びらとり和牛の絶品パスタを
くつろぎ空間の亜井ルーチェで

女性店主のこだわりがつまった亜井ルーチェ

新千歳空港から日高自動車道経由で富川IC下車し、国道237号線を富良野方面に向かって約10分。のどかに広がる田園地帯の道沿いに、ルーチェの黄色い建物が見えてきます。

地元のおいしい食材で作る料理店を開くのが夢だった店主の山岸亜衣さんは、札幌のイタリア料理店などで約８年間修行を積み、2013年、実家の敷地内にお店を構えました。混雑時は、隣の実家からお母さんが手伝いに来ることもありますが、普段はひとりで、調理から接客までをこなしています。


地元のブランド牛で知られる「びらとり和牛」で作った「びらとり和牛のボロネーゼ」（1,200円）は、タリアテッレという平打ちのモチモチ麺に、粗挽きの牛肉と季節の野菜の旨みがよく絡んだ本格パスタ。上質な肉の甘みがふんわりと広がり、コクの深いおいしさ！ フォークがどんどん進みますよ。

平取町はトマトの一大産地。完熟したものだけで作った「トマトジュース」（360円）も飲まないわけにはいきませんね！ スーっとのど越しがよく雑味のないおいしさ。野菜不足の人はぜひどうぞ。

女性でも食べやすい「丼もの」も大人気！

リピーターが後を絶たない「煮込みハンバーグ丼」（ランチはドリンク付き）は、びらとり和牛のハンバーグ。ふっくらとジューシーに焼き上げ、風味豊かな手作りソースで煮込んだ逸品です。クリーミーなタルタルソース付きで、味を変えて楽しめますよ！

時間のない人にオススメしたいのが、短時間で出来上がる「黒の豚丼」（香の物、ドリンク付き）。アツアツのスキレット（鋳物のフライパン）に盛りつけられ、お肉もやわらか！地元の人も太鼓判を押すおいしさです。また「さくさくひれカツカレー」や、「ふわふわ卵のシーフードオムカレー」もあって、メニュー選びが大変になるかも！

日高地方で一番おいしいカタラーナかも！

店の敷地内に湧くおいしい水を使い、ハンドドリップで丁寧に淹れたコーヒーやスイーツも好評です。「季節の果実のカタラーナ」（700円）は、爽やかなレモンの風味と芳醇なコニャックをギュッと閉じ込めたおいしさ！ これほど香り高く、なめらかでおいしいカタラーナってあるんでしょうか！と、うれしい驚きを感じますよ。



若い女性店主のカフェらしい、お洒落な感性が店内にさりげなく散りばめられ、窓から見る景色に心癒されます。壁に飾られた絵画は、山岸さんやお姉さんが描いたもの。料理が運ばれてくるまでの時間やお茶を楽しみながら、ゆっくりと眺めてみて。

平取のまちは歴史が深く隠れた穴場がいっぱい！

平取（びらとり）町は、日本一の広さを誇るすずらん群生地（６月上旬に観賞会があります）や、英国人女性旅行家イザベラ・バードが歩いた道を散策できたりと、ちょっと隠れた穴場の地かもしれません。平取に語り伝えられる「義経渡来の伝説」など、歴史の好きな人にはたまらない魅力あふれる見どころがいっぱい。


二風谷（にぶたに）地区には、自然を愛し、自然とともに生きてきたアイヌの人々の文化や歴史を展示した資料館、情報センターなどが点在しています。日高山脈の最高峰「幌尻岳（ほろしりだけ）」（標高2,052m）の登山も人気を集めていますよ。日本の原風景ともいえる見渡す限りの水田や、神秘的な歴史を持つ平取の町をめぐったあとは亜井ルーチェで、旅の余韻を楽しんでみてくださいね。

※こちらは、公開日が2017年10月26日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。