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観光観光

2024.11.11

[伊良部島]自然の驚異が
今も姿を残す佐和田の浜

writer : ほりかわくみ

伊良部島にある佐和田の浜は
遠浅の白い砂浜、青い海が続く観光スポットです。

夏になると観光客や地元の人で賑わい
あまり波もない比較的穏やかなビーチなので
シュノーケルなどを楽しむ人が多く訪れます。

ここは他のビーチとは少し違い、
浜に大きな岩がいくつも転がっています。
大きな岩
沖縄ではあまり見られない、ちょっと不思議な光景です。

いったいなぜ、このような岩がこの浜にあるのでしょうか。

時は約200年前へとさか上ります

沖縄本島から約400kmの位置にあり、宮古島からも約130km離れた
石垣島の近海で1771年4月24日、大地震が発生しました。

それによって発生した津波が宮古島や伊良部島を襲いました。
いくつかの集落が海に飲み込まれ、犠牲者も多く出たそうです。
海底にあった岩
その際、海底にあった岩が津波とともに浜に打ち上げられ
今もなお、このような姿を残しています。

時がたち、当時のことを知る人はもういませんが
今、私達が美しいと思って見ているこの風景も
当時、被害に遭われた人達にとっては見るもの辛い
風景だったと思うと少し複雑な気持ちになります

海水浴にはぴったりのビーチ

佐和田の浜にはふれあい広場というビーチがあり
夏になるとシュノーケルを楽しむ観光客や
地元の人々で賑わいます。
ふれあい広場
ここは遠浅の海なので比較的、海は穏やかな方です。

サンゴ礁などはなく、魚もあまりいませんので
波打ち際で遊ぶ、海水浴向けのビーチです。
海水浴場
小さなお子さん連れのファミリーや
シュノーケリングがあまり得意じゃない人、
ただただ青い海で浮かんでいたい、という人にオススメです。

混み合うこともほとんどないので
浜辺でのんびりゆったり日光浴を楽しむのも良いですね。

海水浴を楽しんだ後は
近くに無料で使えるシャワーがあるので
体についた海水や砂を流すことができます。

トイレもあり、無料で使えます。
トイレ
ただ、この取材をした時点で
シャワー室の扉が壊れていたので、使用する際は注意してください。

少し使いづらいところがあると思いますが
無料で使えるので(シャワーは出ました)
気にならないという方は利用しましょう。

泳ぐ際は自己責任で

佐和田の浜(ふれあい広場)は沖縄県の条例に基づく
海水浴場ではありません。

ですので、泳ぐ際は全て自己責任になります。

監視員やライフセーバーなどもいませんので
泳ぐ際は海が安全か必ず確認してから入ってください。
注意事項
このような看板が立っていますので
よく読んでから十分注意して
海でのレジャーを楽しんでくださいね!

夕日の鑑賞スポットとしても人気です

もし時間に余裕があるなら
楽しんで行ってほしいのが佐和田の浜の夕日です。

昼間は青く透きとおっていた海が
夕日に照らされて、次第に黄金色へと変化していきます。
佐和田の浜の夕日
時期にもよりますが
水平線に沈む夕日を眺めることができます。

さらにお天気が良く、
様々な気象条件が揃った時にだけ見ることができる
グリーンフラッシュも運が良ければ見られるとか。
伊良部大橋
伊良部大橋がつながったことで
いつでも気軽に訪れることができるようになった伊良部島。

昼間の佐和田の浜の海で遊ぶのはもちろん、
夕焼けの海を見に行くだけでも十分景色を堪能することができるので
ぜひ足を運んでみてください。

※こちらは、2015年12月8日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
記事中の写真、価格は取材当時のものとなります。

スマートポイント

  • ふれあい広場には東屋があり、海を眺めながらランチをしたりおやつタイムでのんびり過ごすのもおすすめ。海に入らなくても満喫できます。
  • 大潮の干潮時は水深が浅くなり泳ぐことができません。その時は潮溜まりにいる海の生物の観察などを楽しむと良いでしょう。
  • ふれあい広場の近くには商店などはありませんが、自動販売機があり冷たいドリンクを買うことができます。喉が渇いた時に利用しましょう。

ライターのおすすめ

佐和田の浜沿いに車道があるので、運転しながら車窓からも景色が楽しめます。自分だけのお気に入りのビューポイントを見つけて、写真を撮ったり、景色を楽しんだりしてくださいね。

ほりかわくみ

初めての訪問時に魅了され、そのまま宮古島に移住し十数年が経過。趣味の写真を活かし島の良さを最大限に伝える。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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