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グルメグルメ

2016.05.14

江戸っ子が愛した蕎麦の老舗
根強い人気のかんだやぶそば

writer : ハタレイコ

「かんだやぶそば」の外観
江戸っ子は無類の蕎麦好き。屋台の蕎麦屋から始まり、徐々にお店が増えて江戸時代後期の江戸には3,000軒を超える蕎麦屋があったといわれています。今でも東京には立ち食いから高級蕎麦会席のお店まで、そこかしこに蕎麦屋があります。老舗といわれる店も多い中、「御三家」といえば「やぶ」「更科」「砂場」。江戸っ子にも人気の蕎麦屋でした。その「やぶ」の流れを汲むのが、今回ご懲戒する「かんだやぶそば」です。

明治13年創業、130年を超える蕎麦の老舗

「かんだやぶそば」は、初代・堀田七兵衛が本郷団子坂の藪蕎麦本店から分店を譲り受けたのが始まりです。本家はもともと「つたや」という屋号でしたが、庭に竹やぶが多かったことから「やぶ」と親しみを込めて呼ばれていたそうです。その後、本店が廃業したことにより「藪蕎麦本店」を受け継ぐことになりました。初代はテーブル席を導入したり中庭をしつらえるなど、お客を喜ばせる工夫をして評判の店に。以来、江戸っ子に人気の老舗蕎麦屋となりました。
江戸っ子に人気の老舗蕎麦屋

ファンの声を受け、火災を乗り越え復活した新店舗

1923年築の数寄屋造りで、都の歴史的建造物にも選ばれていた以前の建物。じつは、2013年に火災で半焼し、取り壊されてしまったのです。一時は存続が危ぶまれたものの、ファンの応援の甲斐あってか、1年8ヵ月後の2014年10月に鉄骨造りの建物で営業を再開しました。幸いにも焼失を免れた釣り行灯や看板は同じ場所に設置されていて、以前の姿を偲ぶことができます。
1923年築の数寄屋造り

かんだやぶそば名物!注文の読み上げは今も健在

店内は、テーブル席と落ち着ける小上がりという造り。注文をすると、女将さんが厨房へ注文を読み上げるのですが、独特の節が特徴です。ぜひ、耳を澄ませて聴いてくださいね。
テーブル席と落ち着ける小上がりという造りの店内

淡青色の蕎麦と濃い口のそばつゆ

かんだやぶそばの蕎麦の色は、淡青色。蕎麦粉は主に国産の最上級粉が使われ、蕎麦粉10に対して小麦粉1の割合です。挽きぐるみの蕎麦粉のしっかりした風味に負けないよう、そばつゆは昆布、鰹だしを使った醤油の味わいが濃い辛口。蕎麦を全部つけると辛いため、半分だけつけて食べるのがおすすめだそう。味わうなら、まず「せいろうそば」から。
おすすめのせいろうそば

ぜひ注文してほしい「天たね」

お蕎麦屋さんの天ぷらって本当に美味しいですよね。季節の天ぷらも人気ですが、「天たね」もおすすめです。芝エビをゴマ油でじっくり揚げたかき揚げは、サクサクと独特の食感。せいろうそばとともに天たねを注文するお客さんが多いようです。
人気の天たね
とても人気の組み合わせ

温かいお蕎麦のメニューも充実!

せいろうも良いけれど、かけそば、山かけそば、かも南ばん、天ぷらそばなど温かいお蕎麦のメニューも捨てがたい。あつあつの濃い目のつゆでいただく半熟卵の月見そばに、焼いた穴子の風味が贅沢に漂うあなご南ばんなど。どれもぜひ味わっていただきたい充実のラインナップです。
半熟卵の月見そば
焼いた穴子の風味が贅沢に漂うあなご南ばん
お酒にあわせておつまみ類も豊富 お昼から「お蕎麦で一杯」というお客さんも多く、美味しそうなおつまみがメニューに並びます。なかでもおすすめは「あなご焼き」。白焼きをわさび醤油で召し上がってみてください。鴨と葱の「あいやき」などはテッパンの組み合わせですよ!
わさび醤油で食べる白焼き
テッパンの組み合わせの鴨と葱の「あいやき」

スマートポイント

  • かんだやぶそばは、建て替えでバリアフリーに!トイレにはオムツ替え台もあるので、小さなお子様連れでも安心です。
  • お持ち帰りの「ねりみそ」は、そのままお酒のおつまみになります。お父さんへのお土産にいかが?
  • 近隣の神田須田町界隈は、戦火を逃れた古い建物が残っている風情ある一角。お蕎麦を堪能した後は、近隣をお散歩してみてくださいね。

ライターのおすすめ

足が楽だからと普段はテーブル席を選ぶことが多い方も、やぶそばではぜひ小上がりへ。店内を眺めながらゆっくりとお蕎麦がいただけます。

ハタレイコ

九州出身、食いしん坊部屋。美味しい食べ物とお酒が欠かせない性分のPRコーディネーター。日本の伝統文化に興味があり、少しずつ歴史ある街の散策を始めている。

スポット詳細

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