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グルメグルメ

2016.02.08

舞妓さんと会える
花街・宮川町の町家カフェ

writer : 砂野加代子


鴨川の東側、四条通から五条通までの花街、宮川町。祇園ほど人通りも多くなくて、しっとりと落ち着いた、情緒ある町並みが続きます。京都の古い家をそのまま味わえる、町家カフェ「ろじうさぎ」があるのは、宮川町筋から少し細い路地を入ったところ。お母さんがつくるような栄養満点のごはんが食べられる、アットホームで居心地のよいお店です。人気の「京の朝ごはん」や昼食の「ろじうぜん」をはじめ、散策途中にホッとできるカフェメニューも豊富です。

風情のある宮川町で唯一のカフェ


石畳の通り沿いに、紅殼格子のお茶屋さんが並ぶ宮川町筋は、夜は舞妓さんが行き交い、昼間はお稽古の三味線の音が漏れ聞こえてきたりする、なんとも風情のある通りです。「ろじうさぎ」は、その宮川町で唯一のカフェ。


引き戸を開けて店内に入ると、どこか懐かしい感じがする、素の京都を味わえる空間がひろがっています。靴をぬぎ、座布団に座り、庭をながめながらお茶を飲むと、ほっこりと、くつろぐことができます。


花街らしい舞妓さんのうちわが飾られていたり、町家らしい階段だんすがあったりと、京都にいるんだなぁという気分に浸れます。

窓際のカウンター席は、お一人さまに人気の席。厨房に近いので、店主が調理する音や気配も感じられて、お母さんの料理を待つような気分も楽しめそうです。

リピーターの多い「京の朝ごはん」


「京都に来たら、やっぱり和食の朝ごはんを食べたい!」という人におすすめなのが、ろじうさぎの「京の朝ごはん」(800円)。
すべて店主が手作りする、お家でお母さんが作るような朝ご飯で、毎日でも食べたくなる味です。ランチには、お肉やお魚を主菜にした、身体にやさしい「ろじうぜん」(950円)などのおばんざい料理を。野菜がたっぷり食べられて、栄養も愛情も満点です。

充実のドリンクメニューのなかでも、栄養たっぷりの自家製甘酒を使ったメニューは特におすすめ。飲む点滴とも呼ばれる甘酒は、美容にもよく、疲労回復にもぴったりです。
甘酒ミルク(夏期メニュー)550円は、つぶつぶした糀も飲みやすく、やさしい味。一気飲みしてしまいそうな美味しさです。カフェメニューは季節限定のメニューも多いので、季節を変えてまた訪れたくなりそうです。

抹茶オーレ(550円)

コーヒーとケーキセット800円

京都にまつわる本は1000冊以上!


押し入れを改造した本棚には、京都本、歴史本、料理本など、さまざまな視点から京都を楽しめる1000冊以上の蔵書が並んでいます。庭、神社、茶道、歌舞伎、料理、パワースポットなどジャンルに分けて整理されています。京都が舞台になった小説もずらり。観光の前に訪れて、本棚の本で報収集することもできます。 
「京都が大好き」という店主は、京都生まれの京都育ちで、京都検定2級の持ち主。京都歩きの相談にも、のってもらえます。ちょっと知識をもって散策すると、観光の楽しみも増しますよ。

舞妓さんと一緒に流しそうめん!?

ろじうさぎでは、京都検定の勉強会や、初心者向け歌舞伎講座、京都のおいしいものの食べ歩きの会なども行っています。(要予約)

情緒ある花街・宮川町にあるお店ならではの、魅力的な取り組みや企画が多いのも、ろじうさぎの素敵なところ。「せっかくこの町に足を踏み入れてくれたお客さんに、花街と親しんでもらいたいと思って」と店主。


夏に行われる、名物イベント「舞妓さんと流しそうめん」は、毎年大人気。ろじうさぎの庭で、舞妓さんと一緒に流しそうめんをして、舞妓さんと近い距離でお話をしたり、写真撮影もできるという、夢のような企画です。

(イベント写真提供:ろじうさぎ)

冬は、お料理屋さんのお座敷で、舞妓さんと一緒に「新年会」もされているそう。お座敷体験気分を味わえる新年会なんて、魅力的すぎますね。

スマートポイント

  • 朝8時(夏は7時)開店なので、散策前はもちろん、早朝に清水寺などを参拝した帰りの朝食にもおすすめ。京の朝ごはんは、予約が確実(当日朝の予約OK)。ランチ営業の前、11時〜12時は閉店となるので注意。
  • 京の朝ごはん、ろじうぜんなどの、食後のコーヒー・紅茶は+250円。トーストのモーニング600円もあり。冬期限定で、京の朝ごはんや、ろじうぜんのお味噌汁を、+150円でかす汁に変更することも可能。
  • 食べ歩きの会、勉強会、「舞妓さんと流しそうめん」などのイベントは、店主のブログで予定をチェック! 早めの予約がおすすめ。

ライターのおすすめ

素の京都らしさを、存分に満喫できるお店です。古い町家で感じる、京都の夏の暑さ、冬の寒さ。季節の食べもののおいしさ。きっと、もっと深く京都を知りたくなります。予定があえばイベントに参加するのもおすすめ。

砂野加代子

エディター&ライター。学生時代から生活の中心はほぼ京都。近頃つくづく「大人の京都は楽しいなぁ〜」と思う。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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