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グルメグルメ

2018.01.07

京橋の行列ができる居酒屋とよ
名物はマグロと気さくな大将と

writer : 塚本隆司

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威勢のいい大将の掛け声が響き渡る。ここは大阪、JR京橋駅北口から徒歩1分。アーケード街から少し離れた露店屋台風の人気店「居酒屋とよ」だ。
寒いや暑いに関係なく、連日酒を酌み交わす人たちであふれている。名物はマグロ。行列ができる人気店だが回転率も早く、待つことすら魅力のひとつになっている。
これが大阪京橋のディープな居酒屋、知る人ぞ知る名店「居酒屋とよ」なのだ。
居酒屋とよ

行列必至の人気店「居酒屋とよ」

JR京橋駅周辺は、ミナミ(道頓堀や難波)やキタ(梅田)とも違う下町っぽさを残す歓楽街。ビジネス街に近く活気ある街だ。そんな京橋で、さらに活気に満ちた店が「居酒屋とよ」である。大将の威勢のよさと笑顔、元気よく楽しげに働くスタッフの姿が印象的だ。
驚きの店構え
「居酒屋とよ」に訪れ、まず驚くのが店構え。屋台のようにドアもなければ壁もなく、厨房(ちゅうぼう)周りに壁が少し。客席にあるのは屋根だけだ。
喜界島出身の大将“とよさん”が、この場所で営業を始めたのが1992年。創業以来、変わらないスタイルで営業をしている。
だが、テーブルはキレイに磨かれ気持ちが良い。水洗式のトイレも清掃が行き届いている。「居酒屋とよ」が女性客をも魅了している理由のひとつだ。

営業前から行列ができる。混み合ってくるとさっと切り上げて帰る常連さんの姿も見られ、おかげで回転率もよい。地域で愛されている店ならではの光景だ。

観光客も喜ぶ大阪らしい営業スタイル

夏場の暑い時期はビールが飛ぶように売れる。どぶづけ(冷水ボックス)の中ではキンキンに冷えた瓶ビール。客は自分で取りだしテーブルへと運ぶ。会計では瓶の本数を精算するスタイルだ。大阪らしさが感じられ、観光客の目には新鮮に映ることだろう。
コップ酒でいただく燗酒や焼酎割り
寒くなれば燗酒や焼酎お湯割り。もちろんコップ酒でいただく。焼酎は大将の出身地である鹿児島県奄美群島の黒糖焼酎喜界島。口当たりのいい黒糖焼酎が食欲を掻き立ててくれる。
鹿児島県奄美群島の黒糖焼酎喜界島

名物は大将自慢のマグロ

メニューはシンプルだが個性的。おすすめは、おまかせ3点セット。赤身・トロ・大トロの3種類のコースがあり一番人気は「赤身一人前コース(2,400円)」(写真)だ。
一番人気の「赤身一人前コース」
一人前コースなのにメニューには「2〜3人前」と書かれている。確かにボリューム満点。3点コースなのに「貝とカニの酢の物、まぐろ、うに、いくら」と4点あるのも不思議でおもしろい。
マグロ・ウニ・いくらの絶品
マグロはもちろん、ウニやイクラも絶品。ウニやイクラの下には、かっぱ巻きがあり食感のいいキュウリと一緒に食べるとまたうまい。店の外観と料理レベルとのギャップもあり、驚きと感動の一皿に感謝だ。
一人旅なら、ちょっと量が多いかも。相談すれば単品の半人前など、要望に応えてくれる。
トロ鉄火
マグロのうまさに感動したならもう一品。「トロ鉄火(600円)」は、マグロだけではなく海苔にもしっかりとした食感と味わいがある。食材への思い入れが伝わってくる。

炎との真剣勝負から生まれる名物「まぐろのホホ肉のあぶり」

厨房でバーナーの炎が轟音とともに吹き出したなら注目。もう一つの名物料理「まぐろのホホ肉のあぶり(600円)」だ。
大将が体を張って調理
大将が威勢よく体を張って調理する逸品。氷水に手を浸しては炎の中へと素手で挑みマグロを返す。ほどよい焼き加減は、この技から生み出される。仕上げには特製のぽん酢ダレ。臭みもなくうまいの一言に尽きる一品だ。
一人前の「まぐろのホホ肉のあぶり」
写真は一人前だがハーフサイズ(450円)での注文もできる。

他にも季節や仕入れの状況で変わる一品メニューもあり、何があるのか楽しみだ。

豪快だけど居心地よし、今やワールドワイド

今も昔も変わらない心地良い店
大阪京橋の繁華街もいいが、空を見上げ風を感じながら過ごせるのがいい。店に覆いかぶさるように茂っている木は榎木(エノキ)だ。その昔、街道の一里塚には、旅人が休めるようにとエノキが植えられていた。木陰で一杯飲む酒の心地よさは今も昔も変わらない。
笑顔の大将
心地よさといえば、大将の笑顔もいいが元気に働くスタッフの姿もいい。訪日客も多いだけに、懸命に接客している姿に好感がもてる。大将も時間さえあれば、客席にも顔を出してくれる心遣いもうれしい。お客さんからも笑顔がこぼれる。

旅行者におすすめしたい大阪グルメ店「居酒屋とよ」。うまいマグロとディープな大阪の魅力がここにある。
旅行者におすすめしたい大阪グルメ店

スマートポイント

  • 大阪京橋は、観光地色よりも下町さが残っている街。露地に入るとディープな大阪の風景がある。初めてなら近寄りがたく感じるかも知れないが「居酒屋とよ」なら安心して楽しめる。
  • 屋台風なので雨の日や寒い冬の日は、お客さんは少なめ。ゆっくりできるチャンスかも知れない。ただし、雨の日は屋根の下だけなので、席数が減ってしまうから要注意。それでも傘を差しながら飲む強者もいるとか。
  • 仕込みが早く終われば、開店時間を前倒しで営業を始める日もある。逆に閉店時間は売り切れ次第終了なのでご注意を。

ライターのおすすめ

誰かを連れて行きたくなる店の代表「居酒屋とよ」。ちょっとオシャレに「オープンエアな居酒屋があるから行かへん?」なんて誘ってみるのもオモシロいかも。見た目で驚かせて、味でも驚かせられますから。

塚本隆司

ご覧頂きありがとうございます。
「行きたい」気持ちが「行こう」に変わった瞬間が今ならうれしいです。

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