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グルメグルメ

2016.09.08

祇園四条におかしな名物店
壹錢洋食はお好み焼きのルーツ

writer : 塚本隆司

京都祇園にお好み焼きのルーツともいわれる一銭洋食の名物店がある。
どこか懐かしい味はもちろん、昭和な雰囲気と花街らしいお色気がある楽しい店なのだ。
祇園四条の名物店「壹錢洋食」を紹介しよう。
お好み焼き

昔懐かしい一銭洋食

お好み焼きのルーツは全国各所に諸説あるようだ。その多くは鉄板の上にダシで溶いた小麦粉を薄くのばし、キャベツやネギなどを乗せて焼き、ソースをかけたもの。
京都でも大正から昭和にかけ、駄菓子屋のおばちゃんが焼いてくれる子どものおやつとして人気があったという。手頃な一銭で売られ、ソースがかかっていたことから一銭洋食といわれたそうだ。
いっせん洋食
その懐かしい味を、さらにおいしくしたのが、京都祇園のお古乃美焼(お好み焼き)「壹錢洋食」。
具だくさん
具材には、たっぷりの京都名産九条ネギや国産和牛、こんにゃく、ちくわなどが入り、ちょっぴり辛口の特製ソースがかかる。仕上げに刻みのりをパラリと乗せて出来上がりだ。
フードメニューは、この一品のみ。自信の表れに違いない。

思わず立ち止まる仕掛けがいっぱい

鴨川にかかる四条大橋の東詰、京阪電気鉄道の祇園四条駅があるあたりから八坂神社へと向かう最初の信号で、左手(北側)に目をやると、大きな「壹錢洋食」の看板が目に入るはずだ。
独特のたたずまい
店構えは、実ににぎやか。近づいてみると「美人多し一旦停止」の文字。
楽しそうな店頭
隣には、なにやら犬にズボンを下ろされ困っている少年。
いっせん喰太郎
彼の名は「壹錢喰太郎(いっせんくたろう)」という。お土産に買った壹錢洋食を犬から懸命に守っているそうだ。撮影スポットとしても人気になっている。

店先のディスプレイを眺めていると、ソースの焼ける香りがたまらない。ついつい釣られて、店内に引き込まれてしまう。その店内がまた面白いのだ。

遊び心満載の店内

明るい店内
店先の「美人多し」の看板通り、店内には和服美人が数名。どこに座ればいいのか悩んでしまうが、よく見るとマネキン。知らずに入って驚く人もいるそうだ。
飾られている装飾のひとつひとつが、昭和の風情を醸し出している。待っている間に退屈しないようにという、店のはからいだそうだ。
面白い絵馬
なかでも、店内の壁に架けられている絵馬が面白い。花街らしいちょっとお色気を利かした絵馬の数々は必見。日本人だけではなく、海外からの観光客も思わず笑ってしまう秀逸な作品ばかりだ。
たくさんの絵馬
フードメニューは壹錢洋食のみだが、ビールやラムネ、冷やしアメなどがある。観光の合間に、小腹がすいたり休みたくなったりしたら、ちょっと立ち寄ってみてはいかが。不思議な空間は、旅の思い出になるはず。

スマートポイント

  • 京都もお好み焼き店が多く粉もん文化の街。壹錢洋食は、色街へ出掛ける前の腹ごなしや帰りのシメ、家族へのお土産に喜ばれた一品。持ち帰りも可能で通信販売もある。
  • 明るく元気な店員と面白さ満載の店先には、いつも人だかり。修学旅行の学生たちの姿も見られる人気店。祇園四条の名物スポットといっても過言ではない。
  • 店内のマネキンとお色気絵馬は必見。しゃれっ気、ちゃめっ気たっぷりの絵馬に思わずにやけてしまう。壹錢洋食が焼き上がるまで、楽しく待つことができるはずだ。

ライターのおすすめ

なんとも楽しくて、おいしい店です。京都祇園に来たならば、一度は立ち寄って欲しいをオススメ店。食い気で行くのか、色気が目当てかは、あなた次第です。

塚本隆司

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