長く守られてきた老舗の味は
江戸っ子も愛した浅草グルメ

昭和4年(1929年)創業の老舗「浅草むぎとろ」本店

「ひやめしを四五杯かりるとろろ汁」と川柳にも詠われたほど、麦飯にとろろ汁をかけたむぎとろは江戸っ子の大好物。駒形橋の袂に暖簾を掲げて80余年、「浅草むぎとろ」は江戸っ子グルメを楽しむお客さんで、今も連日大賑わいです。

こだわりのとろろは箸が止まらない美味しさ！

ねばりの強い国産大和芋を秘伝の出汁でのばした、こだわりの「とろろ」を麦めしにたっぷりかけて一口ぱくり！キリッとした江戸前の出汁の中に感じられる、大和芋のほのかな甘み。麦のぷりぷりした食感も楽しく、いくらでもいただけちゃいそう。お刺身や煮物なども楽しめるランチ限定セットやお膳もオススメです。

食事系からスイーツまで山芋を使ったお土産が勢ぞろい！

食事の後には、ぜひお土産コーナーへ。お店の味を自宅で楽しめる味付とろろと麦ごはんのセットなど食事系はもちろん、スイーツも充実のラインナップです。

一番人気は「とろりんとう」（540円）。
とろろを練りこんだ生地にまろやかな甘さの沖縄産黒糖をまぶした、しっとり柔らかな食感のかりんとうです。
豊潤なバターの香りの「凛フィナンシェ」の、「ほうじ茶」や「わさび昆布」味も気になるところ。他にも、もちもち食感のどらやき「とろどら（5個入り）」（972円）やサクサク食感のおかきなどなど東京土産に要チェックですよ。

厳選した素材にこだわった逸品！「尾張屋」の天ぷらそば

創業は明治3年。
地元浅草をはじめ、多くの江戸っ子に愛されてきた老舗です。看板メニューは、丼からはみ出るほど大きな海老天がのった「天ぷらそば」。
こだわりのゴマ油で揚げた熱々の海老天と、それに負けない本かつお節のつゆ、そして、最高級国産そば粉で打つコシのあるそばとのバランスが、とにかく見事！
後味は意外とサッパリの、まさに江戸っ子の味。大満足の一杯です。

「浅草寺御用達」の看板にうかがえる老舗の誇り

連日多くのそば好きや浅草寺の参詣客で賑わう店内には、「浅草寺御用達」の看板が。創業以来、浅草の歴史を見つめてきたこの店の、自信と誇りを感じることができます。今でも国内外からの観光客で行列が絶えませんが、近くにある支店でも本店と同じメニューを味わうことができます。

浅草寺の別院・梅園院ゆかりの老舗甘味店「梅園」

初代が作り上げた「元祖あわぜんざい」が東京名物となり、下町の代表的甘味処として江戸っ子を楽しませてきた梅園。創業は、なんと安政元年（1854年）！粟ではなく餅きびを使い、その淡い渋みとあんの甘みに香りが調和した美味は、粋人が茶屋遊び帰りの朝の一服に楽しんだという風情あふれる逸品です。

あわぜんざいを筆頭に、あんみつやおしるこも人気！

仲見世通りから1本外れた路地の角、大きな看板と鮮やかな緋毛氈（ひもうせん）が目に飛び込んでくる梅園本店。甘味処は、入ってすぐのカウンターで食券を買ってから席に案内されるシステムです。入店前にどの甘味にするかを決めておきましょう！

※こちらは、公開日が2016年2月29日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。