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グルメグルメ

2017.11.30

大阪・梅田駅近、しのぶ庵
日本酒が飲めるうどん屋さん

writer : 塚本隆司

お酒をおいしく楽しんだあと、シメの一杯として味わうラーメンもうまいが、大阪人ならダシがきいた「おうどん」も食べたくなる。駅の近くにいい店があれば、なおさらだ。
そんな店のひとつとしてオススメしたいのが、「うどん しのぶ庵 梅田店」。セルフのうどん店だか、提灯(ちょうちん)が並ぶオシャレな内装と日本酒の取りそろえが豊富など、一風変わっている。女性1人でも入りやすく、日本酒を静かに味わいたい人にはうれしい店だ。
大阪らしいうどんと日本酒が楽しめる「うどん しのぶ庵 梅田店」。観光客にもおすすめしたい。
しのぶ庵外観

大阪を代表するグルメスポット梅田の老舗うどん店

JR大阪駅の東側、阪急梅田駅や地下鉄梅田駅があるあたりは、飲食店がひしめくグルメスポット。グランフロント大阪やHEP FIVE(ヘップファイブ)などのオシャレなスポットもあり飲食店のバリエーションも幅広い。
新梅田食堂街には昼飲みどころか朝からでも飲める店があり、アフターファイブはもちろんランチタイムもにぎわっている。観光客には、うれしいエリアだ。
梅田
その梅田の一角、阪急東通商店街の大阪富国生命ビル1階に「うどん しのぶ庵 梅田店」がある。
創業は戦後間もない昭和22(1947)年。そばとうどんの店として営業を始めた。今では「蕎麦しのぶ庵」や「天ぷら天助」「日本酒専門店スギノタマ」「スペインバルMassa」など、多くの系列店をもつ。

セルフうどん店とは思えないオシャレな店構えの「うどん しのぶ庵 梅田店」だが、長年受け継がれた伝統の味が自慢だ。

大阪らしいダシが香るうどん、麺は讃岐から直送

大阪には「おうどん」と親しまれるうどん文化がある。カツオ節やウルメ節、サバ節、コンブなどから丁寧にとった濃い味のダシとやわらかめの麺が大阪のおうどんだ。

「うどん しのぶ庵 梅田店」の麺は、香川県の指定工場から毎日直送されてくる本場の讃岐うどんをモチモチとした食感に仕上げ、大阪人の好みに近づけている。黄金色の天然ダシは、大阪らしく香り高く、甘さもある。味に関しては好みもあるが、大阪らしさが感じられるうどんだ。
きつねうどん
そのうまさが最も感じられる一杯といえば「きつねうどん」だろう。しのぶ庵でも定番の一杯である。
かすうどん
こちらの写真は大阪を代表するご当地うどん「かすうどん」。かすとは牛の腸をじっくり油で揚げた郷土料理。外はカリカリ、中はぷるぷるとした歯ざわりが特徴だ。大阪らしいうどん店の多くが提供しているので、未体験ならぜひ食べて欲しい。

うどん屋で一杯やるのがしのぶ庵流

「そば屋で一杯」。大人の酒飲みスタイルとして格好良く聞こえるが、「うどん屋で一杯」とはあまり聞かない。理由はわからないが、あっても良さそうなものだ。

しのぶ庵では15時を過ぎると、日本酒や梅酒が楽しめる。おでんや天ぷらなど日本酒にぴったりのおつまみが、100円〜150円。18時からは日本酒に合う一品も提供している。
おでん
はじめは純粋なセルフうどん店だったが、系列店の「日本酒専門店スギノタマ」が改装中の時に日本酒に詳しいスタッフがしのぶ庵を手伝ったことに始まる。季節限定の日本酒やうどんに合う香川の酒を提供し好評を得て、今でも30種類ほどの銘柄をそろえるようになった。
イロハ酒
おすすめは、飲み比べセットのイロハ酒。大きなマスにイロハニの文字と中にグラスが4つ。イにはうどんに合う香川の酒、ロとハには先月人気だった甘口と辛口の酒、ニはオススメの酒が入り980円だ。
(価格は税込)

大阪梅田の帰りに「お酒を一杯、うどんを一杯」

お酒の飲めるうどん屋として紹介すると、おじさんだらけの店内を想像するかもしれないが、女性1人でも入りやすい。
セルフうどん店なので昼間はサラリーマンやOLでいっぱいだが、15時を過ぎると店内でゆっくり過ごす人の姿が見られる。週末の夜には、カップルや女性グループの姿が多いのには驚くほどだ。
個性的な店内
しゃれた内装と雰囲気あるBGM。ちょっと飲みたい気分を満たしてくれるスタイルが受けているようだ。
無数の提灯

(写真提供:うどん しのぶ庵 梅田店)

照明が暗めの店内を照らす無数の提灯が印象的。“江戸時代の街場”をコンセプトにしたデザインは、空間デザイナー間宮吉彦によるもの。セルフうどん店とは思えない内装に、つい引き込まれて入店する女性客がいるのもうなずける。

「うどん しのぶ庵 梅田店」は駅にも近いことから、大阪に来たなら「帰る間際にお酒を一杯、うどんを一杯」というスタイルが定番になりそうな店なのだ。

スマートポイント

  • 「大阪のおうどん」のやわらか麺とは少し違うが、讃岐うどんをモチモチとした麺に仕上げ、大阪らしさが感じられる新しい「大阪のおうどん」が食べられる。自慢のダシは、おでんやだし巻きにも使われている。
  • セルフうどんの店ながら、全国の酒蔵より30種類ほどの日本酒が常備されており、季節の日本酒をはじめ、飲み比べセットも楽しめる。銘酒をオトクに飲めることも。
  • デートに使う人もいるほどオシャレな店内。大阪グルメを堪能した後など、シメのうどんを求めるなら「うどん しのぶ庵 梅田店」はオススメ。

ライターのおすすめ

大阪のうどん文化は奥が深い。老舗店から新しい店までいっぱい。オススメのうどん店は人それぞれだが、雰囲気と日本酒の取りそろえという一風変わったスタイルは注目。旅人にとって駅近なのもうれしい。

塚本隆司

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