迷いながら気になるお店探し
基本的には住宅街なので、はっきりとしたメインストリートがあるわけではなく、お店も入ってみないと中のようすがわかりづらいのが外人住宅の特徴。
でも、気になるお店を探しながら、通りをぐるぐると歩くと、こんな風に味のある掲示板に出合えたり、

ドアや窓枠の色合いと看板がなんともかわいいコーヒー豆のお店に
出合えたり、

そして雰囲気のある看板にひかれて進んでいくと……

「PORTRIVER MARKET」というお店がありました。

ポートリバーマーケット? つまり、港川の市場、という名前です。
どんなお店なんでしょうか。入ってみましょう。
「こんにちは……」

ご夫婦で営まれているお店のようです。
靴を脱いで上がる板張りの店内には、陶器やガラス、雑貨、バッグ、アクセサリー、食品などさまざまなものが所狭しと、でもほどよいバランスで並んでいます。

「沖縄のいいモノ」を伝えたい
「PORTRIVER MARKET」のオーナー、麦島ご夫妻は2012年に東京から沖縄へ移住して、2013年4月このお店をオープンされたのだそう。
「沖縄各地で物件を探していて、たまたまこの港川の外人住宅を知ったんです。その時、天然酵母パンの専門店『ippe coppe(イッペコッペ)』さんに立ち寄ったら『向かいの物件がもうすぐ空くらしいよ』と聞いて、すぐに『ここでお店をやりたい!』と鉛筆書きで気持ちを込めた企画書を書きました」と旦那さまの麦島哲弥さんは言います。
「沖縄のいいモノ」をたくさんの人に紹介して、地域に優しいライフスタイルを提案して行きたいという麦島ご夫妻。話していると、場所との縁と人の縁、いろいろなものが繋がって、
今ここにお店があるのだなあ、と感じます。

青の色合いが美しい、沖縄県南城市の宮城陶器のやちむん(焼き物)

PORTRIVER MARKETの人気商品のひとつ、リネンガーゼ素材のヘアターバン

ケニア産のサイザル麻で作られたカラフルで丈夫なバッグ

「港川は都会過ぎないし田舎過ぎない、暮らしやすい街です」と麦島さんご夫妻
人気の天然酵母ベーカリー
ご夫妻とゆんたく(おしゃべり)を楽しみながら、ゆっくり雑貨を見ているとあっという間に時間が過ぎていきます。観光のお土産にもなりそうなものや、自分自身で使いたくなる雑貨が店内にはいっぱいありました。沖縄の旬のフルーツを使用したスムージーや酵素シロップのソーダ割りなどドリンクのテイクアウトも可能なので、散策の途中に立ち寄るにはぴったりです。
お店を出ると、お向かいは、話題にも出ていた「ippe coppe」さん。こちらの天然酵母パンは何度食べても食べ飽きないおいしさ。オープンしてすでに7年の、沖縄県内でもよく知られた、根強いファンの多いお店です。
ちなみにこちらのパンは限定販売なので、電話での予約がおすすめ。

フォトジェニックな街並み

港川の外人住宅には他にも、フォトジェニックなカフェや雑貨店、セレクトショップ、古着屋などがあちらこちらに点在しています。

今も住宅として利用されている建物も多いですし、パッと見では中の雰囲気がわからないお店も多いのですが、それだけに思いがけない「出合い」や「発見」があるところが港川の外人住宅の魅力かもしれません。
口コミを頼りに、そして自分の直感を頼りに、沖縄観光の途中、昔ながらの外人住宅街の散策へ出かけてみてはいかがでしょう?

※こちらは、2015年12月30日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
※記事中の写真は取材当時のものとなります。