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グルメグルメ

2016.03.08

看板猫のいる古民家カフェ
「ピピネラキッチン」

writer : 並河智子

ピピネラキッチン
迷路のような細い路地に、木造の長屋の佇まい。戦火をくぐり抜け、昭和の風情ある町並みを残す大阪・中崎町には、個性的なカフェやショップが軒を連ねる。その中の1店が築90年の古民家をほぼそのまま手をいれずに店にしたという、カフェ「ピピネラキッチン」だ。
店内
机やイス、カップボードなどは主にイギリスのビクトリアンアンティークのもの。店の奥には店主のyuicoさんが集めたレトロ玩具が飾られたショーケースや、貸出可能な本が並ぶ「まちライブラリー」の本棚がある。ずっしりとした調度品の重厚感が、店の雰囲気を一つにまとめあげる。

人懐っこくて愛らしい、接客担当のしじみちゃん

看板猫のしじみちゃん
この店の人気の理由の一つが、看板猫のしじみちゃんの存在だ。2年ほど前に店の前にちょこんと座っていたのをyuicoさんが保護。大家さんに頼みこみ、店で飼うことを許してもらった。
店内を自由に動きまわるしじみちゃん
店内を自由に動きまわり、お客が料理を待っていると膝の上にぴょんと飛びのってくる。その人懐っこさと愛らしさで今ではすっかり人気者となり、猫雑誌の取材もやってくるほど。
しじみちゃんを目当てに来るお客さんも多く「私が忙しい時には接客をしてくれる。まさに猫の恩返しです。」とyuicoさん。

炭火焙煎のコーヒーとケーキで至福の時間を

炭火焙煎の美味珈琲
炭火焙煎の美味珈琲(450円)は昭和3(1928)年の創業当時から炭火焙煎をつらぬく萩原珈琲の豆を挽き、ハンドドリップで提供する香り高い一杯だ。酸味がなく、どっしりした深みとコクが特徴で、豆の存在をしっかりと感じられる味わい。中からチョコレートが溶けだす、濃厚なフォンダンショコラ(640円)とはベストマッチな組みあわせ。スイーツは店のスタッフとして働く、フランス菓子専門のパティシエが担当している。

心癒されるあま~いドリンク

桜とはちみつティー
桜とはちみつティー(500円)は、かわいらしいガラスのカップを手にとって、その甘い香りを嗅ぐだけでうっとり。桜の花の塩漬けは、京都のお茶屋さんから仕入れる無添加のものなので、安心してそのまま食べられる。はちみつの甘さと、花びらのしょっぱさがおいしい。
黒みつ入りほうじ茶ラテ
黒みつ入りほうじ茶ラテ(550円)は、黒みつとミルクの甘みだけで、飲み口まろやかで甘みの濃いデザートドリンクに仕上げる。ほうじ茶は、ミルクに合う焙煎にしてもらって仕入れるオリジナルだ。

おばんざいランチは売り切れ御免

おばんざいランチ
食数限定のおばんざいランチ(870円)は、日によって売り切れになることもある看板メニュー。お吸い物は昆布とカツオ節をメインにダシをとり、ごはんは自家製ブレンドの雑穀米を使う。煮玉子、おからのマッシュなど惣菜はもちろんすべて手づくり。yuicoさんが天満の市場で仕入れる「自分の目でみて、確かめたもの」を素材に調理した、安心して食べられる体にうれしいメニューだ。

「自分が使いたくないもの、食べたくないものは使わない」と家具から料理の素材、器にいたるまでyuicoさんの思いがこめられた空間。しじみちゃんと心やすまる料理に癒されに、ぜひ足を運んでみてくださいね。

スマートポイント

  • 店内の調度品はヴィクトリアンアンティークがメイン。あちらこちらにレトロなおもちゃも飾られ、独特の世界観を醸し出している。
  • 看板猫のしじみちゃんは、2年前から店にいる。足元に寄ってきたり、膝の上に乗ってきたり。お迎えやお見送りをしてくれることもあるそう。
  • 材料は市場で、コーヒー豆は神戸の萩原珈琲の自家焙煎豆を仕入れるなど、素材には確かな信頼のあるものだけを使う。

ライターのおすすめ

和と洋の伝統が組み合わさったユニークな空間。yuicoさんが惚れ込んだ、店の奥にある小さな中庭もかわいらしい。

並河智子

人を知ること、街を知ること、新たな出会いがおもしろいなぁとライター仕事を満喫中。

スポット詳細

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