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観光観光

2016.05.06

朝昼晩でオンリーワンの表情を
紡ぐ「渡名喜島」の幸せな一日

writer : 小川研

西に久米島、北に粟国島、南東には慶良間諸島を望み、それら離島のほぼ真ん中にぽつねんと浮かぶのが、渡名喜島(となきじま)です。
那覇からフェリーで約2時間、三日月形の周囲はおよそ12.5km。観光客もまばらな、穴場の離島といえるでしょう。
一番の見所は、2000年5月に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された集落。赤瓦古民家やフクギ並木等、古き良き琉球の原風景が残ります。
朝昼晩を通して、他の島にはない、いくつものスペシャルな魅力に出合えました。

古き良き沖縄の原風景をゆるりと味わうデイタイム

午前中、フェリーで島に到着。まずは、およそ南北に500〜700m、東西に300〜500mほど広がる、赤瓦古民家の集落をゆるりとお散歩です。さっそく目に入るのが、狭いすーじぐゎー(小路)を囲む、石垣にフクギ並木。沖縄本島では失われし、ノスタルジックな風景が美しく保存されています。
石垣にフクギ並木
少し歩くと、多くの古民家が、白砂の敷かれた路面より低く建てられていることに気づきます。この独特な構造は、海からの暴風対策として受け継がれてきた、古くから伝わる島の知恵。かつては、低い家ほどお金持ち、あるいは働き者とされていたそうです。
お昼は、集落内の食堂(『赤瓦の宿 ふくぎ屋』に併設の)『ふくぎ食堂』でランチをどうぞ。沖縄そばや定食などをいただけます。
ふくぎ食堂
おいしそうな沖縄そば

古民家で過ごす夜は渡名喜島ならではの幻想的な情景が…

2001〜’02年度の「渡名喜村伝統集落しまおこし事業」にて、使用されなくなった八つの古民家をリノベーションしたのが、ふくぎ屋です。赤瓦・石垣・フクギ並木という3点セットで、古のテイストを残しつつ、体験滞在交流や学習の場として生まれ変わりました。現在6棟が快適な貸切宿として稼働しています。
古民家をリノベーションしたふくぎ屋
快適な貸切宿
また、各種オプションも充実。中でも、丁寧な指導により初心者でも安心・安全にトライできる「釣り」は一番人気(要予約)。釣った魚をその日の夕食でいただける幸せをぜひ!
人気の釣り体験
釣った魚を食べれる楽しみ
そして夜の帳が下りたら、一歩外へ…。集落に広がる圧倒的な幻想世界に、しばし言葉を失うでしょう。白砂の小路を温かく照らす無数のフットライトが、見たこともないような情景を織りなします。この、渡名喜島ならではの驚きと感動を、ぜひご自身の目で確かめてくださいね。
幻想的な白砂の小路

大正時代からの伝統行事で始まる爽やかな島の早朝

朝もまた特別な時間です。「朝起き会」は、大正時代から続く渡名喜島独自の伝統行事。月・水・金の朝6:30〜、島の小中学生と学校の先生が中心となり、白砂の小路を掃除します。まずは、島唯一の小中学校に集合。ラジオ体操で体を温めてから、集落内各地に置かれた竹箒を使っておよそ20分、皆で集落をきれいにしていきます。
大正時代から続く朝起き会
子ども達の笑顔に、朝からほっこりさせられること請け合い! これから始まる素敵な一日を予感させてくれるでしょう。観光客でも参加OKなので、早起きして爽やかな朝を迎えられてはいかがでしょうか。
子ども達の笑顔
朝からほっこり
いかがでしたか。他離島には決してないオンリーワンの表情を、朝昼晩それぞれの時間帯で見せてくれる渡名喜島。ぜひとも1泊以上して、その知られざる魅力に触れてくださいね!
オンリーワンの島

スマートポイント

  • 泊港(那覇市)から、久米島行きフェリーでアクセス。毎日午前中に上下一便が運航。ただし4~10月の金曜日のみ15時45分渡名喜港発の那覇行きがあるため、那覇から日帰りも可です。
  • レンタカー業者は『赤瓦の宿 ふくぎ』のみ。台数も限られているため相当早めに予約が必要です。また、レンタサイクルもありますが、起伏の激しい山間部を含めた島内一周は、かなり厳しいと覚悟を…
  • お食事処は、『ふくぎ食堂』の他、『ターミナル食堂』と『憩い処西門(ゆくいどぅくるいりじょー)』の3軒のみ。不定休もあるので、お電話等で事前確認をおすすめします。

ライターのおすすめ

数ある絶景スポットでも、「上ノ手展望台」と「西森園地展望台」は、集落から徒歩圏内。レンタカーなしでもOKです。そして、体力に自身のある人は、集落からおよそ2.5kmの「島尻毛散策道」にもぜひ挑戦を!

小川研

世界を歩きまくって醸成されたオンリーワンのフィルターを媒介し、沖縄情報を立体的に熱(苦し)く伝える。

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