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観光観光

2016.06.21

[大神島]遠見台からの絶景
ここは神が宿る天空の島

writer : 砂川葉子

神々の島といわれる大神島。
この数年、少しずつ観光地化されてきてはいますが、古来より伝わる伝承が今もなお色濃く残されており、観光客が容易に立ち入ることが許されない場所も数多くあります。
もうすぐ上陸
そんな島の観光名所が、標高75mの山のてっぺんにある遠見台です。遠見台に立ち、その風に吹かれた時、確かにここが、神々が宿る特別な場所だと感じるはず。

ルート①島の原風景を感じながら遠見台を目指す!

島尻漁港から15分の船旅を経て到着した大神島。港から遠見台への道のりは二通りあります。
港正面の集落内を縫う坂道を行くルート①と港から右手方向に進み大神島多目的広場から階段を上るルート②です。
島の小路
まずは、おぷゆう食堂と旧大神小中学校跡地の間の坂道を行く、集落内を通るルート①を紹介します。
わりと急坂の静かな一本道は、集落を縫うように続きます。瓦屋根の民家、門にかけられた魔除け用のスイジ貝、
深井戸や貯水タンクなどその道から見える光景は、今ではすっかり見かけることもなくなり、人々の記憶から遠くなりつつあるものです。
坂道からの景色
それは、島の原風景といえるでしょう。島ならではののどかさを感じると同時に離島暮らしの苦労も感じられる光景です。
島の風景
素朴で温かく、静かで厳しい離島の暮らしに思いを馳せるようなその光景の一つひとつが、静かに胸に染み入ります。

ルート②大神島多目的広場から遠見台を目指す!

もう一つのルートは、大神島の東西に走る道を右手に進んだ先、大神島多目的広場の奥にある階段を上るルートです。
島の広場
階段の先は
階段の先は、豊かな自然を感じるのどかで見晴らしの良い道へ続きます。カーブを描く坂道を振り返ると、遠くに見える水平線と対岸の宮古島。
眺めのいいカーブ
急斜面に張り付くような小さな小さな畑は、防風林に守られ、島のいただきに抱かれ、自然を大切にし、ともに生きる人々暮らしの静かでたくましい息遣いが感じられます。
急斜面
ところで、大神島多目的広場前の海に点在する大小の岩は、カミカキㇲと呼ばれています。遠見台から下を見下ろした時には、カミカキㇲにもご注目くださいね。この大小の岩が弧を描いて並んでいるのに気づくはずです。
大小の岩

遠見台へ、木々のアーチをくぐり光こもれる階段を行く

集落内を抜けるルート①も多目的広場からのルート②も、どちらのルートも、堀り井戸と案内板がある広場にたどり着きます。
井戸の広場
遠見台は、さらにこの奥です。ハイビスカスの垣根が続く細い道をさらに進んでいくと、こんもりとした木々に囲まれた階段が現れます。
ハイビスカス
ジャングル
木製の階段はつづら折れに上へ上へと続き、亜熱帯特有の木々がトンネルを作り、木陰を作ってくれています。
息切れしながら見上げた木々の美しさや木洩れ日の美しさにはっとさせられます。
木漏れ日
「どうぞ休み休み、ゆっくりとお行きなさい」どこからかそんな言葉が聞こえてくるような、遠見台への道のりは、天空に向かっているのに、島の深いところに降りていくような、そんな神聖な気分にさせられます。
素晴らしい眺め
階段を昇りつめるうちに、遠くに水平線を見渡せる場所に至れば、遠見台まであと少しです。

遠見台からの絶景、ここは天空の島

さあ、大神島のてっぺん、遠見台にいよいよ到着です。
遠見台
陰から陽に転じたように、急に広がる世界の鮮烈な美しさは圧倒的で、展望台から広がる360度の大パノラマは正に絶景です。深いグリーンに包まれた島の稜線、島を取り囲むどこまでも広がる海の青のグラデーション、対岸の宮古島は、遠く池間大橋と池間島まで見渡せます。
絶景
大神島のもうひとつの観光名所であるノッチのシルエットと、カミカキスの大小の岩が描く半円、あまりにも不思議過ぎるこの光景とここを吹き抜ける風の清らかさに、確かにこの島に宿る神々を感じずにはいられません。
マリンブルー
風の音しかしない遠見台は、孤独で雄大です。まるで世界の中心に自分が立っているかのような、同時に恐れ多さをも感じるような不思議な気持ちにさせられます。
これがまさに神々の島・大神島、遠見台は天空の島のようです。

大神島・遠見台観光にあたっての注意点

最後に注意点としては、遠見台に行くまでの道中のわきに入るような小道は御嶽などに繋がっている場合が多いので、立ち入らないようにしましょう。また、旧暦の7月から12月まで、5回にわたって行われるウヤガンという神事がある時は、遠見台には地元の人でさえ立ち入り禁止になります。この時期に来島するなら、事前に大神島観光協会や自治会などに確認することをおすすめします。
また、大神島では石には神様がいると考えられているため、登ったり、石を島から持ち帰るようなことは決してしないでください。
島からの眺め
そして、水分補給と虫除け対策は必須です。道中は、自動販売機やお土産屋さんなどはなく、遠見台への階段は、特に夏場は虫や蚊が多いので、どちらも抜かりなくご準備をお願いしますね!
準備万端でルールを守って、遠見台への道を楽しんでくださいね!

スマートポイント

  • 大神島には、宮古島の島尻漁港より船で15分です。大神島はあまり観光地化されておらず、食事ができる場所は1か所だけです。また、観光するには独特のルールがあることを心にとどめておいてください
  • 大神島の観光地として外せないのは遠見台です。遠見台へのルートは、集落内を抜ける坂道と、大神島多目的広場の階段からのルートがあります。海の浸食によって削られた岩が独特な世界を作り出すノッチも見所です。
  • 遠見台へは、のんびり歩いて片道20分ほどの道のりです。途中トイレはないので、港か大神島多目的広場ですましておきましょう。また、水分補給などの準備もしっかりしておきましょう。

ライターのおすすめ

大神島は美しい島です。雑草一つない、よく手入れされた畑とこの地での畑仕事を思うと、頭が下がる思いでした。そして、遠見台の風はまるですべての雑念を払うかのように吹き抜けていきます。

砂川葉子

岐阜県出身、宮古島諸島のどこかの小さな島に在住。農業と民宿業、島興し業と並行してライター業にも携わる。

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