かつては離着陸をする飛行機の撮影スポットでした
これは2014年4月に撮影した写真です。
まだ当時は航空会社が飛行機の離着陸訓練を行っているころで
ここを訪れると必ずといっていいほど、訓練が行われていました。
それを目的に訪れる飛行機マニアやカメラ小僧の人も多くいました。
海のすぐ横に滑走路があるので、
侵入してくる飛行機の撮影には絶好のポイントでした。
離着陸訓練はタッチアンドゴーと呼ばれ
着陸と離陸を繰り返します。
離陸して10分ほど旋回し、着陸しに戻ってきます。
それが繰り返し行われます。
短時間に何度も飛行機が頭上ギリギリを飛んで行くので
とても興奮したのを今でも覚えています。
そのころと変わらず海は美しい
2015年6月以降は訓練のスケジュールも発表されず
現在では訓練が行われているのかさえ不明です。
こういう状況なので
飛行機の写真をおさめるのは難しいかもしれませんが
それでも海の美しさだけは当時となんら変わりません。
下地島にはさまざまな観光スポットがありますが
青のグラデーションが1番美しい所と行っても過言ではありません。
今でも海の写真撮影スポットとして人気があり
変わらず観光客が多く訪れています。
かつてはここで漁が行われていた
空港の滑走路横は遠浅の海岸になっています。
ここはかつて魚垣(かつ)と呼ばれる伝統的な漁法が行われていました。
石垣で囲まれた中に魚が入り
潮が引くことで外に出られなくなった魚を捕まえるそうです。
非常にシンプルな仕組みですが
この遠浅の海があるからこそできる、この島ならではの漁法ですね。
佐和田の浜も合わせて訪れてみよう
魚垣のある浜は「佐和田の浜」と呼ばれています。
約200年前に起きた明和の大津波により
打ち上げられた海底の岩がゴロゴロと転がる
全国でも珍しい景観を見ることができます。
こちらも合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
下地島空港はこの先どうなるのか
今、沖縄では下地島空港の利用方法について
議論が行われています。
離着陸訓練には膨大な資金が必要となるので
企業にとっては負担が大きく、この先再開されることは
ほぼないだろうといわれています。
ではそれ以外に…ということで
現在はさまざまな憶測が飛び交っていますが
とにかくこの海の青さ、美しさが
これからも永遠に続くよう願うばかりです。