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観光観光

2024.11.27

[多良間島]ってどんなトコ?
島での過ごし方を教えます!

writer : ほりかわくみ

皆さんは沖縄県の宮古島と石垣島の間にある
小さな離島、多良間島をご存知ですか?

宮古島から飛行機で約25分、フェリーで約2時間。
周囲はおおよそ15kmの隆起サンゴからなる平坦な島です。
多良間島
沖縄本島や宮古島のように観光地化されていないこともあり、
年間を通して訪れる観光客はあまり多くありません。

しかし観光地化されていないのが、この島の魅力!
のんびりとしていて、とても穏やかに時間が流れています。
とにかくゆっくりしたいという人にぴったりです。

そんなゆったりのんびりの島で、いったいどのような過ごし方をしたら楽しめるのか、私なりの多良間島での過ごし方をお教えします!

飛行機代よりフェリー代のほうが断然お得

多良間島への交通手段は2通り。
宮古島から飛行機かフェリーで行くことができます。

私自身の経験としてオススメなのはフェリーです。
フェリーたらまゆう
多良間海運が運行している「フェリーたらまゆう」

飛行機だと25分と移動時間が短くすぐに着いてしまいますが、フェリーでは2時間。

海の景色を楽しみ、波の音を聞きながら、島に着いたらどんなことをしようかなと考えながら2時間、船内にある観光パンフレットを眺めながら期待に胸を膨らませます。
伊良部大橋の下をくぐる
2015年に開通した伊良部大橋の下をくぐります。
パンフレット
船内に置いてあるパンフレットは無料。
フラットな客室
座席のないフラットな客室は毛布が完備しているので寝て過ごすのもOK!
船内は清潔で快適
船内は清潔で快適な船旅が楽しめます。

ちなみにフェリーは宮古島の平良港より日曜日を除いて毎日出港しています。

フェリー代は往復で大人4,770円(片道2,510円)。
飛行機だとおおよそこの倍程の金額になるので、フェリーのほうが断然お得ということです!

毎日出港

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島での移動はレンタカーかバイクがオススメ

島の周囲は約15kmと小さな島ですが島内を移動するには交通手段が必要です。

そこでオススメなのがレンタカー。
私が借りた車は1日3,000円の軽自動車でした。

バイクだと1日2,500円と差がなかったので、雨が降った時のことなども考えてレンタカーにしました。

体力に自信のある人はレンタサイクルもあるのでぜひ。

ちなみに運転免許がない人でも安心してください!
多良間村が有償で運行しているバスがあります。
バス
港、空港、宿泊先などへ送ってくれます。

ちなみにタクシーはありません。

余談でこれは私の友人の話ですが、歩いていると車に乗った島の人が声をかけてくれて、行き先を伝えるとタダで送ってくれたそうです。
こんなことはまれだと思いますが、声をかけてもらえたらラッキーですね。

レンタルの料金は店によって異なります。
今回は参考として、私が利用したお店の料金を掲載しました。

島の魅力はなんと言っても自然!

私がこの島を好きな理由は何もないこと。
何もないので、することがないのがいいのです。
そうすると、おのずと体を休めることができます。

「多良間島での過ごし方をお教えします!」と言っておきながら…ですが、何もしないのがおすすめの過ごし方です!

海がすぐ近く

海がすぐ近くにあるので眺めながらのんびりするもよし。
もちろん泳ぐのもいいですね。

島のあらゆるところにビーチがあるので探してみるのも楽しいですよ。

そしてさらにオススメなのが海で眺める朝日と夕日です。
朝日
海が近いので、少し早起きするだけで朝日を見に行くことができます。

夕日を見に行く場合は太陽が沈む方向を目指して海に向かいます。
夕日
この日は運良く、石垣島の上に沈む夕日を眺めることができました。

滞在中、ビーチ巡りを楽しんだのですがとにかく感じたのが、まったく人がいないこと。
車も通らないので、とても静かで波の音しかしません。

とにかく人の気配がなさすぎて、怖くなったくらいでした。
でものんびりするなら、静かな場所で過ごすに越したことはないですからね。思いっきりリフレッシュできますよ!

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見て楽しむスポットもいろいろ

アクティブな過ごし方では、見て楽しむスポットがいくつかあるので、ご紹介します。

まずは島のあちこちに点在している御嶽(うたき)です。
御嶽とは沖縄で神を祀る聖所のことです。

その中でもオススメなのが塩川御嶽。
塩川御嶽
ここでは豊作感謝の祭りなどが執り行われています。
フクギ並木
御嶽へと続く参道には防風林として植えられたフクギ並木がありとても美しい景観を見ることができます。

続いては、島で最も高い場所から海を眺めることができる八重山遠見公園です。
八重山遠見公園
公園内にある展望台からは島や海、石垣島が一望できるのはもちろん、周囲には樹木が広がり、散策も楽しめます。

他にも多良間シュンカニの歌碑やウェーンマの別離の像など…。
歌碑や像
見て楽しめるスポットがありますが、ここで紹介したのはほんの一部です。

島の観光パンフレットにはもっと色々な名所や観光スポットが載っているので参考にしてください。

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食料確保は重要!

島には地元の方がされている民宿や村営の宿泊所があります。

ただ気をつけてほしいのが滞在中の食事です。
多良間島には飲食店があまりないため素泊まりの場合、食事に困る人が多いようです。

もし食事が付いていない場合はスーパーや商店があるので、そこで食材を調達することになります。
スーパー
が、輸送コストの問題で値段が割高だったり、品ぞろえがそれほど多くなかったりするので気をつけてください。

以上、私の多良間島での過ごし方をご紹介しましたが、ダイビングやすぐ隣にある水納島へのツアーを開催しているマリンショップもあるので利用してみるのもオススメです。
たのしい過ごし方
過ごし方は人それぞれだと思いますが、もし良かったら参考にしてみてくださいね。

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多良間島情報

多良間島は沖縄県宮古郡多良間村に属していて、多良間島と水納島が村域です。
読み方は「たらまそん」。沖縄県では村は「むら」ではなく「そん」と読みます。
[2024年現在の推定人口は約1,000人]

主要産業はサトウキビ栽培と子牛の繁殖です。
1月・2月・4月・6月・8月・10月は牛のセリがあり、多良間島からフェリーで運ぶため、フェリーの運行時間の変更があるので要注意です。

多良間島での金融機関はゆうちょ銀行が1店舗のみです。島内での買い物で現金は必須ですので、ゆうちょ銀行以外の銀行を使っている方は、多良間島に行く前に現金を用意しておきましょう。
多良間島への交通手段は飛行機とフェリーのみで、悪天候による欠航もあります。欠航で多良間島で余分に滞在しなければいけないケースもありますので、現金は多めに持っていたほうが安心です。

※こちらは、2016年1月15日公開の記事となります。更新日はページ上部にてご確認いただけます。
記事中の写真、価格は取材当時のものとなります。

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スマートポイント

  • フェリー代は片道で買うよりも往復で買った方が割安です。乗船券発行日より14日間有効なので、時間に余裕のある人は長めの滞在も可能です。
  • レンタカーやレンタバイクを運転する際、集落内は道が細く運転には注意が必要です。またサトウキビ畑から軽トラやヤギなどが急に飛び出してくる場合もあるので、スピードは出さず安全運転を心がけてください。
  • 夜出歩くことがあれば懐中電灯は必須です。外灯のない所は暗黒になるので必ず必要になります。でもそのような場所では満天の星空を見ることができるので、明かりを消して星空を堪能してください。

ライターのおすすめ

海の青さがとにかく濃く印象的でした。美しい島の風景を写真に撮って思い出に残そうと思うがままにシャッターを押していたら、枚数が900枚を超えていました。それほど人を虜にする魅力がこの島にあります。

ほりかわくみ

初めての訪問時に魅了され、そのまま宮古島に移住し十数年が経過。趣味の写真を活かし島の良さを最大限に伝える。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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