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2015.10.06

[宮古島]本物に触れる癒し旅
叶で出合う沖縄の伝統工芸品

writer : 砂川葉子

そばにあるだけで心豊かになれるような伝統工芸品に出合える場所が、ここ宮古島にあります。
琉球COLLECTION叶(かな)
沖縄の海の色や珊瑚を思わすような琉球ガラス。やちむんと呼ばれる琉球陶器の大らかな絵付け。まだあまり世に知られていない、宮古島出身の作家の作品。宮古島の旅で本物に出会い、触れた時に訪れる心豊かな時間が琉球COLLECTION叶(かな)にあります。

サンゴ礁をイメージして作られた琉球稲嶺ガラス

琉球COLLECTION叶は、琉球ガラス、やちむん、宮古上布、漆器などの有名作家による伝統工芸品のセレクトショップ。琉球COLLECTION叶を始めるきっかけともなった作家で、オーナーの大城さんがとことん惚れ込んでいるのが琉球ガラスの名工、稲嶺盛吉氏。
サンゴ礁をイメージして作られた稲嶺ガラス
サンゴ礁をイメージして作られた稲嶺ガラスは沖縄の美しい海を手ですくいとったら、そのままガラスになったかのよう。現在、琉球ガラスは手間やコストがかかることから、廃瓶を使用しないものも作られているが、稲嶺盛吉氏はガラスを再利用する工法にこだわり続けている。
稲嶺盛吉氏はガラスを再利用する工法にこだわり続けている
捨てられるはずの廃瓶や廃ガラスは、稲嶺氏により命を吹き込まれ、琉球稲嶺ガラスとして生まれ変わります。
琉球稲嶺ガラスとして生まれ変わった作品
また叶では、沖縄の陶芸界の巨匠大嶺實清(おおみねじっせい)氏、若手の作家、壹岐幸二(いきこうじ)氏など県内の作家の存在感溢れる作品に出合うことができる。

宮古島の究極の伝統工芸品、宮古上布

光も風も通すように、薄く透き通った布肌の宮古上布。
光も風も通すように、薄く透き通った布肌の宮古上布
宮古上布とは、国の重要無形文化財に指定された麻織物のことで、16世紀末、栄河氏真栄(えいがいうじしんえい)の妻の稲石(いないし)より創製されたと言われる、宮古島で唯一の伝統工芸品。琉球王朝時代には人頭税として捧げられ、過酷な歴史の中で紡ぎ、織られ、受け継がれてきた技は、宮古島の女性の誇りが溢れているようです。原料である苧麻(ちょま)の栽培から始まり、糸績み、織、全ての工程がこの宮古島の中で行われており、このことは非常に稀なことだと聞きました。
宮古島草木ショールは、草木染の色合いが優しい
宮古島草木ショールは、草木染の色合いが優しく、まるで風をまとっているかのように、とても軽やかで滑らか。

琉球COLLECTION叶がおすすめの宮古島出身作家

宮古島出身のバスケットアーティストの小川京子氏は、クバ(和名はビロウ、ヤシの仲間)などの沖縄に自生する植物と藤を組み合わせてバスケットやインテリア、オブジェを制作している。
沖縄に自生する植物と 藤を組み合わせたバスケット
ひと編みひと編み丁寧に作られたバスケットは、天然素材の美しさとしなやかさ、優しさが溢れている。また小川氏の宮古上布と植物がコラボした創作バッグも制作している。宮古島出身の備前焼陶芸家・友利幸夫氏は、私砂川が大好きな作家さんでもあります。
土と炎を感じさせる友利氏の作品
土と炎を感じさせる友利氏の作品を手にとると、しっくりと手に馴染むのを感じる。備前ぐい呑みは、お酒に限らずコーヒーやお茶を飲んでも不思議とおいしく、手に伝わる土っぽさが心を安らかにしてくれる。

暮らしの中に琉球COLLECTION叶スタイル

実は、琉球COLLECTION叶の両隣には、大城さんの姉妹の店が並んでいる。左隣の「茶屋芭蕉」は、島の食材にも器ににこだわり、大人な雰囲気の中に沖縄テイストが味わえる食事処。前日予約制の芭蕉ランチ(日替わり5~6品、ご飯、汁物、デザート付)は、お勧め。琉球COLLECTION叶の右隣の「樂」は、和洋様々な食器やキッチン用品、生活雑貨がたくさん。地元マダムにも人気のお店。姉妹で経営する3店舗は、それぞれの店にこだわりと個性が溢れています。
琉球COLLECTION叶の右隣の「樂」
ひとつひとつ、丁寧に作られたものを丁寧に使う、そんな暮らしのスタイルを提案したいと大城さんが言う。暮らしを彩る伝統工芸品を自分への贈り物にしてみるのもいいかも。伝統工芸品に触れれば、その旅はぐっと上質で贅沢なものになる。宮古島でちょっと大人旅してみませんか?

スマートポイント

  • 琉球COLLECTION叶は、宮古島の平良郵便局隣、赤い瓦屋根のお店です。姉妹が経営する茶屋芭蕉、樂が仲良く並んでいます。
  • 琉球COLLECTION叶では、沖縄を代表する稲嶺盛吉氏や大嶺實清氏をはじめ、若手の壹岐幸二氏、山田真萬氏など常時約20名の県内の有名作家の作品を扱っています。
  • 宮古島の伝統工芸品の宮古上布をさらに詳しく知りたいなら、宮古島市伝統工芸館にぜひ足を運んでみてください!

ライターのおすすめ

沖縄の伝統工芸品には、不思議とやはり沖縄の食材があいます。やちむんでもガラスでも一つテーブルにあるだけで食卓はぐっと沖縄らしくなります。叶でお気に入りの一枚を見つけてください。

砂川葉子

岐阜県出身、宮古島諸島のどこかの小さな島に在住。農業と民宿業、島興し業と並行してライター業にも携わる。

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