* * menu
閉じる

観光観光

2017.03.08

見て、聞いて、感じる清涼感
耳を澄ませ歩く嵯峨野竹林の道

writer : けいたろう

美しい景色の多い京都の中にあって、特に人気が高い嵯峨野の地に広がる竹林の道。嵐山の北側、青々とした竹が立ち並ぶ道は京都を代表する風景の一つとなっています。

ポスターやCMなどに登場し、きっと誰もが目にしたことのあるスポットですが、実際にその場に立ってみると、その美しさと迫力に圧倒されてしまいます。
竹林

世界を魅了する和の美しさ

両側に竹が生い茂る、爽やかで心洗われるようなヴィジュアルの道は、渡月橋と並んで京都という枠を超え、日本を代表する情景の一つ。国内のみならず世界中から観光客が毎日押し寄せる観光スポットとなっています。
観光客
また、嵯峨野竹林の道で美しいのは、その景色だけではありません。風が吹き抜ける度に竹の葉がサラサラと揺れる音は、風薫るといった美しさがあり、環境省が選ぶ『残したい日本の音風景100選』にも選ばれています。
嵯峨野竹林

一年中いつでも美しい

竹という植物は年間を通して青々としているので、嵯峨野竹林の道は春夏秋冬の区別なく美しい景色が広がっています。
秋の嵯峨野竹林
また夏の直射日光や、冬の冷たい風も優しく遮ってくれるほか、晴れの日だけでなく、曇りや小雨程度の雨の日には独特の風情が増すように感じられ、季節やお天気に左右される旅行者にとってはありがたいスポットとなっています。
竹林から見上げた空

中間地点には野宮神社

直線の一本道と思われがちな嵯峨野竹林の道ですが、野宮神社(ののみやじんじゃ)がある中間あたりに大きく曲がっている箇所があります。
野宮神社
野宮神社は源氏物語にゆかりのある神社で、良縁、子宝、出世にご利益があるとされています。
嵐山の繁華街側から竹林に入った場合には、神社を越え、竹林の道をさらに西へと歩いて、大河内山荘の手前まで足を延ばしてください。山荘前の竹林への出入り口付近の景色は、最も美しいので必見です。
山荘前の竹林への出入り口付近

歴史と現在が共存する嵯峨野竹林の道

嵯峨野は平安時代に都の喧騒を嫌った貴族が別荘を建てた静かな土地で、今に美しさを残していますが、現代風のアレンジも行われています。2005年に開始した嵐山の主要スポットをライトアップする『嵐山花灯路』の時期には、嵯峨野竹林の道もライトアップされます。
ライトアップされた嵯峨野竹林の道
また、嵯峨野竹林の道の最寄駅となる通称『嵐電』こと京福電鉄の嵐山駅には、キモノフォレストと呼ばれる、京友禅の着物で作られた竹林の道がモチーフのオブジェが登場し、美しすぎる駅として話題となっています。
キモノフォレスト

嵯峨野竹林の道に新たな散策路が誕生

平安の美しさを保ちつつ現代風なアレンジも受け入れる嵯峨野竹林の道ですが、2015年秋に新スポットが誕生しました。それが竹林の散策路です。
竹林の散策路
嵯峨野竹林の道には、野宮神社付近で一本の道が交差しています。その道を北へ進むと、竹林で作られた回廊型になった巡回路の竹林の散策路が姿を見せます。
回廊型になった巡回路
こちらは2015年秋に新たに誕生したスポットで、まだまだ穴場です。
途中、JR山陰本線の線路と交差して、竹林が一旦途切れますが、そのまま直進してください。
JR山陰本線の線路

スマートポイント

  • 嵯峨野竹林の道のもつ清涼感を思う存分吸収しましょう。目を見張るだけでなく、耳を澄ませば、葉擦れの音も美しく爽やかです。
  • 野宮神社の小さな境内の奥に、じゅうたん苔と呼ばれる苔に覆われた庭園があります。よく手入れされた苔は美しく、春から夏にかけては新緑、秋には紅葉とのコントラストが見事です。
  • 竹林の散策路には道がコブ状に膨らんだスペースがあり、絶好の撮影舞台となっています。ぜひ竹林をバックに思う存分写真撮影をしてください。

ライターのおすすめ

千年経っても美しい嵯峨野竹林の道ですが、夕方になると人の姿も減り、美しくも妖しい雰囲気。仄暗く心細くなる中で見る野宮神社の提灯の明かりは幻想的。ぜひ時間に余裕のある方は夕方の竹林を堪能してください。

けいたろう

大阪在住のフードアナリスト。足を使って関西中の美味しい食べ物情報を探し出し配信します。お楽しみに!

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

JALで行く!国内ツアーは格安旅行のJ-TRIP

  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする
  • この記事をシェアする
  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする

関西観光モデルコース

記事検索

ツアー検索