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グルメグルメ

2017.03.02

これぞ東京の郷土料理!
老舗名店、桜肉料理の世界へ

writer : Naomi

桜なべ
肉好きの女性の間で人気が定着している馬肉。馬肉の別名は「桜肉」とも言われ、桜が咲く頃に脂がのって一番美味しいからという説や、お肉の色が桜のようだからそう呼ばれているそう。カロリーや糖質が低く、鉄分やグリコーゲンを多く含むため、女性特有の貧血にも良いとされて近年注目が集まっています。そんな馬肉の美味しい食べ方をどのくらい知っていますか?伝統的な桜肉を楽しめる老舗、「桜なべ中江」をご紹介します!

創業112年、守り伝える老舗の貫禄!桜なべ中江の歴史。

明治38年、文明開化の真っ只中に桜なべ中江は現在の吉原大門で暖簾を掲げました。当時、遊郭が栄え粋な歓楽街として栄えた吉原には、桜鍋を売る店が20軒以上あり、吉原名物、数少ない東京の郷土料理として、吉原遊郭行き帰りのお客さんで朝夜問わず一日中賑わっていたそうですが、現在では吉原に残っているのは中江さん一軒だけ。
吉原

どうして吉原で桜鍋? それは文明開化の歴史です。

明治の頃、吉原遊郭遊びをしたいけれどお金のなかったお客が自分の乗ってきた馬を売り遊ぶお金を作ったとか。その馬は回りに回って料理屋へ。そこで店はその頃文明開化グルメとして流行っていた「牛鍋」を桜肉で作ったところ、安くて精がついて体が温まると大当たり! 「馬力をつける」という言葉は東京吉原で馬肉を食べることが語源だそう。
料理屋店内

ここでしか食べられない、中江専用の桜肉です!

中江の馬肉は北海道で生まれ、九州・久留米の契約牧場で飼育された純国産の「大江戸このみ」という中江専用の桜肉。お肉の臭みが出ないように穀物中心の飼料で育て、生きながらに熟成された5歳以上の食肉馬なので脂がのった深い味わいが自慢。「黄上がり」と呼ばれる煮込んでも旨味の消えない貴重な脂身に出会えたらラッキーです。
桜肉

その違いに驚き!感激!色々な部位を楽しんでみましょう。

それぞれに味わいの違う部位が楽しめるのも魅力。脂ののったカルビ、柔らかく味わい深いヒレ、しっかりした味わいが自慢のロース、旨味がたっぷりの脂身はバラ。そして、一頭から10人前しか取れない巻きロースは中江でしか味わえない甘みと柔らかさが絶品の部位です。馬刺しと握り寿司は食べ比べができる盛り合わせもオススメ!
握り寿司

必食!これぞ看板!桜なべを堪能しましょう。

明治のファーストフードとして流行った桜鍋はサッと煮て、サッと食べられる様、早く火が通りやすい浅い鍋が特徴。お肉は半分ほど煮えたミディアムレアが一番美味しい食べ頃ですが、バラ肉だけはじっくり煮込みます。お肉の後のザクと呼ばれる野菜などがその旨味を吸い込み、とっても美味しくいただくことが出来るんです。
桜肉のアップ

これを食べずして桜なべは終われないのです!

桜鍋の〆は「あとご飯」。
「中江で一番美味しいものは、あとご飯」と言うお客さんがいるほど。中江の桜鍋の味の決め手は門外不出、一子相伝の甘味噌ダレ。この味噌ダレを余すことなく味わえるあとご飯は、鍋に桜肉の中落ちとすくい豆腐、あとご飯専用「こだわりの玉子」の溶き卵を入れて強火でふんわり仕上げ、温かいご飯にかける。想像を絶する美味しさです!
あとご飯

桜肉は満開だ。あの著名人が愛した味は健在です。

多くの著名人に愛されている中江さんですが、こんなエピソードも。「芸術は爆発だ!」で有名な岡本太郎画伯。常連だった岡本氏は三代目の店主に渡仏していた頃の思い出の馬肉のタルタルステーキをリクエスト。和食のお店に合わせてユッケ風の味付けにアレンジされたそのメニューは「タロタロユッケ」として今でも大人気です。
タロタロユッケ

故き善き吉原の灯、守り続け文化財へ

その昔映画のワンシーンにも登場した歴史的なその建物は平成22年に国の有形文化財に指定されました。店内はまるで博物館のよう。2階には宮大工の技術が光る「松“桜”竹梅」の欄間や黒檀の床柱など建築としても貴重なものが。戦火逃れ、東京の移り変わりを見守り、伝統の味を守り続ける中江さん。是非足を運んでください!
欄間

スマートポイント

  • 桜なべ中江のメニューを余すことなく味わうにはコースがオススメ。馬刺しやユッケ、握りまで楽しめて、桜鍋のお肉の種類も選ぶことができるので、リーピーターさんも何度でも楽しめます。もちろん、あとご飯も!
  • 浅草からも近いので観光の途中にも立ち寄りやすい好立地。中江へ来たら古き善き街並みの残る吉原大門の街を歩いてみても、一味違う東京の歴史を味わえますよ。
  • 桜肉は美容にも効果抜群!お肌の潤いを守るコラーゲンが豊富に含まれているので、「桜肉を食べた翌日はお肌の調子が良い」という方も多いそう。中江開発の化粧品もオススメです!

ライターのおすすめ

タロタロユッケは食べ終わるのが惜しいほど美味しく、初めて食べた桜なべの味の深さに感動し、あとご飯のまるでウニを食べているような濃厚さに衝撃を受けました。馬肉を食べられるお店も増えていますが、是非この伝統の味を味わっていただきたいです!

Naomi

東京都出身
天真爛漫自由奔放をモットーに、10代の頃よりモデルや俳優として活動。
パーフォーマーとして以外にもエステティシャンやネイリストの技も学びつつ、30代、今だから、これからだから出来るアレコレをもっと楽しめるオトナを目指して毎日好奇心旺盛に謳歌中。旅と食がともかく大好物!

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