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2015.10.02

新しい沖縄に出合いたいなら
壺屋の街のガーブ・ドミンゴへ

writer : 福田展也

ライフスタイルショップ「ガーブ・ドミンゴ」店内
昔ながらの沖縄を音や匂いや色どりで感じられる公設市場周辺の商店街。琉球王朝時代から続く静かなやちむん(陶芸)の街。昔の匂いが漂う壺屋の街中にあるガーブ・ドミンゴは2009年にオープンして以来、新しい沖縄スタイルを提案し続けているライフスタイルショップです。
ライフスタイルショップ「ガーブ・ドミンゴ」外観
窓から手が届きそうなくらい、すぐ側に立つホルトの木が優しい木陰を作る居心地の良い店内には、作り手が丁寧にそしてプライドを持って世に送り出したはずの商品が並んでいます。

沖縄と世界が出合う場所

ハンドメイドの作品
いかにも沖縄!という典型的な「らしさ」というよりも、世界や日本と出合うことで生まれた沖縄のエッセンスのようなものを身にまとったハンドメイドの陶器、グラス、木製品達。

「使ってみたい」「自宅のリビングやキッチンに置いてみたい」オーナーの藤田さんご夫妻が実際に気に入った商品が厳選されています。
ハンドメイドの陶器・グラス・木製品達
ハンドメイドの陶器
ハンドメイド作品
例えばそれは、沖縄で暮らしている人や沖縄での修行を経て県外で活躍している人が作るものだったり、「沖縄の暮らしにこんなものがあったらいいなあ」と旅先で買ってきたお土産だったり。

ガーブ・ドミンゴは沖縄と世界の生活文化が出会うハブであり、ものを通じて人と人が交わるバザールのような場所でもあるのです。

架空のオーナー、ガーブおじさん

ショップを経営する架空のキャラクター、カーブドミンゴ
壁に飾られているこの絵に描かれているのは、晴れた日も雨の日も毎日楽しく暮らしているガーブ・ドミンゴさん。このショップを経営する架空のキャラクターだとのこと。
「市場に育てられてきた」という日菜子さん
「ファーストネームの『ガーブ』は壺屋や牧志など那覇市の中心部を流れる近所の川から、ファミリーネームの『ドミンゴ』は日曜日を意味するスペイン語からとったんです」

お店のすぐ近くで生まれ育った藤田日菜子さんは東京で知り合った俊次さんと二人でこの店を切り盛りしています。

「市場に育てられてきた」という日菜子さんと、もともと街づくりに興味を持っていたデザイナーの俊次さんは、この界隈が以前のように活気を取り戻すことを夢見てガーブ・ドミンゴをオープンさせたそうです。

新しい沖縄土産

おすすめの商品はヒヅミ峠舎の陶器、左藤玲朗さんのガラスの器、LANTANAのアクセサリー、そしてatelier cafe bar 誠平のコーディアル。
ブルーの絵付けと質感が特徴の平皿

沖縄の香月舎の小皿(上二点)と山口のヒヅミ峠舎の小皿(下二点)

読谷村の北窯で修行した三浦圭司さんとアリサさんが、山口県に構えた工房がヒヅミ峠舎。アンティークのようにも見えるノスタルジックなブルーの絵付けと質感が特徴の平皿や蕎麦猪口は洋のものにも和のものにも似合いそう。
都会的なシェープの琉球ガラス作品
懐かしくて温かいクラシカルなガラス作品
シンプルで「用の美」が形になったガラスで知られる琉球ガラスの老舗、奥原ガラスで修行を積んだ左藤さん。シュッとした都会的なシェープのシリーズと、懐かしくて温かいクラシカルなシリーズの二つの顔の器を作っています。

沖縄の自然と人が育んだ「らしさ」

LANTANAのジュエリー
沖縄の自然やここに住む人から受けた美しさ、温かさ、楽しさにインスパイヤーされているというLANTANAのジュエリー。ヤンバルクイナやパイナップルなど沖縄モチーフを使っていても、ローカル色がいい意味で薄いのがポイントです。
ハーブやフルーツを漬け込んだ「コーディアル」
本部半島の今帰仁村で1組限定の宿とレストランを営むatelier cafe bar 誠平。ハーブやフルーツを漬け込んだコーディアルは一番人気。中でもイチオシは沖縄産のイチゴ、オーガニックレモンやスパイスをもろみ酢とバルサミコで漬け込んだMure Framboise Fraise Balsamico Gingembre CORDIAL。味と香りの絶妙なハーモニーにリピーターが多いのだとか。日持ちもするのでお土産にもぴったりです。

心地よさを支える沖縄のいいもの

青い空が美しい沖縄の風景
しとしと雨が降る日でも、「殺人的」な太陽光線が照りつける真夏でも、あらゆるものを飛ばされ転がされる台風の夜でも、沖縄に暮らしていると「ああー気持ちいいなー」と思える瞬間がしばしばあります。あらゆるものを受け入れて、厄介なことさえ笑い飛ばす沖縄らしい暮らし方。そんな日々を支えているのが、沖縄のいいものたちなのです。

ガイドブックやWEBサイトを飾る典型的な沖縄もわかりやすくて楽しいですが、現在の沖縄での良質な暮らし方や住まい方に育まれた新しい文化のあり方に触れてみるのはいかがでしょうか。

スマートポイント

  • 壺屋一帯は散策向きのエリアです。路地裏の道(スージグヮー)をのんびり歩くと沖縄気分を満喫できるはずです。
  • ショップのホームページにはオーナーが実際に訪れた沖縄の見所が紹介されています。
    HP : http://www.garbdomingo.com/blog/?cat=6
  • ショップの近くにはコインパーキングがいくつかあります。

ライターのおすすめ

雨降りの日が心地よく感じられるお店です。絶景とは少し違いますが、2階からの眺めはなんともいえません。このフロアでは不定期で展示会を開催していますので、ホームページでチェックしてみてください。
HP : http://www.garbdomingo.com

福田展也

目下の趣味はサーフィン・沖縄伝統空手・養蜂。心で触れて身体で書けるようになることが10年後の目標。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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