* * menu
閉じる

西郷隆盛像

江戸城無血開城、上野戦争幕引き
を讃えた上野の「西郷隆盛」像

writer:編集部(2020.01.22)

写真1
  • 写真1
  • 写真2
  • 写真3

京成「上野駅」正面口より徒歩1分。駅の脇にある上野公園に入る石段を上ると、上野のランドマーク「西郷隆盛像」があります。なぜ鹿児島出身の西郷隆盛の像があるのか…。それは、慶応4年(明治元年)、勝海舟との会談により「江戸無血開城」を実現し、その後、新政府に不満を持った「彰義隊」を撲滅。結果、「上野戦争」による江戸の戦火を救ったからです。今では観光スポット「上野の西郷さん」として親しまれています。

Point1

幕末に触れる観光スポット

西郷隆盛像が建てられている場所は、まさに戊辰戦争の戦いの一つ、上野戦争で西郷隆盛率いる新政府軍が黒門を突破し、彰義隊を倒した場所。この活躍のおかげで、彰義隊の企ては未遂に終わり、江戸の戦火を救うことができました。一方、破れた彰義隊。西郷隆盛像の裏手にひっそりとお墓があります。どちらも幕末の歴史に触れる観光スポットとして、多くの人が訪れています。

Point2

砲弾が残る寛永寺旧本坊表門

もともと上野恩賜公園と動物園一帯は寛永寺の敷地。寛永寺本坊は現東京国立博物館敷地内にありましたが、上野戦争により殆どが焼失。しかし、旧本坊表門(通称、黒門)のみ焼け残りました。その後も関東大震災や東京大空襲もくぐり抜け、現在は上野恩賜公園の東端、両大師(輪王寺)の右隣に構えています。当時の壮絶な戦い想像させる鉄砲や砲弾の痕が残る黒門。2013年の補修により黒漆の輝きを取り戻しました。国指定の重要文化財は必見です!

Point3

高村光雲作の「西郷隆盛像」

西郷隆盛像の建設は、明治31(1898)年。作者は彫刻家の高村光雲で、詩集「智恵子抄」の作者、高村光太郎の父親です。鹿児島にある少し強面の西郷隆盛像とは違い、上野では愛犬「ツン」を連れてウサギ狩りに興じるイメージ。実は西郷さんは無類の犬好き。ちなみに犬を制作したのは高村光雲の弟子、後藤貞行です。

※こちらは、公開日が2016年4月8日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スポット詳細

アクセス

JALで行く!国内ツアーは格安旅行のJ-TRIP

東京観光モデルコース

記事検索

ツアー検索