大阪の心斎橋の片隅にある不思議な扉。そして、扉の前には若い女性を中心とした行列。小さな扉をくぐった先にあるのは「水曜日のアリス」という雑貨屋さん。今も多くのファンから愛される不思議の国のアリスがモチーフとなっているお店には、かわいい雑貨、アクセサリー、お菓子に加え楽しい仕掛けがいっぱいです。白ウサギを追いかけて、アリスが旅したおとぎ話のような、スペシャルな1日を体験してみませんか?
お土産
2017.05.20
アリスが旅した不思議の世界!
水曜日のアリス大阪店
writer : けいたろう
アメ村の謎の扉からアリスの世界に
大阪の若者文化を象徴する派手で奇抜なお店の多いアメ村の街並み。周りの景色からすると異質な、クラシカルでヨーロピアンな扉の前に、若い女性を中心とした行列ができています。
場所柄、小さなライブハウスの会場待ちのような雰囲気ですが、行列の目的は、実は雑貨屋さん。
大人の背丈の半分ほどしかない扉の向こうは、「水曜日のアリス」という不思議の国のアリスがモチーフになっているお店なのです。
「水曜日のアリス」では、店内の雰囲気をゆっくり堪能してもらうために、1度に入店できる人数の制限を設けています。扉の向こうは、白ウサギに誘われて迷い込んだアリスの世界。行列に並んでいる間も、どんなお店なのか気になりワクワクします。
「ハートの女王の間」
小さな扉をくぐり、カーテンを抜けた先の空間は、赤と黒のカラーリングが印象的な「ハートの女王の間」というエリア。
こちらでは、雑貨とアクセサリーが販売されています。
スペース中央のテーブルに並べられたピアス、イヤリング、指輪、ネックレス。
一見するとオシャレなアクセサリーは、よく見ると王冠やウサギ、トランプやチェシャ猫、懐中時計など不思議の国のアリスにちなんだモチーフ。
素敵なアクセサリーの数々は、ゴージャスで高価そうな雰囲気ですが、ピアスやイヤリングは値札を確認すると、値段は500円からと意外にリーズナブル。
さらに大阪店限定のオリジナル缶バッチは300円となっていて、買わない選択肢はないくらいで、一番人気の商品となっています。
クラシカルで貴重なアリスグッズも販売
「ハートの女王の間」ではテーブルだけでなく、壁沿いにも所せましとグッズが陳列されています。
その中で気になるのがクラシカルなイラストが描かれたグッズの数々。
これらの商品は、イギリスにある不思議の国のアリスの原作の出版元であるマクミラン社が認可した公式グッズで、可愛らしいタッチのイラストに混じり、不思議の国のアリスが本来持つ奇妙でカオスな雰囲気ただよう公式グッズは、グッと大人っぽい雰囲気。
また店内では、洋書の不思議の国のアリスが売られていますが、こちらの挿絵は、ムーミンでお馴染みのトーベ・ヤンソン。
日本ではなかなか手に入らないレアなアリスグッズを手に入れて、真のアリスファンを目指してみてはいかがでしょう?
「お茶会の間」
雑貨を扱っている「ハートの女王の間」の奥のエリアは「お茶会の間」。
こちらはイメージが一変し、白を基調としたエリアで、お菓子を販売しています。
個性的で美味しそうなお菓子がたくさん並んだ、お茶会の間の一番人気のアイテムは、アリスが飲んで小さくなった「Drink Me」の瓶入りドリンクをイメージしたサイダー。
アリスの洋服とおそろいの水色のドリンクは何とチェリー味!
「お茶会の間」では、ほかにもアリスが食べて大きくなった「Eat Me」のクッキーの詰め合わせやオリジナルのロールケーキ、宝石のようなキャンディ、色とりどりのポップコーンなど、カラフルで奇妙なお菓子がいっぱい。
また「お茶会の間」で目を引くのが天井から吊り下げられたオブジェ。イスとテーブル、それにアリスの故郷イギリスのアフタヌーンティーでお馴染みの3段のケーキスタンド。
さかさまに浮かんでいる様子は、まさにアリスの世界観にピッタリ!
店内に施された不思議な仕掛けを紹介
「お茶会の間」のさかさまのテーブルの以外にも、水曜日のアリスでショッピングの合間に、思わず探したくなる楽しい仕掛けが盛りだくさん。
まず「ハート女王の間」のアクセサリーテーブルは、よく見るとトランプの兵隊が頑張って支えていたり、壁からはチェシャ猫がこちらを覗いています。
また「お茶会の間」の白い壁には、「EAT ME」や、「TRY ME」と書かれた大きなクッキーがくっついていますが、よく見ると取っ手があります。その取っ手を引っ張ると、中でティーパーティの用意がされていたりします。
またショップを訪れると記念に欲しくなるのが、お店のショップカード。水曜日のアリスのショップカードは、オシャレなトランプ型カード。
これもすぐにはみつからない場所にあるので、ぜひ探してみてください。
スマートポイント
- 水曜日のアリスという店名で気になるのは、水曜日というワード。これは一週間の中で、一番退屈になりがちな平日の水曜日をスペシャルな一日に替えたいという思いに由来しています。
- お店のどこかに開いているのですが、クロッケーのボールにされないようにハリネズミが逃げ込んだ穴がありますが、見過ごしがちな本当に小さな穴です。よく探してハリネズミをみつけてみてください。
- 買い物以外にも、仕掛け探しが楽しい水曜日のアリス。アリス自身も7歳の女の子なので、小さな子どもも楽しめるスポットとなっています。
ライターのおすすめ
入店すると第一声が「カワイイ~」となること間違いなしの水曜日のアリス。コテコテの大阪スポットの道頓堀のすぐ近くなので、大阪旅行のちょっとした寄り道に不思議の国はいかがでしょう?
けいたろう
大阪在住のフードアナリスト。足を使って関西中の美味しい食べ物情報を探し出し配信します。お楽しみに!
INFORMATION
スポット名 | 水曜日のアリス 大阪 |
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住所 | 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-12-25朝日プラザ心斎橋 1F |
電話番号 | 06-6211–6506 |
料金 | 料金価格帯180円~2,000円 平均料金1,500円 |
営業時間 | 平日11時 ~ 19時30分 土日祝10時 ~ 19時30分 |
駐車場 | なし |
備考 | HP:http://www.aliceonwednesday.jp |