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グルメグルメ

2016.05.22

沖縄のスペシャルティコーヒー
あぐろ焙煎珈琲店の贅沢な味

writer : 福田展也

那覇の下町の路地裏にひっそり佇むコーヒー屋
那覇の下町の路地裏に、ひっそり佇むコーヒー屋がある。沖縄でスペシャルティコーヒーが話題になり始めたばかりの2008年に開店したあぐろ焙煎珈琲店。オープンして以来、煎りたての香りと味を楽しめる場所として地元のコーヒー好きに親しまれている隠れ家のようなお店だ。

沖縄のカフェ文化をリードしてきたあぐろ焙煎珈琲店を経営するのは、赤嶺三兄弟。「コーヒー屋をやるから一緒にやろう」という長男の和博(かずひろ)さんの呼びかけけ、集まった次男の和史(かずし)さん、三男の和哉(かずや)さんが、それぞれの持ち味を出し合いながら地域に根差したコーヒーをテーブルに届け続けている。

自慢は新鮮な豆、贅沢な淹れ方、そして、澄んだ音

新鮮な豆、贅沢な淹れ方,澄んだ音が自慢
インタビューの開始早々、あぐろ焙煎珈琲店の強みを三男の和哉さんにたずねてみた。
「自慢は新鮮な豆、贅沢な淹れ方、そして、澄んだ音です」
返ってきたのは簡潔な答。産地や生産者が特定され、豆の持つ個性がはっきりしているスペシャルティコーヒーを自家焙煎で出すことで信頼を得てきたお店だということだ。
中深煎りがこの店の基準
ほぼ毎日、半熱風式焙煎機で豆を煎る。「焙煎度合いを8段階に分けるとしたらまん中から深めの方にやや寄った中深煎りがこの店の基準なんです」と和哉さん。沖縄の人の好みはこのあたりなのだそうだ。

作曲家のようなコーヒー焙煎家

オリジナルのコーヒープリン

オリジナルのコーヒープリン

「同じ豆でも状態は違うし、天候にも左右されるので仕上がりを一定にするのは簡単ではないんです」

最初は3人で交代していた焙煎も、3兄弟の誰が焙煎したかで味が微妙に変わるので、今は和博さんが一人で担当しているのだとか。
「コーヒー豆がいい具合に煎れたかどうかは、目で見て確かめるというよりも、耳で聞き分けるもの」だという和哉さんの説明を聞いていると、焙煎人はまるで作曲家のようだなと思えてきた。

贅沢な「コーノ式」抽出法

10種類のコーヒーを楽しめるあぐろ焙煎珈琲店
お店ではだいたい10種類のコーヒーを楽しめる。
エチオピア、コロンビア、ブラジル、インドネシア、グアテマラ、ホンジュラス…。定番に加えて上級ランクの豆や気になる豆を定期的に仕入れているそうだ。
コーノ式かなざわ珈琲という抽出方法
この店でのコーヒーの抽出方法はいわゆる「コーノ式かなざわ珈琲」。一般的には15g〜20gの豆を使うところ、30gと贅沢に使って濃厚なコーヒーエキスを抽出し、お湯で割る。文字通り贅沢どりの方法だ。特徴は「雑味」の少ないピュアな香りと芳醇な味。

「喉に引っかかることなくスーッと入ってくるんです」という言葉通り、実際に飲んでみると
よくある「まったり感」からはほど遠い、すっきりした喉ごしを楽しむことができた。

「ゆっくり静かに時を過ごして、思う存分くつろいでほしい」

今回、淹れていただいたのはブラジルの南ミナスで栽培されている「アロマショコラ」。カラメルの香りとカカオの芳香が感じられる丸みあるコーヒーだ。
ひと晩寝かせる甘みが感じられるまろやかなアイスコーヒー
アイスコーヒーも苦味が強いタイプではなく、甘みが感じられるまろやかな飲み口。真夏の暑い時期でも、胃がもたれることもなく、ゴクゴクと飲めそうな仕上がりだ。聞けば、アイスコーヒーは抽出してからひと晩寝かせているのだとか。そうすることで苦味がさらに弱まり、味も落ち着くのだという。
3番目の自慢は、オーディオ設備
あぐろ焙煎珈琲店の3番目の自慢は知る人ぞ知る、知名オーディオの全指向型スピーカー。全身を包み込むジャズに身を委ねて飲むコーヒーはまた格別。
思う存分くつろいでほしい」という和哉さん
「ゆっくり静かに時を過ごして、思う存分くつろいでほしい」という和哉さん。おいしいコーヒーを楽しみながら、日ごろのストレスから自分をゆっくり解放していくのがあぐろ焙煎珈琲店の楽しみ方なのだ。

スマートポイント

  • 9時〜10時はホットコーヒーのテイクアウトが300円。また、9時〜10時30分は500円のモーニングセット(トースト、グラノーラヨーグルト、卵サラダ)を楽しめます。
  • 挽きたてのコーヒー豆をトッピングした自家製のコーヒープリン(280円)もお見逃しなく。
  • コーヒーはワインと同じように人によって好みが違います。お店の人と相談しながら自分好みのコーヒーを見つけるのも楽しいかもしれませんね。

ライターのおすすめ

あぐろ焙煎珈琲店がある久米地区は古くから中国の人から移住してきた人達が暮らしてきた場所です。近くには中国式庭園を楽しめる福州園がありますのでぜひ散策を楽しんでみてください。

福田展也

目下の趣味はサーフィン・沖縄伝統空手・養蜂。心で触れて身体で書けるようになることが10年後の目標。

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