸末期!向島名物の言問団子

向島百花園から、のんびりと墨堤通りを浅草方面に向かって歩いていき、隅田公園少年野球場を右折すると、「向島 言問団子」が見えてきます。在原業平の和歌「名にし負はばいざ言問はん都鳥我が思ふ人はありやなしやと」(『古今和歌集』)にちなんで名付けられた、江戸末期創業のお店。お土産で持ち帰ることも、店内で食べることもできます。作りたてを出してくれるので、店内で食べると、より一層おいしさが味わえますよ。
言問団子
広い店内

職人技と厳選された材料が生む言問団子と言問最中

歴史があるだけではなく、その味わいも見事です。言問団子は小豆・白・味噌餡入の3色で630円(税込)で、どれも厳選した国内産の原材料を使用。さらに、店内で味わう時にはお茶も出してくれるのですが、その茶葉も言問団子に合う静岡産の川根茶になっています。串に刺されていないところが特徴の言問団子は、あんが団子に「塗られる」というより「包まれている」くらいのヴォリューム感で、甘味はあっさり。団子も柔らかく、口の中でとろけるようです。お土産は6個入り1260円(税込)をはじめとして、各種あります。賞味期限はその日じゅうですので、お早めにどうぞ。
もう一つの名物は言問最中。可愛い都鳥の形で、小豆・白餡入りのふたつで530円(税込)。パリパリの最中の中に、あんがぎっしり詰まっています。こちらは、あんがなくなったら売り切れになってしまいますので、念のためにお店に電話を入れておけば安心です。
饅頭とお茶
鳥型の最中
お土産饅頭
向島 言問団子  営業時間:9時~18時(火曜休)

スマートポイント

  • 向島百花園の入口付近には、小さな児童遊園があります。ファミリーで紅葉狩りに来て、子どもたちが飽きてしまった場合には、そこに連れて行けばきっと楽しんでくれるはず。取材時にも、ファミリーがたくさんいましたよ。
  • 向島百花園から言問団子までの道のりを脇道に入ると、地蔵坂通り商店街や、鳩の街通り商店街など、魅力的な下町の商店街がいくつか見受けられました。下町のリアルな雰囲気を味わいたいなら、ちょっと寄り道してみてはいかがでしょうか。
  • 言問団子の後は、浅草方面に向かって、桜橋(隅田公園の台東区側と墨田区側を結ぶ歩行者専用橋)から隅田川やスカイツリーを眺めたり、隅田公園でひと休みというルートもおすすめ。そのまま、浅草観光を楽しむこともできます。

ライターのおすすめ

向島百花園は、東京の今と昔をどちらも体感できる貴重なスポット。そして、言問団子では六代目のご主人の真っ直ぐな人柄に触れたり、馴染みのお客さんと会話することもできました。下町の「人」に触れたい人にも、ぜひ足を運んでほしいお店です。

高橋美穂

音楽雑誌の編集を経て、ライターに。出産をきっかけに、親子で楽しめる情報も発信していきたい!と思い、都内を中心に探索中!

スポット詳細

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