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観光観光

2016.02.29

[池間島]池間大橋を渡れば
夢と憧れはこの島の青に染まる

writer : 砂川葉子

宮古島と池間島をつなぐ、
1992年に開通した全長1425mの池間大橋。
宮古島にある三つの橋の中で
一番最初に開通したのが、この池間大橋です。
池間大橋
多くの旅行者やトライアスリートやダイバーが
この橋に、この島の海の色に
夢と憧れを抱いて、ここを目指します。
50年以上前、夢のまた夢といわれたこの橋は、
現実のものとなり、
池間大橋は渡るたびに違う青を見せてくれる、
夢のような橋となりました。

池間大橋を目指してドライブスタート!

宮古島の県道230号線をひたすら北に直進し、
狩俣の集落を過ぎた二股に差しかかると、
池間大橋が目に飛び込んできました。
県道230号線
海の青さと緩やかなカーブを描いた池間大橋のラインの美しさに
思わず見入ってしまいます。
電光掲示板には「ゆっくり渡ろう池間島」の文字。
はやる気持ちを抑えつつ、
あのブルーを目指して車を走らせます。
池間大橋のたもとには、小さな駐車場があります。
広がる海のグラデーション
そこからの見る海の色は、
さまざまなブルーが混じり重なり合い
広がる海のグラデーション。
そして、神の島と呼ばれる大神島。
いつまで見ていても見飽きることない美しさです。
反対側のたもとからは、西平安名崎を望みます。
西平安名崎
池間大橋を渡る前には、ぜひこのポイントにお立ち寄りください!

全長1425mの池間大橋を渡れば…

全長1425mの池間大橋の高欄は、
島の伝統工芸である宮古上布の絵柄をイメージして
星形が抜き取られています。
星形の向こうに見える海の青が連なる様は、
1枚の布のようでとてもきれいなのですが、
うちの軽自動車だと車中から海を望みにくいのがちょっと寂しい、かな。
車高が高い車なら問題ないはず、
とはいえ、やはりこの橋の向こうの池間島の旅に胸が膨らみます。
池間大橋の高欄
宮古島と繋がる池間大橋、来間大橋、伊良部大橋も
全日本トライアスロン大会宮古島のバイクのコースとなっています。
ここをバイクで颯爽と駆け抜ければ、
自分も海を渡る風になったかのような気分かもしれませんね。
池間大橋の先
そして、池間大橋の先、北東の方角にはダイバー憧れの場所、
八重干瀬(ヤビジ)という日本最大のサンゴ礁群が広がっています。

池間大橋ドライブインで池間大橋の歴史を感じる

橋を渡り切った先には、池間大橋ドライブイン。
ここでお食事やお買い物を楽しむだけではなく、
池間大橋の技術と歴史を感じてほしいと思います。
ブレキャストブロック
これは、ブレキャストブロックといわれる、
実際の池間大橋の構造支える本体部分です。
池間大橋はブレキャストブロック張り出し工法で施工され、
池間大橋の構造がわかる展示がブロック内部にしてあります。
が、残念ながら私には難解過ぎました。
ブロックの中に寝転がると。ひんやりとした感触が気持ち良く、
なかなかおもしろい写真がとれました。
眞栄城徳松氏の銅像
そのすぐ横にある銅像は、
池間大橋架橋実現のキーパーソンとなった眞栄城徳松氏です。
地元の方に池間大橋に関する話を聞くと
必ずこの「眞栄城徳松(まえしろとくまつ)」という名前が登場します。
眞栄城氏は、1963年第7代8代の平良市長となり、
池間大橋架橋に向けて尽力を尽くします。

夢のまた夢と言われた池間大橋

池間島出身の長嶺巌さん(64歳)が
今から50年以上前の話を聞かせてくれました。
当時、小学生だった巌少年は、
まだ平良市長に就任する前の徳松氏が島の公民館前で、
橋の模型を手にしながら熱弁を奮うのを耳にします。
海
「これは夢物語さ」とささやく大人もいる中、
巌少年は、このおじさんは本気だ、これは夢ではない、と感じたそうです。
この話は決して嘘ではない、必ず現実になると、
と強く思ったといいます。
そして、1986年に池間大橋の建設工事が始まり、
巌少年が徳松氏の話に胸をときめかせたあの日から約30年後、
1992年についに「夢のまた夢」と言われた池間大橋は完成します。
しかし残念なことに、徳松氏は完成を見ることなくこの世を去ります。

夢をつなぐ池間大橋

今では当たり前のように、この橋は洋上に横たわり、
人々は、毎日この橋を自由に行き来しています。
この今の光景を50年以上前に本気で夢に描いた一人の男との出会い。
少年だった巌氏が、本気で夢を語る大人に出会って、
それが実現へと向かう様を目の当たりにしていくことは、
大人になった巌少年の人生に少なからず影響を与えたのではないかと
私は感じました。
夢だ、夢のまた夢だといわれていることも、
明日には現実になるかもしれない、
それはきっと夢ではないと思うのです。
洋上に横たわる池間大橋
池間大橋架橋実現が、その後に続く
来間大橋、伊良部大橋の架橋へとつながっていきます。
池間大橋は、さまざまな恩恵をもたらし島の活性化を導いただけではなく、
何より多くの夢を生んだ橋なのです。
それはきっとこの橋が、
夢のまた夢だと言われた光景を
一番最初に描いて見せたからかもしれません。

スマートポイント

  • 池間島には、フナクスビーチやハート岩、池間湿原など多くの観光スポットがあります。ゆっくりと池間島観光しましょう。
  • 池間大橋ドライブインの海見来(かいみーる)は、サザエそばが名物。屋上のテラス席からは池間大橋も一望できます。
  • 池間島北東にある八重干瀬は、ダイバーの憧れのポイントで「幻の大陸」ともいわれています。

ライターのおすすめ

池間大橋のたもとからの海の色は、三つの橋の中で最もきれいだと感じました。ぜひ、池間ブルーを全身で感じてください。

砂川葉子

岐阜県出身、宮古島諸島のどこかの小さな島に在住。農業と民宿業、島興し業と並行してライター業にも携わる。

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