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観光観光

2015.12.21

古の集落と豊かな自然が素朴に
美しい静寂の離島「渡名喜島」

writer : 小川研

沖縄本島の中心・那覇の北西58kmの洋上に位置する「渡名喜島(となきじま)」。赤瓦古民家の集落が、国の「伝統的建造物群保存地区」に選定されるなど、沖縄の原風景が素朴に残る離島です。
また、開発の手が及んでいないため、渡名喜島のほぼ全域とその周辺海域は、1997年「渡名喜県立自然公園」として指定されました。豊かな自然が広がるこの島には、標高100数十メートルの山々も見受けられます。各所に展望台や遊歩道も整備され、ちょっとしたトレッキング気分で絶景を堪能できます。また、海岸沿いにいくつかある白砂の天然ビーチではウミガメの姿もチラホラ…。
忘れられし、その原初的な風景に、しばし心を奪われることでしょう。
渡名喜島

フクギ並木に囲まれた白砂の小路と伝統的な赤瓦古民家

渡名喜島西北部、フェリー港に隣接する島で唯一の集落は、2000年5月に全国で55番目となる「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されました。
いずれも方形の敷地に建てられた木造赤瓦の家屋からなる集落では、400人余りの島民が生活を営んでいます。
碁盤上のように伸びた路地は、軽自動車がようやく通れるほどの細さ。全体に白砂が敷き詰められ、両わきには昔ながらの石垣や樹齢100〜300年にもなるフクギが立ち並びます。
フクギ並木
ところで、渡名喜集落の家屋は、吹き抜ける強風や台風の影響を避けるため、路面よりおよそ1mも低い土地に建てらているなど、非常に特徴的です。青々と茂るフクギ並木やサラサラの白砂による、赤瓦とのコントラスト…。沖縄本島では決して見られない、貴重な景観を形成しています。
家屋

凹凸激しい地形を活かした展望台&遊歩道の数々

渡名喜島は、大雑把に北端になだらかな丘陵が伸び、平地を挟んだ南側には100m以上の山間部となります。うちいくつかには、遊歩道や展望台が設置され、いずれも観光名所として知られています。
北側に伸びる「サカシ散策道」、その頂き「西森園地展望台」までは、かなりの道のりですが、息を呑むほどの絶景が広がります。
サカシ散策道
集落から程近い、東側の「上ノ手展望台」からは、東海岸や集落を一望できる他、西には「入砂島」もくっきり。また、島随一の信仰場「里御嶽(さとうどぅん)」を擁する神聖な場所でもあります。
上ノ手展望台」から
神聖な場所
南東部の「島尻毛散策道」では、初夏にはテッポウユリや村花のカワラナデシコなども見受けられます。
島尻毛散策道
島尻毛散策道1
そのさらに南の「大本田(ウーンダ)展望台」からは、東に慶良間諸島、西に入砂島に、久米島も望めます。

ところで、島全体にハブが棲息するため、いずれも歩く際はご注意を。
大本田展望台から

西も東も海岸線には美しい天然の浜辺が点在

周囲12.5kmの海岸線には、天然の輝きを放つ美しいビーチがいくつも広がります。
西海岸北部「シュガーの浜」は抜群の透明度。曇った日でもスカイブルーに輝く水面が見事です。
シュガーの浜
港の南側には、北から「クワマの浜」「高田の浜」と「呼子浜」と連なります。海岸道路の終点となる呼子浜といえば、「神の宿る岩(イェーンシジ)」と呼ばれる奇岩郡が神秘的。もちろん天気が良ければ夕陽もばっちりです。
神の宿る岩
反対の東海岸には、北に「東り浜(あがりはま)」、南には「アンジェラー浜」が位置します。ともに砂は粗めですが、東り浜付近には無料シャワーも整備されるなど海水浴には最適です。
砂浜
ただし、いずれも、監視員のいない自然の海。遊泳禁止箇所もあるため、海に入る際は充分ご注意ください。

ところで、周辺の海には、ウミガメが多く生息しており、時々気持ちよさそうに泳いでいます。運が良ければ出逢えるかもしれませんね。
ウミガメ

スマートポイント

  • アクセスは、泊港(那覇市)から、久米商船のフェリーのみ。直行便はなく、久米島行き便の途中で立ち寄る形です。往復割引がお得です。
    HP : http://www.kumeline.com/index.html
  • 島内での移動手段としては、レンタカーがありますが、台数が限られているため、特にオンシーズンは借りられない場合も多く、早めはやめの予約が必要です。
  • 宿泊施設は四つ。一番キャパの大きい『ふくぎ屋』では、環境に配慮し、連泊でシーツやタオルを交換しなければ、2日目以降「300円/名」の割引設定があるので、ぜひともご利用を。

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小川研

世界を歩きまくって醸成されたオンリーワンのフィルターを媒介し、沖縄情報を立体的に熱(苦し)く伝える。

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