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グルメグルメ

2015.11.24

味わい豊かな四角の世界
みんなで食べよう天食米果

writer : 阿久津彩子

天食米果(あましょくべいか)の看板
浦添市のとある住宅街。天食米果(あましょくべいか)の看板は油断すると見落としてしまうほどに、ちょこんと静かに立っています。
手前が駐車スペースで、奥がお店。ガラスの向こうからわずかな光が差し込んで、秘密基地へと潜入するわくわく気分に駆られます。

入口の先は四角がずらり

天食米果入り口
「天」然酵母の「食」パンにしよう、お「米」も入れて、たっぷり「果」実も使いたい。四字熟語のように耳になじむ名前は、店主・赤嶺温子さんが自身の思いを紙に書き起こして生まれました。
四角のパン
その名のとおり入口すぐのショーケースには四角のパンが集合しています。大きなものや細長のもの。同じ四角でも種類はいろいろ、見ているだけでもおもしろい。まるでおもちゃ箱を覗いているかのような懐かしさすらこみ上げてくるのです。
色々な食パン
すべてのパンはレーズン酵母と国産小麦を使用し、具材に合わせて生地を
調整しています。気になるラインナップは2~3ヶ月ごとの入れ替わり制で、炊いた玄米を混ぜたパン、全粒粉にライ麦入りなど、プレーンな食パンだけでもなんと5パターン。お菓子のような創作パン、季節限定のパンも含めると、40以上ものバリエーションがあるそうです。
いちじく食パン
一番人気は写真上の「いちじく食パン」、赤嶺さんのおすすめはビターな「カカオ食パン」、お子様から圧倒的に好かれているのが「チョコモカ食パン」。半斤から購入できるので、何度も通ってぜんぶ制覇するのもよろしいかと。

食パン専門店の理由とは?

そもそも、なぜ天食米果のパンは四角なのか伺うと、「純粋にフォルムが好きだし、ずらっと並べてみたかった」。さらに「食パンは切り分けて、みんなで食べられるのがいいところ。グループ旅行だったら感想を言い合うのも面白そう」と赤嶺さん。
ずらっと並んだ食パン
そんな想いを込めて焼き上げるパンは、酵母の甘さがほんのり滲む優しいおいしさが魅力です。旨味の詰まった皮の部分は特に絶品で、もっちりとした中身もクセになります。
天食米果店内
お客さんはいろいろな食べ方でパン喫(満喫)しているらしく、冷凍してシャリシャリの状態を味わう人や一週間分買って酵母の変化を楽しむ人も。また、トーストにするのならフライパンがおすすめです。薄くバターや
オリーブ油をひいて表面を焼くことで、中身の水分を逃さず、とろけるような食感に仕上がります。

おいしさを引き立てる十字カット

十字カットした食パン
さらにさらに。もうひとつお試しいただきたいのが十字カット。
パンをバッテンに切り分けブロック状にすることで、おいしい皮部分をよりいっそう感じられます。実際に「カカオ食パン」を十字カットで食べてみたところ、確かにちがう。旅行中にパクッと食べやすいのもいいですね。
おやつにぴったりなザクザク「ラスク」もおともにぜひ。
ラスク

進化し続ける四角の未来

こだわりを感じる四角のパンたち
酵母から生地作り、カットまでこだわりを感じる四角のパン。身近な存在と思っていた食パンですが、こんなにも自由で奥深い世界とは。頭を四角くしすぎていたと反省です。
焼き型
最後に焼き型を見せていただき、次回作を勝手に想像。今後はどんな四角が現れるのか答えは赤嶺さんのみぞ知る所ですが、とにかく四角の未来は明るいのです。生地のおいしさ、素材との組み合わせ、断面の美しさ。食パンを囲んでみんなでわいわい、笑顔がこぼれる時間をどうぞ。

スマートポイント

  • いろいろな種類を買いたい人はオープン直後がねらい目です。日によって「いちじく食パン」、「チョコモカ食パン」のツートップはすぐに売切れてしまうことも。
  • 購入したパンは好みの厚さにスライスしてくれます。テイクアウトをしてすぐに食べる場合は十字カットをお試しください。
  • 天食米果のパンを使ったラスク(150円)や手作りジャム(760円~)も販売しています。ジャムは保存料不使用で果実味あふれるおいしさです。

ライターのおすすめ

知り合いのお宅にお邪魔したようなお店はシンプルで和のテイスト漂う空間。渋みを感じるカウンターや陶芸家であるご主人作のオブジェなど、どれも味のある美しさです。パンだけでなくインテリアの参考にもなりますよ。

阿久津彩子

得意ジャンルは食・人・体当たり。沖縄の旬を味わえるおいしいお店から本当は秘密にしたい穴場スポットまで幅広くご紹介します。

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