* menu
閉じる

マリンスポーツマリンスポーツ

2015.03.22

実録!
ホエールウォッチング!

writer : 山上学

意外と知られていないのですが、冬の沖縄は、
実はホエールウォッチングの名所なんです。
その自信の表れか「クジラに出会えなければ100%返金保証」
というツアーもめずらしくありません。

実際、どれぐらいの確率でクジラに出会えるのか?
そしてクジラは、どうやって探しているのか??

それらを検証すべく、
実際にホエールウォッチングツアーに参加してきました!
ホエールウォッチングガイドブック

まず、ツアー会社を選ぼう!

特に知り合いもいないので、
参加するツアーは、みなさん同様にネットで検索。
「くじらに会えなければ全額返金」をキーワードにして、
ツアー会社を探してみました。

意外や意外。
けっこうありますね、全額返金のツアーが!

そんなにクジラに出会えるのでしょうか?
私のイメージだと、良くて7~8割っていう確率だと
思っているのですが・・・。

そして、いくつかあったツアーから、
South to Southという会社に申し込みました。

理由は簡単。
ここが一番、クジラに出会えそうだったから!

私の独断で恐縮なのですが・・・
第一印象が大事なのも、また事実。
ホエールウォッチングガイドライン_02

現地に集合して、事前の説明を聞く

集合は、午前9時に、那覇北マリーナ。
那覇北マリーナ
現地でお金を支払い(このツアーは4200円でした。安い!)、
用意してあるカッパを着込むと、
船長の池宮城さんの説明が始まります。
救命胴衣を持つ人
注意事項を含めたくさんの説明がありましたが、私が
一番重要だと思ったのは、
「船内のトイレは、ボタンを押している間だけ水が流れる」というもの。

「普段使っているトイレのように、一回ボタンを押すだけだと、
次に利用される方が残念な思いをします」と笑って話される
池宮城船長の言葉に、うんうんと笑ってうなずく参加者のみなさん。

船長さん、かなり説明上手です!
そして説明が終わると、さっそく乗船して、港をしゅっぱーつ!
海岸の船

さあ、クジラに会いに行こう!

さて、クジラに出会える確率は・・・!?

クジラと出会えるスポットに着くまで時間があるので、
船の中で、South to South 代表の山田さんにお話しを伺いました。
船に立つ人

「クジラを見るのに適したシーズンは、いつごろなのでしょうか?」

―沖縄の場合、この近海で2月ごろにクジラが
子供を生み、子育てをします。その前後なので、
1~3月がベストシーズンですね。

「クジラには、どれぐらい出会えるものなのでしょうか?」

―ほぼ100%出会えますよ。1月~3月の1シーズンで
クジラに出会えないのは、ほんの数回ぐらいです。

「え?そんなに出会えるんですか?」

―そうなんです(笑) 意外ですよね。ハワイなど海外のツアーで
クジラに出会えなかったという人が、沖縄に来て、
あまりにもクジラと出会えるのでビックリされたりします!

「海外ではクジラにあまり出会えないのに、沖縄では出会える・・・。
不思議ですね。何が理由なのでしょう?」

―うーん。まあ、船長同士のネットワークが大きいですよね。
そのへんは、よかったら船長に直接聞いてみてください!

船長が語る、沖縄だとクジラに出会える理由

運転の邪魔にならないよう、こんどは池宮城船長に話を伺います。

船を操縦する人

わざと山田代表と同じ質問から(笑)
「くじらに出会えなければ全額返金とありますが、
実際くじらに出会える確率はどうなんでしょう?」

―出会えないってことは、まず無いね。
1シーズン毎日出航して、数回じゃないかな。

「山田代表と同じ回答です!そんなに出会えるんですね!!」

―クジラには会えるよ。
ただ、どういう状態のクジラかは分からないけどね。

「ん?どういうことですか??」

―潜る前のクジラを一瞬見かけるだけの人もいれば、
船に並行して一緒に泳ぐのを見る人もいるので。そこは運だよね。

「なるほどー。では、クジラはどうやって見つけるんですか?
探知機とかあるんですか??」

―探知機は使わないなあ。船長同士で連絡を取り合って、
クジラの場所などの情報を共有してるから。

「クジラの情報を共有?」

―そう。携帯で連絡を取り合って、いまどこにクジラがいるか、
分かった上で出航してる。

「ああ、そういう船長同士のネットワークがあるということですね」

船を操縦している様子

―そのポイントに向かう途中で、より近くにクジラがいる情報があれば、
そっちに行くし、この船がポイントに行く途中でクジラを見つけることもあるしね。

「なるほど。そう聞けば、かなりの確率で
クジラに出会えそうな気がしてきました(笑)」

―運が良いと、港を出てすぐにクジラがジャンプしてたりする時もあるよ。

「それは運が良すぎますね(笑) でも、普通の時でも、
クジラにはほぼ出会えて、出会ったあとは本当に運次第、
という感じなんですね!」

―沖縄には、ホエールウォッチング協会みたいなのは、まだなくてね。
でも、やっぱり沖縄までクジラを見に来てくれる人には、
クジラを見て欲しいから・・・。その結果、船長同士や
ツアー会社同士の情報交換という仕組みが出来たんだよ。
この仕組みが出来てからは、ツアーでは、かなりの確率で
クジラに出会えているよ!

「なるほど。沖縄でクジラに出会う確率が高いのは、
そういうカラクリがあったんですね!」

クジラを発見。感動の瞬間!!

そんな話を伺っているうちに、ポイント近くに到着。
周辺には、同じくクジラを探している船がたくさん集まっています。
2隻の船
船長は「あと5分ほどでポイントに到着するよー」とか
「クジラ見かけたら教えてねー」などと乗客に
声をかけながら、気分を盛り上げてくれます。

その時です!
「1時の方向!」と船長が大きな声で叫びます。

ちなみに「何時」という方向の説明は、出発前に聞いてあります。
乗客全員が立ち上がり、正面やや右側を注視していると、
船の上の人々
ざばーーん!!
とクジラが潜っていくところを目撃できました。
写真ではこの迫力が伝えづらいのが残念ですが、思っていた以上に
近くて大きい。
クジラが出てきそうな海
クジラが出てきそうな海_02
乗客から「うわー」「きゃー」と歓声が上がります!!
海面から見えるクジラのしっぽ

クジラは、一度潜っても10分程度でまた出てくる!

船長の説明だと、クジラは呼吸のため10分程度で
また海上に出てくるそうです。
ただ、10分後に出てくるのが、船のすぐ近くなのか、
はるか遠くなのかは分からないとのこと。

「それは運だよ」と、今日何度か聞いたキーワードが!

潜ってから再度出てくるまで、今シーズンの最長記録は18分。
それまでに出てくるだろうから、クジラを見かけたら教えてねー、と
ふたたび乗客にお願いする船長。

乗客ももう一度見たいから、あっちをキョロキョロ、
こっちをキョロキョロ。「あれは?」「ただの波だよ」
という会話が、あちこちでされていました(笑)

ちなみに、クジラを探すコツは、いわゆる潮吹きを発見するのが
一番簡単な方法。一般的には、クジラは水面に出て
だいたい1分間に3~4回呼吸するのですが、それが潮吹き。

潮吹きが終わったら、再び5~15分程度は潜って、また呼吸のために
水面に出てくる、という行動を繰り返すそうです。そして今回は、
前に潜ってから20分を超えたころ、またまたクジラが登場!!

さっきより近い!!!!!!
クジラがもぐった水しぶき
クジラがもぐった水しぶき_02
海面から見えるクジラのしっぽ_02
「うわーデカい!!」「近いー!」と、みんなで大興奮。

船長が時計で計っていたのですが、
「今シーズンの最長記録更新だね」とのこと。
タイマー
他のホエールウォッチングの船も周りにどんどん集まってきて、
クジラを見た船の乗客同士が「いえーい」と腕を突き上げます。
「クジラが見えたぞー」という意味みたいです。

こういう感動の共有って、本当に気持ちいい!

ホエールウォッチング終了。そして・・・

ここで時間が来て、帰途につきます。

今回のクジラは港から遠く、渡嘉敷島まで来ていました。
那覇港まで1時間かかるということで、
那覇に戻ってきたのは、12:30ごろ。
船首から見る島
結論としては、クジラと出会えて、満足度は非常に高かったです!

後日、代表の山田さんから「先日は天気が良くなかったので・・・」と、
晴れた日のクジラの画像を送っていただきました。
海面から飛び出すクジラ
海を潜ろうとしているクジラ
こんなクジラと出会えたら、相当運がいい人だなーと思います(笑)

あと、参加者全員に配っていたポストカードも、船から
スタッフが水中カメラを入れて、そのまま撮影したものらしいですよ。

ホエールウォッチングのパンフレット
これはもう奇跡のレベルですが、
こういうクジラに出会える可能性もあるんですね。

ホエールウォッチング、本当に奥が深くて面白いです。
みなさんも、1~3月の沖縄に来られる予定があれば、
半日をホエールウォッチングに使われてみてはいかがでしょうか?

沖縄なら、ほぼ100%クジラに出会えますよー!

山上学

JTRIP Smart Magazineライター。兵庫県出身、2012年より沖縄在住。

スポット詳細

沖縄観光モデルコース

記事検索

ツアー検索

1+