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グルメグルメ

2016.03.07

カフェのようなフランス料理店
「フレンチ食堂セルクル」

writer : 並河智子

店内
梅田から地下鉄谷町線で1駅、歩いても10分ほどで行ける中崎町界隈。古くからの長屋が残る風情ある町並みが人気を呼び、おしゃれなカフェやショップ、美容室などがここ10数年の間に続々とオープンした。「フレンチ食堂セルクル」のオーナーシェフ志野正明さんも、個性的な店が集まる中崎町の「いい意味でのカオス感」が気に入り、この地に店を開いたのだそう。敷居が高いフレンチのイメージを変えたいと提供するセルクル定食は、コース仕立てで提供されるアミューズ、オードブル5種、スープ、メインの全4品で1,500円。手頃な価格と本格的な料理とのギャップに、うれしい驚きをぜひ味わってほしい。

パテ、鴨、蕪のムース。一口ずつ味わう前菜5種

セルクル定食のオードブル
この日のセルクル定食(1,500円)のオードブルは、蕪のムースのトマトソースがけ、パ・テ・ドカンパーニュ、ラタトゥイユとサーモン、クリームチーズとさつまいものドフィノワ、鴨のベーコンと生フルーツの5種。ムースやパテ、鴨などフレンチならではの素材や調理法もしっかり取り入れた本格的な1プレートだ。リーズナブルでありながら、フレンチらしい高級感を出すにはどうしたらいいかをいつも考えているという志野さんの熱のこもった一皿をまずは味わおう。

メインは、鶏もも肉のロティを栗とポルチーニのソースで

鶏もも肉のロティ
メインの肉料理は鶏もも肉のロティ。
ソースは牛肉からつくるフォンドボーがベースで、そこにマデラ酒やくずした栗、戻したドライポルチーニを入れる。ポルチーニの旨味と香りがしっかりとじ込められた濃い目のソースと、皮目をパリっと焼かれた鶏もも肉とのバランスがいい。

シェフ自作の机に仕掛けられた秘密とは?

引き出しの中
実は志野さんは、料理人になる前は内装の工事を手掛ける職人だった。そのため店の改装も自分で行い、なんと机も手作り。引き出しの中にはカトラリーが入れられ、お客さんが自分で取り出して並べる。おままごとを思い出すような、かわいらしい仕掛けにうきうきしながらフォークやナイフを並べ、料理を待つ時間も楽しい。中には小さなエッフェル塔など雑貨も入っており「それはオマケです」と微笑む志野さんの遊び心が垣間みえる。

2階では多肉植物とお菓子のショップが随時オープン

2階
4年前のオープン当初はギャラリーとして使っていたという2階。今は多肉植物とお菓子のショップが入る。営業日は?と尋ねると「僕にも分からなくて、売り子さんが来る時。
いかにも中崎町っぽい感じでやってます」とのこと。そのゆるい空気も、このまちが人を集める理由なのだろう。
フレンチ食堂セルクル外観
店は、地下鉄で行くなら中崎町駅の2番出口を出て2分ほどで着く。大きな目印や看板はないので、見過ごさないように注意しよう。

スマートポイント

  • 梅田から徒歩でも行ける中崎町界隈は古くからの街並みが残り、個性的なカフェやショップが集まる。いま若者や女性に人気のスポット。
  • オーナーシェフの志野さんが工夫を凝らして考案するセルクル定食は、リーズナブルなのに本格的なコース仕立てで満足度が高い。
  • 2階では、多肉植物とお菓子のショップが随時オープン。売り子さんが不在時には販売はできないが、覗くことはできるので店主に声をかけてみて。

ライターのおすすめ

「なんとなく入りにくい」「特別な時にだけ」というフレンチのイメージを払拭する。カフェのような気軽さでありながら、ほんのり高級感も味わえる貴重な店。ワインと共に料理を堪能して、ご機嫌な夜を過ごしたい。

並河智子

人を知ること、街を知ること、新たな出会いがおもしろいなぁとライター仕事を満喫中。

スポット詳細

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