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観光観光

2017.01.23

留萌の歴史や文化をフカボリ
海を臨む留萌市海のふるさと館

writer : 石渡裕美

「日本一の落陽」で知られる黄金(おうごん)岬を見下ろす高台に立つ、留萌市海のふるさと館。道北にある日本海沿岸の町、留萌(るもい)の歴史や文化、自然などを、実物、模型、写真を交えて分かりやすく伝える博物館です。なかでも、留萌の歴史を支えたニシン漁でかつて実際に使われていた道具類の展示は見応え十分! 留萌市出身で映画音楽の巨匠、故・佐藤勝に関する展示も充実しています。ロビーや2階展望ラウンジからの日本海の眺望も見事です。
留萌市海のふるさと館
美しい夕日

提供写真;NPO法人留萌観光協会

黄金岬の上の高台で、留萌の魅力をまるっと伝えます

札幌から国道231号線・通称「オロロンライン」を北上して3時間弱、JR留萌駅からは車で約10分。夕陽の絶景スポット・黄金岬を見下ろす高台の上にある2階建ての博物館が「留萌市海のふるさと館」です。館内に入ると、正面は大きなガラス張り。その向こうには雄大な日本海の眺望が広がります。
日本海の眺望
1階にあるのは留萌の歴史や文化を伝える「常設展示室」と、黒澤明、岡本喜八ら大物監督の音楽監督を務めた留萌出身の映画音楽の巨匠・佐藤勝の足跡を伝える「特別展示室」。佐藤勝といえば「幸福の黄色いハンカチ(1977年)」「あゝ野麦峠」(1979年)の音楽のほか、2014年のフジテレビ系ドラマ「若者たち2014」で森山直太朗さんが歌った主題歌「若者たち」の作曲者ですよ!
では、まずは常設展示室から見学してみましょう。
常設展示室

アンモナイトにニシン漁、歴史と開拓のロマンまで!

常設室に入ってすぐのエリアにあるのは、留萌の自然や地形に関する展示。太古の昔に留萌付近で暮らしていたアンモナイトの化石があったり、10月から3月にかけては約半分が暴風日で「イギリス・スコットランド北岸、インド・マドラス沿岸と並び、世界三大波濤(はとう)海域と称される留萌」についての解説があったり、興味深い内容にグイグイと興味を引き付けられます。
常設室内
奥へと進むと留萌の海や空に生きる生き物の展示、船の模型の展示、留萌港内遊覧のシミュレーションマシンが次々に登場。そして、この博物館の見どころとも言えるのが、留萌繁栄の歴史を伝えるニシン漁に関する展示です。かつて実際に使われていた漁具や船造りの工具、昔の写真に興味津々!
空や海の生き物を展示
漁具の展示
綱
北海道開拓に関わった、探検家たちの足取りをたどる展示にも壮大な歴史のロマンをかき立てられます。
松浦武四朗と留萌の展示

「江戸時代以前」の北海道の歴史がオモシロイ

室町時代の戦で敗れた武将のものと見られる鎧や、アイヌ民族の首長の衣装、縄文時代の土器、ジオラマ展示もあります。ついつい「北海道の歴史は明治時代以降にはじまった」ように思いがちですが、それよりもはるか昔から人々がこの地で暮らしていた足跡を目の当たりにすると、何やら胸が熱くなってきます。
アイヌ民族の首長の衣類
当時の様子がわかるジオラマ展示
「擦文オホーツク時代」という少々耳慣れない言葉も発見。「奈良の都で大和朝廷が権力をふるっていたころ、サハリンなどからの北方海洋民族がオホーツク海岸に独自の文化を形成…」。ふむふむ、北海道には本州とは異なる独自の歴史と文化があったことが分かりますね!
独自の文化がわかる展示パネル

「若者たち」の作曲者・佐藤勝の足跡をたどる特別展示も

一方の特別展示室は、1999年に71歳でなくなった佐藤勝の功績を伝えています。佐藤勝は1928(昭和3)年に留萌で生まれ、黒澤明作品はじめ生涯で全308本の映画音楽を作曲した巨匠。2014年に妻夫木聡さん、蒼井優さん、長澤まさみさんらが出演したテレビドラマ「若者たち2014」で、森山直太朗さんがカバーした主題歌「若者たち」の作曲者です!
佐藤勝さんの特別展示室
佐藤勝が音楽を手掛けた映画作品もズラリ。「ああ、あの曲か!」と思い当たる作品がいくつもあって、改めてその偉大さがしのばれます。
様々なポスターや展示品

絶景! 展望ラウンジで日本一美しい夕焼けを独り占め

2階へと上がるとそこは展望ラウンジ。大きなガラス窓越しに黄金岬や日本海を見下ろし、夕暮れともなれば「日本一の落陽」と称される黄金岬と変わらない絶景が広がります。風の強い日でも寒さを気にせず、夕陽を眺められる絶好の鑑賞スポットです。
展望ラウンジ
留萌という町の魅力をワイドにディープに伝えてくれ、子どもから大人まで誰もが楽しめる留萌市海のふるさと館。ここを訪れれば留萌をより大好きになりますよ!

スマートポイント

  • 1階受付前ではオリジナルストラップを販売。よいお土産になります。もっといろいろなお土産をチェックしたい人は留萌駅近くの「おみやげ処 お勝手屋 萌」(留萌市栄町3丁目)へどうぞ!
  • 2階展望ラウンジには飲み物の自動販売機やテーブル、椅子もあり、風の強い日や気温の低い日でも、寒さを気にせず夕日見物ができます。コンサートやイベントも開催されるのでお問い合わせを。
  • 2階には夏季の土日限定で「KAZUMOちゃん食堂」がオープン。ガラス張りで明るく開放感のある空間で、地元産小麦を使ったパスタなどのランチが楽しめます。

ライターのおすすめ

「留萌市海のふるさと館」を管理するのは、NPO法人留萌観光協会。スタッフは留萌観光のエキスパートです。分からないことや知りたいことは気軽にご相談を。ステキな笑顔のスタッフが親切に教えてくれます!

石渡裕美

東京下町から札幌に移住して早20年。北海道LOVE、特に日高・十勝・函館が大好きです。

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