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観光観光

2017.10.09

二つの湖、二つの山を望む
雄大な景観の双湖台・双岳台

writer : 石渡裕美

まりもで知られる阿寒湖から、摩周湖・屈斜路湖へと抜ける国道241号・通称阿寒横断道路沿いに、双湖台(そうこだい)・双岳台(そうがくだい)という二つの展望台があります。
双湖台から見えるのはパンケトー・ペンケトーという二つの湖、双岳台から眺められるのは雄阿寒岳(おあかんだけ)・雌阿寒岳(めあかんだけ)という雄大な二つの山の景観です。国道241号のドライブ時、ただ通り過ぎるのはもったいない! ぜひ立ち寄りたい絶景スポットです。
双湖台(そうこだい)
駐車場

「北海道の形」をした神秘の秘湖、ペンケトー

まりもでも温泉でも有名な阿寒湖から、弟子屈(てしかが)方面へ向かう国道241号線。カーブの多い山道ですが、道東らしい豊かな大自然の景観を楽しめる素晴らしいドライブコースでもあります。阿寒湖畔を出発し、車を走らせること約20分。「双湖台」という案内板が見えてきます。
Sokodai_Sougakudai
駐車場に車を止めて、10数メートルほどの坂をのぼり切るとそこは展望台。緑色濃い原生林のなかに神秘的な色合いに輝く湖が感動的! この湖の名前はペンケトー。アイヌ語で「上の湖」を意味します。むむ、この湖、何やら北海道の形に見えませんか???
駐車場から続く坂道
ペンケトー湖

大昔は一つの湖だった三つ子の湖たち!

春から秋にかけては木々に隠れてほとんど見えませんが、ペンケトーの左奥にはパンケトーという名前のより大きな湖もあるんですよ。パンケトーとはアイヌ語で「下の湖」を意味します。この二つの湖を眺められるから「双湖台」の名がついたんですね。
双子の湖かと思いきや、実はペンケトー、パンケトー、阿寒湖は昔は一つの湖で、1万年前の雄阿寒岳の噴火で土砂でせき止められたことによって三つの湖に分かれたんだそう。双子ではなく三つ子だとは! いまも川によってつながっていて、ペンケトーの湖水がパンケトー、阿寒湖を経て阿寒川へと流れ込んでいます。
双湖台案内板

仲の良い夫婦を思わせる、雄大な二つの山

さて、さらに弟子屈方面に向かって6、7分車を走らせると、左手に「双岳台」という小さな看板が現れます。爽やかな空気に野鳥のさえずり、どこまでも広がる雄大な原生林…。なんて素晴らしい場所なのでしょう。
「双岳台」という小さな看板
そしてその正面にそびえるのは雄阿寒岳、左奥にそっと寄り添うように見えるのが雌阿寒岳です。観れば見るほど仲の良い夫婦のような景観に、時を忘れ立ち尽くしてしまいます。
正面にそびえる雄阿寒岳
雌阿寒岳

通りすぎるにはもったいない! ぜひ立ち寄りたい展望台

ともすれば見落としがちな二つの絶景スポット、双湖台と双岳台。訪れるにはレンタカーなど、車が必須になりますが、ドライブの途中にぜひ足を止めて、立ち寄ってみてはいかがでしょう。北海道らしく雄大な景色を眺め、胸いっぱいに澄んだ空気を吸い込めば、旅の思い出のよい一コマになりますよ!
美しい風景

スマートポイント

  • 双湖台・双岳台付近一帯は雄大な自然に囲まれている分、商店などは一切なく、携帯電話の電波もつながりにくいエリアです。必要な買い物やガソリン給油、トイレなどは阿寒・弟子屈市街で済ませておきましょう。
  • ペンケトー・パンケトー両方を眺められる場所は双湖台のみ。湖周辺は原生林に囲まれた特別保護地域で、一般の人が近づくことはできません。訪れたい場合は、阿寒湖畔エコミュージアムセンター(0154-67-4100)が年1回主催するツアーに参加するなどの方法で!
  • 双岳台以外で、雄阿寒岳・雌阿寒岳を同時に見られる人気スポットはどこでしょう? …答えは「阿寒湖遊覧船の上」。ぜひ合わせて訪れてみてください。

ライターのおすすめ

双岳台のガードレールにちょっと面白い落書きを発見! ここに書かれている「スタミナ冷し」というのは茨城県のご当地グルメだとか。全国各地、海外でまで「スタミナ冷し」の落書きが見つかっていることが、ちょっと前にテレビなどで話題になりましたね。でももちろん落書きはイケマセン(笑)。

石渡裕美

東京下町から札幌に移住して早20年。北海道LOVE、特に日高・十勝・函館が大好きです。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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