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グルメグルメ

2015.11.08

ノアの箱舟を模した海カフェ 
アイスクリンカフェ アーク

writer : miya-nee(みやねえ)

本部町の海
美ら海水族館のある海洋博公園から車で約10分。本部町の海を望む高台に沖縄版「ノアの方舟」を自称するカフェがあります。それは海カフェの「アイスクリンカフェ アーク」。
アイスクリンカフェ アーク看板
沖縄県民なら誰もが知る「アイスクリン」というアイスを製造・販売する1975年創業の沖縄ビッグアイスが運営。
ここは海カフェでありながら“おもしろ”が炸裂し、いろんな意味で癒しを与える異空間。今回は、そんなカフェと沖縄グルメをご紹介します。

簡単に「アイスクリン」を解説!

アイスクリンの路上販売
沖縄の夏の風物詩のひとつに、道路脇にパラソルを立てながらアイスクリームを販売する学生たちの姿があります。「ビッグアイス」の看板を掲げ、
走行中の車を相手にアイスクリン(アイス)を販売するのが仕事です。

通常、路上で見かけるアイスクリンの販売は、写真の左に写るパラソルだけのシンプルな造り。右の馬車は単なるオブジェです。

独特な世界観!洋館のような海カフェ

洋館のような海カフェ
ビッグアイスが運営する海カフェは、ノアの方舟を想定した巨大な洋館。すべて自分たちの手で設計した建物は、いたる所に自由な装飾が施されています。
カフェ入口の階段
入口の階段は緑の木々に囲まれ、庭は緑化計画のごとき緑と花に包まれ、
小さな池や2人乗りのブランコまであります。
2階のテラス
2階のテラスがまさにジャングル。ここ最近、ときどき見かける庭や緑が亜熱帯ジャングル化したカフェや食事処。なぜか不思議と南国らしさが発揮される景観です。

眺めが最高!伊江島や瀬底大橋まで見える

窓から見える海
2階入口から店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが海。カウンター席の窓越しに見下ろす景色は視界を遮るものがなく、180℃の大パノラマを展望できます。そんな絶景がこちら。
瀬底島と瀬底大橋を望む大パノラマ
右手に伊江島を、左手には瀬底島と瀬底大橋を望む大パノラマ。その光景に興奮して胸の鼓動はバクバクし、心が羽を広げて躍り出すかもしれません。

最も快適な景色はやはり快晴時。そして夕方は西日が差し込むのでより眩しい光景を目にすることでしょう。

カフェのグルメがこちら!

創作料理アークスペシャル
創作料理の「アークスペシャル(1,500円)」は白ご飯の上に炭焼きポークをのせ、約10種類の野菜を入れたボリュームランチ。そしてランチタイムの「14時まで」なら1,200円で食べられるという太っ腹なメニューなのです。

4種類のソース(バジル、シーザー、チリ、バルサミコ酢)を彩り良くかけて、カラムーチョをトッピングする離れ技を繰り出しています。
アークスペシャル
虹色パフェ
べっ甲のごとく光り輝くザクロのゼリーをトッピングした虹色パフェ(800円)は、アイスクリンをベースにフルーツを盛った贅沢デザート。

そして、ぜひチャレンジしてほしいのが「アイスクリンたべほーだい」
です。12種類のアイスクリンが食べ放題でお一人様900円。
アイスクリンたべほーだい
紅イモ・たんかん・アセロラなどの県産食材の味、グァバ・マンゴー・パッションフルーツなど南国フルーツの味があり、この8月に最高記録の50個を完食した達人が現れました。われこそはという方、新記録を樹立するべく
51個を目指してチャレンジするのはいかがでしょうか。

新記録を樹立した暁には、アイスクリンカフェ アークのブログに顔写真が掲載される特典付。光栄かどうかは個人差が生じる特典となっております。

まるで船に乗りながら、海を見ている気分

カフェ3階の展望台
建物全体が船を模したこの店の構造は、先端に突き出した3階の展望台を船の船首に見立て、店内は船内をイメージした内装です。
2階席から見上げた3階
通常は2階席を利用しますが、何やら3階にも席があるとのことで上がってみました。
らせん階段
らせん階段を登ると・・・
船内を模した3階
目の前に現れたのは船内を模した異空間。思わず驚きの声が出そうになり、そこに船の舵をパーツにした粋なテーブルを発見しました。
船の舵をパーツにしたテーブル
沖縄ビッグアイスの社長であるおしゃべりオーナーが、ときどき現れて客席でしゃべり尽くしていくスゴ技が登場します。そんな明るいオーナーのアイデアと好みが詰まった内装、そしてノアの方舟という壮大なテーマで繰り広げる「アイスクリンカフェ アーク」。

2015年、今年で創業40周年を迎える沖縄ビッグアイス。沖縄の老舗のアイスはミルクをベースに効かせ、暑い沖縄で食べるにはほどよい甘さとさっぱりした味です。

スマートポイント

  • 意外にもひっそりと営業している「アイスクリンカフェ アーク」は、実は穴場の海カフェです。美ら海水族館を観光した後、ちょっとしたひと休憩に最適。
  • グルメと展望だけでなく、外観や内観のおもしろさや散策も楽しいカフェ。じっくりと時間を取って立ち寄りたいところ。
  • オーナーに捕まったら最後。覚悟しておしゃべりにお付き合いください。

ライターのおすすめ

沖縄ビッグアイスのオーナー家族が中心になって運営する本部町にあるカフェ。アイスクリンと展望と沖縄版「ノアの方舟」をお楽しみください。

miya-nee(みやねえ)

JTBの元ツアーコンダクター。現在はライターをはじめとして、Web講師、カメラマンなどと多岐にわたる仕事に取組む。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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