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お土産お土産

2016.03.14

あぶらとり紙や化粧品を通して
よーじやが伝える京の化粧文化

writer : 山田涼子

花遊小路の店頭にて
おなじみのロゴが描かれた「あぶらとり紙」で知られるよーじやは、創業1904年。舞台化粧小物を商うお店として開業しました。京都市内に10軒の店舗を構え、地元の人たちから長く親しまれるだけに留まらず、思い出に残る京みやげを求める観光客や修学旅行生などで連日にぎわっています。
京紅
110余年の伝統を受け継ぎながら、本格的なコスメ専門店、カフェなども展開し、濃やかなおもてなしを提供し続けている京都生まれ京都育ちの「京ブランド」のひとつです。

あぶらとり紙の誕生秘話

あぶらとり紙
大正時代、映画の撮影所に出入りしていた初代・國枝茂夫氏が、浮いた脂がライトにテカッて困ると相談を受け、試行錯誤の末にたどり着いたのが「金箔打ち紙」でした。これは金箔を薄く延ばすときに使われる和紙で、何度も打たれて繊維が活性化することで脂をよく吸い取りました。発売当初は顔を覆うサイズ(現在の約4倍)でしたが、その後、改良を重ねて手帳型に。1冊5銭で売り出され、土地柄から梨園や映画関係者、花街の女性たちの間でたちまち評判となり、口コミで全国へ広がっていきました。
厳選した和紙を使ったよーじやのあぶらとり紙は、抜群の吸収力とやさしい肌ざわりが人気の秘訣。あぶらとり紙には、春のさくら、夏の抹茶、秋のゆず、空港限定のアロエバージョンもあり、それらを目当てに多くのリピーターが訪れます。
あぶらとり紙ロゴ

原点に立ち返ったコスメ展開

トライアルセット
創業当時の想いを甦らせるべく、2001年に基礎化粧品「うるおいぷらす」シリーズを発売し、以来、ファンデーションや色もの、化粧筆といったコスメ商品の開発にも力を入れています。
粧具筆一式
京都市内でコスメ商品が買えるのは、専門店である大丸京都店、よーじや随一の品揃えを誇る祇園店(2階フロア)、京都ホテルオークラ店、そして三条店です。テスタリングや肌診断をはじめ、タッチアップも気軽に体験することができます。とくに日本の伝統色を採用したパレットタイプの口紅とフェイスカラーは、長らく舞台化粧を扱ってきた歴史に基づく発色のよさが魅力で、和の趣が感じられます。
口紅黒容器
また、よーじやでは化粧品・化粧雑貨のことを総じて「美粧品」と称しています。これは、「化かす」のではなく「美しく粧う」ことを大切にしてほしいという美意識から生まれた言葉。古くからの化粧文化をいまに伝える京ブランドならではの姿勢です。

カフェ=おもてなしの心

化粧品や雑貨を扱っているお店がカフェ?と思う人もいるかもしれません。よーじやカフェ1号店がオープンしたのは2003年。桜や紅葉のシーズンになるとレジには行列ができ、店先まであふれんばかりのお客様で混雑する中、「お待たせするならせめて休憩できるスペースを」という社長の声を受けて、「それならお茶の一杯でもお出ししたい」という想いからカフェができました。そこにあるのは、京都らしいおもてなしの心。人気は、ロゴ(手鏡に映った京女がモチーフ)がそのままリアルに描かれたカプチーノ。
カプチーノ
多くの人が記念撮影をして、SNSなどにも投稿されている名物メニュー
です。また、よーじやカフェのメニューは店舗限定、季節限定のものも多く、中でも、石窯の設置された三条店ではピザメニューが豊富です。
窯

スマートポイント

  • 「遠方からわざわざ来られるお客様をがっかりさせないために」と、カフェでは予約・貸切不可。ハイシーズンの週末は満席も覚悟で。待っている時間に併設のショップでゆっくりとショッピングを楽しめるのがうれしい。
  • カフェには雑貨やステーショナリーなど、オリジナルグッズが多数並ぶ。京みやげに最適な「よーじや製もなか」や「よーじや特製カプチーノチョコレート」など、かわいいスイーツもお見逃しなく!
  • 三条以外にも、哲学の道、祇園、嵐山と有名な観光地に点在するカフェでは、四季折々の景色が楽しめるのも魅力。花見や紅葉狩りはもちろん、祇園祭や花灯路などのイベントも間近で見られます。

ライターのおすすめ

よーじやのスタッフには、京都検定合格者が大勢います。三条店には、京都の歴史はもちろん周辺情報にも詳しいコンシェルジュがいるので、雑誌やネットにはないアドバイスがもらえますよ。

山田涼子

本に埋もれて暮らす本の虫。好物は、美酒&美食ならジャンル問わず。睡眠より、映画・ドラマ・アニメの消化を優先。

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