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グルメグルメ

2016.05.25

素朴な味わいが魅力
「北極」のアイスキャンディー

writer : 並河智子

北極の外観
1945(昭和20)年、難波の戎橋で創業したアイスキャンディーの店。創業時は戦後間もない時代で、食べ物を販売する店は周辺にはほぼ無かったという。その頃と街の風景は様変わりしたが、観光客の行き交う戎橋商店街で、今も変わらず看板を上げる。添加物をなるべく使わず、シンプルな材料のみで、1本1本手作業でつくるアイスキャンディーは、素朴でどこか懐かしい味わい。創業時から変わらないレトロなパッケージも魅力のひとつだ。
長年のファンの年配客は1点買いでお気に入りの味を数十本、若い世代は街歩きの途中で食べ歩き用の1本を、と幅広い年代に愛されている。その場で食べるもよし、保冷バッグ入りでお土産にするもよし。トレードマークのペンギンとともに、長きに渡って愛される「大阪のアイスキャンディー」だ。

全9種類、シンプルな材料のみを使ったアイスキャンディー

アイスキャンディー
ミルク、あずき、パインの3種類は創業時からあり、ミックスジュースや抹茶などが徐々に加わって、現在は全9種類のラインナップ。
例えばミルクキャンディーに使われる材料は、ミルク、練乳、ざらめの3種類。さつまいもは、焼き芋をつぶしてペースト状にしたものを、同じく練乳とざらめと混ぜあわせる。シンプルな材料のみで、素材の味が生きている。
ミルクかあずき
人気なのは、やはりミルクかあずき。あずきは、小豆とざらめを釜で炊いたものをそのまま型に流しこむ。「温めて溶かして、ぜんざいとして食べるお客さんもいるくらいです」と代表の久保田さん。なるほど、すっきりした甘さで、豆のコクを存分に感じる。

そして味以外のこだわりが斜めにささった「棒」。対角線上にさすことで、最後までくずれにくく、食べやすい。さらに原料は奈良県吉野産のひのきを使い、現地の職人が手作業で削る純国内産なので、なめても安心だ。

70周年記念キャンディー(飴)は懐かしのパッケージ

キャンディー
創業70周年を迎えた昨年に発売されたキャンディー(486円)。味はミルク、あずき、パインの3種類。職人が地釜で炊きあげた飴は、簡単には噛めない固さが特徴。ずっと口の中で残り、長く味わえる。キャンディーの入った円筒のパッケージは、創業時のアイスキャンディーの箱を再現したもの。当時を知る年代のお客さんが、その懐かしさに手にとることが多いそうだ。

店頭で焼きたてを味わえる、回転焼き4種

回転焼き
店頭で9月末~4月末頃までの期間限定で発売されているのが回転焼き。つぶあん、チーズ、カスタード、さつまいもの4種類を焼きたてで味わうことができる。
回転焼きつぶあん
つぶあんは、アイスキャンディーに使うものと同じあずきを餡にしてたっぷり入れる。生地は薄力粉に生クリーム、牛乳、卵を混ぜあわせ、ホットケーキのようなふわっとやわらかい食感だ。手で半分にわると、あずきの香りがただよってくる。
回転焼きと箱
1つからの購入ももちろん可能だが、箱入りの販売もしているのでお土産にもおすすめだ。あずき以外のフィリングも、独自の配合ですべて自家製で作る。ペンギンの焼き印も可愛らしく、老若男女問わず喜ばれる。

スマートポイント

  • 昨年創業70周年を迎えた、大阪で長きに渡って愛されるアイスキャンディー。甘みにはざらめを使用し、素朴ですっきりした甘さに仕上げる。
  • まち歩きのお供にその場で食べるのもいいが、お土産にもできる。当時からほぼ変わらないレトロな絵柄の箱に詰めて、ドライアイス入りで1~10時間の持ち運びが可能。
  • 店頭では9月末~4月末の期間限定で、回転焼きが販売されている。中身はもとより生地の食感にもこだわった、秋冬限定の味。

ライターのおすすめ

アイスキャンディーも回転焼きも、飽きのこない甘すぎない味わいがおいしい。アイスキャンディーはお土産にするなら、いろんな味を箱に詰めて購入するのがおすすめ。色とりどりで目にも楽しく、選ぶ楽しさもある。

並河智子

人を知ること、街を知ること、新たな出会いがおもしろいなぁとライター仕事を満喫中。

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