* * menu
閉じる

観光観光

2015.03.26

密かな人気を博す
オリオンハッピーパーク

writer : 牧

沖縄のビールと言えばそう、オリオンビール!
沖縄県民に愛されているオリオンビールの製造を一手に担っているのが、
名護市にあるビール工場です。
こちらでは無料の工場見学が行われており、トリップアドバイザーの
『行ってよかった!工場見学&社会科見学 2014』で、
第5位にランクイン。大手ビール会社ではなく、
沖縄という地方のビール工場見学が秘めた魅力に迫ってみましょう。

電話1本、予約をしたらいざや向かえや

やってきましたオリオンハッピーパーク。
工場及び併設されているこちらの見学施設は、
名護市街地の外れにあります。
電話であらかじめ予約をしたら、見学会に参加しましょう!

まずは導入の説明から

最初は会社の概要から話が始まります。
オリオンビール株式会社は、昭和32年に発足した
沖縄ビール株式会社がその前身。
2年後の一般公募による社名変更を経て、今に至るそうです。
オリオンビール工場へようこそ
お次は製造過程に関わる説明に。
沖縄だけでなく日本、そして海外へ出荷されるオリオンビールの全てが、
この工場で作られているとのこと。
その製造能力は、1年でなんと大瓶約1億本分!い・・いちおくほん!?
数字が大きすぎてサッパリ想像できないんですが、
だいたい沖縄の成人1人が大瓶100本を飲む計算になります。
やっぱり沖縄県民はオリオンビールが好きだということなんでしょう。

いざ、ビール製造の現場へ!

オリオンビール素材
こちらはビールの主原料となる、左からホップに大麦。
他に、副原料として米やコーンスターチ等が使われており、
ビールは主原料の割合が高く、発泡酒は副原料の割合が多いそうです。
ホップと麦は手に取って匂いをかぐことができます。
鼻を近づけると乾いた草の匂いがふんわりと鼻孔をくすぐります。
仕込窯
こちらは仕込み窯。まずは原料を煮込んで麦汁を作ります。
釜一つで大瓶約7万本分を仕込むことができ、
1日8回の仕込みを行う日もあるんだとか。

それにしても、大変なのは釜の温度。100℃近くまで上がるので、
仕込み釜のある空間は夏場50℃近くに達するんだとか!
美味しいビールのためには、こんな過酷な環境で働く方もいるんですね。
感謝、感謝です。

そしてビールは貯蔵され・・・

工場の様子
外に見えているのはビールの貯蔵タンク。
1人で毎日350ml缶を1本飲むと1,500年飲むことができ、
一生かかっても消費しきらないと誇らしげな説明がありました。

なるほど。では1人で使い切るにはどうすればいいかな?
と思い立ち、別換算。
沖縄の短い冬に60日間ビール風呂に入るとしたら、
約27年間入れる計算となりました。
心の中でタンクのビールを使い切って、1人満足に浸る私。

オリオンビール、巣立ちの時

貯蔵されたビールは1か月の熟成期間を経て、いよいよ出荷されます。
工場内
こちらはビール缶が流れていくラインなんですが・・・
見学をしたのは土曜日で、残念ながらラインはお休み。
平日に来れば、ここを大量のビール缶が
ゴンゴン流れてくる様子が見られるんでしょうね。

ところで工場内のこの配色には、意図があるんです。
床の青は海。白い壁は砂浜。ピンクの機械は珊瑚と、
沖縄の海をイメージしているとのこと!工場内のデザインにも、
訪れた観光客をもてなす心遣いが込められているんですね。
1分
機械が缶にビールを注ぎ、キュッと蓋がされていきます。
この蓋を閉める機械の処理能力は、なんと1分間で1,200本、
1本当たりわずか0.05秒!その処理能力に、ただ驚くばかり。

樽、瓶、缶にそれぞれ詰められたビールは
しかるべき個数にまとめられ・・・
オリオンビールトラック
トラックに乗せられ、県内、そして世界へと旅立って行くのでした。

人気の秘密は、見学後にあり!

さて、約40分間の工場見学の後は、ビールの試飲タイムです。
工場見学の人気の秘密は、この試飲タイムにあると言っても過言では
ありません。出来たてを味わうことができるだけでなく、
季節によって試飲の内容が変わり、時には複数種類があることも。
そして何より、試飲もおつまみ付きで無料なんです!
なんてお得な工場見学なんでしょうか・・・!
ビールの試飲
「さすが工場直結、最高に美味しい!!」

・・・と言いたいところですが、残念ながら私はドライバー。
ノンアルコール飲料であるクリアフリーをグラスに注いで、
気分だけを味わいました。

肝心の本物のビールの味ですが、以前工場見学に訪れたビール党の母が、
「こんなに美味しいビールは人生初だ!!」と歓喜に満ちた表情を浮かべたので、
それはもう間違いないでしょう(私は心の中で大粒の涙ですが)。
誰かと車で来ているのであれば、ぜひともジャンケンに勝ち抜いて、
最高のオリオンビールをご賞味ください。

最高のビールを味わった、その後に

2杯のビールとおつまみ
オリオンビールの特徴であるすっきりした口当たりは、
高温多湿な沖縄の気候と最高にマッチしています。
工場見学を通してオリオンビールの歴史と製造を知ることで、
滞在中のビールがより美味しく感じられるかもしれませんね。
工場見学をした日の夜は、ホテルで、居酒屋で。
友人や恋人、家族と美味しいオリオンビールを酌み交わせば、
沖縄の夜を満喫できること、間違いないでしょう!!

JTRIP Smart Magazineライター。高知県出身、2006年より沖縄在住。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

JALで行く!国内ツアーは格安旅行のJ-TRIP

  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする
  • この記事をシェアする
  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする

沖縄観光モデルコース

記事検索

ツアー検索